- 塾と家庭教師はどっちが安いの?
- 塾と家庭教師の違いはなにがある?
- 塾と家庭教師のどっちが評判が良い?
こういった疑問に答えます。
「定期テストの成績がやばかった…」「授業の遅れを取り戻したい…」「そろそろ受験対策を本格的に始めなきゃ…」と学力アップを目指す子にとって、塾や家庭教師は欠かせない存在です。
ただ、塾と家庭教師には共通点が多すぎて、どっちがいいのかを迷っちゃいます。「料金面」はもちろん、「先生の質」「成績の伸び率」などを含めて、冷静に比較したいところ。せっかく同等のお金を払うからには、コスパの良い授業を受けたいですよね
そこで本記事では、「学習塾」vs「家庭教師」の違いを徹底比較します。
効率的に成績アップをしたい中高生と保護者は必見です。
読み飛ばしリスト
塾と家庭教師はどっちが安い?
結論から言うと、「個別指導塾」と「家庭教師」の料金相場はほぼ同じです。
地域/学年/先生の指導経験/指導内容によって多少異なるものの、塾・家庭教師ともに月謝は2〜3万円程度から始められます。
「塾」の料金相場
授業料 | 3,000円/時間 |
---|---|
入塾金(入会金) | 2万円 |
教材費(テキスト代) | (塾によって大きく異なる) |
季節講習費・補講費 (夏期講習/冬期講習/テスト前) | (塾によって大きく異なる) |
模試・テスト代 | 5,000円/回 |
諸経費(施設利用料/管理費) | 3,000円/月 |
塾のスタイルは3つに大別されます。1ヶ月のトータル費用(月謝)の目安は、以下の通り。
上記の3つには良し悪しがあるため、あなたの状況に合わせて選びましょう。
10〜20名程度で授業を行う集団塾の場合、授業料が比較的安い傾向があります。「料金面」だけを重視するなら集団塾一択でしょう。
ただし、当ブログでは「個別指導塾がおすすめ」だと一貫して主張しています。集団授業と比べて割高ではあるものの、確実に成績アップできるなどのメリットがあります。本当の意味でコスパが良いのは個別指導塾だと断言します。「個別指導塾」vs「集団塾」の詳細は、集団塾から個別に変えたら成績UPをご覧ください。
「家庭教師」の料金相場
授業料 | 3,000円/時間 |
---|---|
入会金(保証金) | 2万円 |
教材費(テキスト代) | (塾によって大きく異なる) |
交通費 | 500円/回 |
諸経費(サポート費/管理費) | 3,000円/月 |
ホームページには掲載されていない「高額教材」による裁判がたびたび起きているので要注意。安さに目がくらんで、個人契約するとトラブルに巻き込まれる可能性があります。
安心して利用するためにも、「トータル料金はいくらか?」「追加料金はどんな時に発生するか?」を入会前にちゃんと確認しましょう。
塾と家庭教師はどっちがいい?
「塾」vs「家庭教師」で迷っている方は、以下をヒントにしてください。
あなたの状況に合わせて、最適な学習スタイルを選びましょう。
- 「不登校」:家庭教師orオンライン塾
- 「発達障害/ADHD」:家庭教師
- 「受験対策」:個別指導塾
- 「極度の人見知り」:家庭教師or個別指導塾
- 「定期テスト対策」:個別指導塾
- 「学習習慣の定着」:個別指導塾
- 「学校の授業の遅れを取り戻す」:個別指導塾
- 「とにかく安いところがいい」:オンライン塾
- 「ハイレベルな授業を受けたい」:個別指導塾(プロ講師)
「授業料をできるだけ節約したい」とお考えなら、「オンライン塾」や「オンライン家庭教師」がピッタリかもしれません。自宅にいながらパソコンやタブレットを使ってオンライン授業を行うので、塾や家庭教師よりも格安です。
ご家庭の都合もあると思いますが、「子どものやる気が最も出るであろう環境」を選ぶことをおすすめします。
塾と家庭教師の違い
塾と家庭教師における、大きな違いは5つあります。Yahoo!知恵袋より詳細に解説します。
違い①:「講習」
- 塾:「夏期講習」「冬期講習」が用意されている
- 家庭教師:長期休みでもいつも通りの授業が行われる
「夏期講習」「冬期講習」「春期講習」が行われるのは学習塾のみです。長期連休のタイミングで講習が開かれます。
受験生にとって長期休みで差が出るため、本気で成績アップを狙うなら講習を受けるべきです。ただし、「講習費用」が追加でかかる点をお忘れなく。
違い②:「自習室」
- 塾:「自習室」が完備されているケースが多い
- 家庭教師:「自習室」は一切ない
