- 家で勉強できないのは甘え?
- 家で勉強できない理由と解決策は?
- やる気&集中力が続かないのは病気?
こういった疑問に答えます。
定期テスト対策や受験に向けて自宅学習の必要性を感じ始めた中高生にとって、「家だと勉強できない」のは致命的です。学校以外で勉強習慣がないと、授業に遅れるだけではなく、入試でも苦労してしまいます。大学生や社会人になってからも苦労するでしょう。
「今日は勉強をがんばるぞ!」と気合いが入っている日ですら、集中力がすぐに切れたり、三日坊主になってしまいます。勉強時間が足りないことが原因で「不合格」になることだけは避けたいところ。「家でもっと勉強できていれば…」と絶対に後悔したくないですよね。
そこで本記事では、家で勉強できない理由+解決策を徹底解説します。
集中力が長続きしない中高生と保護者は必見です。この記事で紹介する「3つの解決策」を実践するだけで、驚くほどに成績アップできるはずです。
読み飛ばしリスト
家で勉強できないのは甘え?【中学生/高校生】
結論から言うと、家で勉強できないのは甘えではありません。
なぜなら、自宅学習ができないのは「甘え」という精神的な弱さではなく、環境や仕組みのせいだからです。あなたが陥っている可能性が高い家で勉強できない原因5つは後述しました。
仮に「甘え」だとしても、この記事を読んでいる時点で「改善する意識(=向上心)」があるので、「うまくいく思考」を持っていると言えます。きっと大丈夫です。
家で勉強できないときの解決策3選を実践するだけで、「勉強したくなる環境」を作り出せます。
家で勉強できない原因5つ
自宅学習が続かない・集中できない根本的な理由を解説します。「甘え」ではなく、以下が原因でしょう。
原因①:雑音が気になる
家で勉強できないのは、あなたのご自宅が騒がしいからかもしれません。
家族の話し声・兄弟喧嘩・テレビの音・料理の音など。ちょっとした雑音だとしても、勉強の妨げになってしまいます。事実、騒音が集中力低下につながることは様々な研究で証明されています。
あなたの学習環境は、「無音」でしょうか?
原因②:自分の部屋がない
家で勉強できないのは、勉強スペースに誰かがいる状態だからかもしれません。
参考書やノートに向き合っているのに、目の前で誰かが動くと集中力が途切れてしまいます。
あなたの学習環境は、「完全個室」でしょうか?
原因③:部活やバイトが忙しい
家で勉強できないのは、部活やアルバイトのせいで勉強時間を確保できていないからかもしれません。
中学生になると部活や習い事で忙しくなり、高校生になるとアルバイトや恋愛で両立が難しくなります。
いくら学習意欲があったとしても、部活やバイトで疲れた状態だと勉強に集中できないですよね。
部活やバイトとの両立のコツは、以下の記事で解説しました。
原因④:誘惑に負けてしまう
家で勉強できないのは、あなたの自宅に誘惑がたくさんあるからかもしれません。
テレビ・ゲーム・スマホ・睡魔など、勉強よりも魅力的な誘惑に負けているのではないでしょうか。
どんなにやる気があったとしても、欲望に勝ち続けるのは至難の業です。
原因⑤:勉強内容がわからない
家で勉強できないのは、わからない問題があったときに相談できる相手がいないからかもしれません。
個別指導塾のように「いつでも相談できる相手」がいないと、つまずいた際に挫折しがちです。
問題集の解説や参考書を見て自力で理解できるのがベストではあるものの、どうしてもわからない問題があったら質問できる環境に身を置くことも大切ではないでしょうか。
家で勉強できないときの解決策3選
中学生と高校生に向けて、家で勉強できないときの具体的な解決策をご紹介します。
解決策①:「自習室」「カフェ」等の勉強スペースを使い分ける
あなたの自宅が「集中しにくい環境」なら、自宅以外にも勉強スペースを確保すべきです。
最低でも2つ以上の勉強スペースを持つことをおすすめします。
なぜなら、集中力が切れたときに場所を移動するだけで「気分転換」になるからです。自宅で勉強して飽きた/集中力が切れたら、「カフェ」「塾の自習室」「図書館」などに移動するイメージです。
▼たとえば
1時間勉強@自宅
↓
移動
↓
1時間勉強@塾の自習室
↓
移動
↓
1時間勉強@図書館
わざわざ移動時間を作ることで、「気分転換」になるだけでなく、「眠気がスッキリ」する効果も期待できます。ずーっと座りっぱなしだとどうしても眠くなっちゃいますよね。
本当に集中できる「自習室」の選び方は後述しました。塾の自習室は「やらざるを得ない雰囲気」なのでめちゃくちゃくおすすめです。
解決策②:「既存の習慣」とセット→スキマ時間を活用する
「自宅での勉強が苦手」なだけでなく、「そもそも勉強習慣がない」なら、既存の習慣とセットにする裏技を試してはいかがでしょうか。
あなたが自然に毎日行っている行動(習慣)に「勉強」をセットにする考え方です。(イケてるビジネスマンや超優秀な学生が実践している手法!)