「勉強習慣を身につける」「勉強時間を増やす」ためには、自習室が必要不可欠です。成績が伸びなくて困っている子のほとんどが「勉強不足」なのは言うまでもありません。
授業がない日でも部活後・学校後に自習室に通う習慣がつけば、勉強時間が圧倒的に増えるでしょう。
違い③:「入試情報」
- 塾:「進路指導」「受験の最新情報」などが充実
- 家庭教師:「大学生の先生」に軽く相談できる程度
高校入試・大学入試に向けた勉強なら、学習塾一択です。
あくまでも家庭教師の役割は「成績を伸ばす」ではなく「勉強嫌いのフォロー」なのが実態。ほとんどの家庭教師で「受験対策」するのは難しいのではないでしょうか。正直、受験対策ができる家庭教師は「メガスタ」くらいしか思いつきません。
違い④:「先生の質」
- 塾:先生のハズレ率はかなり低い
- 家庭教師:先生の当たりハズレが激しい
塾の先生の中に「やばい先生」はほとんどいません。クセが強い先生は一定数いるものの、99%の先生はモチベーション高く指導してくれます。(塾長などの視線があるので先生もいい緊張感アリ)
一方で、家庭教師の場合、「やる気がない先生」が意外と多いのをご存知でしょうか。最初の1〜2ヶ月はていねいに指導してくれてたとしも、3ヶ月を過ぎたあたりからテキトーな指導になることも…。残念ながら、「授業中なのに先生がスマホをイジっている」といった悪評をたびたび見かけます。
違い⑤:「保護者の負担」
- 塾:「送迎」が必要な場合も
- 家庭教師:「家の掃除/お出迎え」が必要
親視点では、塾と家庭教師で大きな違いがあります。
「小学生」もしくは「女子生徒」のお子さんがいる場合、塾まで送り迎えが必要なケースがあります。治安が悪い/夜道が危ないなら車などで送迎してあげたほうが良いでしょう。実際のところ、小学生くらいしか送迎していませんが…。
一方で、家庭教師の場合は自宅に来るので送迎は不要です。ただ、「部屋をきれいにする」「授業中は静かにする」などの配慮がいります。さらに交通費も払わなくてはいけません。
「保護者の負担」という視点で考えるなら、塾のほうがラクだと言えます。
「安さ重視」で選ぶのは絶対にやめよう
「とにかく授業料を抑えたい…」
価格重視で選ぶと、ほぼ間違いなく後悔しちゃいます。
格安な塾/家庭教師をおすすめしない理由は、先生の質が悪いからです。料金が安い塾/家庭教師ほど、先生のハズレ率が格段に高まってしまいます。
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授業料が安い
↓
先生の給料が安い
↓
優秀な先生を雇えない
↓
他社に採用されなかった「微妙な先生」を採用する
↓
あなたの担当が「微妙な先生」になる
↓
成績やモチベーションが上がらない
↓
授業料は安いのに、効果は出ない…
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こんな負のスパイラルに陥るリスクは絶対に避けたいですよね。
「安い塾は危険」と言っているのではありません。相場より安くても本当におすすめできる塾/家庭教師はたくさんあります。「安さ」を最優先して塾/家庭教師を選ぶのが危険なのです。
本当の意味でコスパが良い塾/家庭教師は、この記事で紹介した通りです。
「塾と家庭教師はどっちがいい?」←迷ったら個別指導塾がおすすめ
「塾と家庭教師って、結局どっちがいいの?」と決断できないなら、個別指導塾がおすすめです。
ほとんどの小中高生にとって個別指導塾がピッタリな理由は3つあります。
- 理由①:集団塾→授業を受けただけで満足してしまう。家庭教師→先生のハズレ率が高い
- 理由②:「間違った問題」を理解できるまで教えてくれるから、ゆっくりだけど着実に成績UPできる
- 理由③:授業がない日でも「自習室」に通うことで、勉強時間が格段に増える
どんなに評判の良い個別指導塾でも「微妙な先生」が担任になるリスクがあります。だからこそ、先生の交代がOKな個別指導塾を選ぶべきです。相性ぴったりな先生に出会えさすれば、家庭教師より格段にコスパが良いでしょう。
本当にコスパが良い勉強法は、「中学生の勉強法」「高校生の勉強法」でくわしく解説しました。節約しながらも、偏差値や内申点がぐんぐん伸びます。
まずは、塾・家庭教師を問わずに「3社以上」の体験授業を受けてみましょう。実際にあなたの目で厳しくチェックすることで、各社のメリット・デメリットを冷静に比較できます。「ここなら頑張れそう!」とやる気が入った塾/家庭教師に入会するのが、失敗しない選び方のコツです。