▼たとえば
Before:「電車に乗る」
After: 「電車に乗る」+「英単語帳を開く」
▼たとえば
Before:「歯磨き」
After: 「歯磨き」+「1ページだけ問題集を解く」
このように既存の習慣と勉強をセットにすることで、勉強するのが当たり前の状況を作り出せます。最初の1週間はちょっと大変ですが、2週間ほど継続できれば、勉強時間を大幅に確保できるでしょう。
バイトと勉強を両立させる3つのコツとしても紹介しました。スキマ時間をうまく活用してください。
解決策③:塾で「宿題」を大量に出してもらう
勉強時間を増やす最も確実な方法は、「宿題」をたっぷり出してもらうことです。
人間は「緊急」かつ「重要」なものを優先的に進める傾向があります。「7つの習慣」という世界的に有名な著書でも紹介されている時間管理法です。
「いつまでにやらないといけない」かつ「サボるわけにはいかない」状態を作ると、自習が苦手な子でも勉強するようになります。多くの子は塾で出された宿題くらいはやりますよね。
▼たとえば
宿題をたくさん出してもらう@個別指導塾
↓
宿題を大量にやる@自宅など
↓
ていねいに解説してもらう@個別指導塾
上記のループなら、たくさんの勉強時間を確保しつつ、わからない問題を着実に理解でき、結果的に成績アップにつながります。
本当に集中できる「自習室」の選び方とは?
自宅で勉強するのが苦手な中高生は、塾の「自習室」をうまく活用すべきだと解説してきました。
ただ、「集中しにくい自習室」だと意味がありません。塾によっては騒がしくて気が散ることも…。
あなたにとって最高の自習室を選ぶコツは、実際に3社の自習室を見比べることです。教室によって自習室の雰囲気や騒がしさが大きく異なるので、あなたの目で確認すれば塾選びで失敗しないでしょう。
「この自習室なら本当に集中できるのか?勉強したくなるか?」を厳しくチェックした上で、1番頑張れそうな塾に入るのが賢い選び方です。
自習スペースの雰囲気が良いと評判の塾は「個別教室のトライ」や「森塾」が有力候補です。大学受験予定の高校生なら「東進」の自習室がピッタリでしょう。
自習室選びのコツは、以下の記事で解説しました。
「家で勉強できない」←放置するのは完全に甘えです
家で勉強できないのは甘えではないと解説してきました。
たとえ自宅学習が苦手だとしても、以下を実践すればほぼ確実に克服できます。
- 解決策①:「自習室」「カフェ」等の勉強スペースを使い分ける
- 解決策②:「既存の習慣」とセット→スキマ時間を活用する
- 解決策③:塾で「宿題」を大量に出してもらう
ただ、上記の解決策をやらずに放置したままだと、人生が詰むかもしれません。本当にやばいです…。
受験で失敗しないためにも、「勉強せざるを得ない環境」を作ることから始めましょう。