- 高校生は塾に行くべきか?
- 高校生は塾にいつから必要?
- 大学受験に強いおすすめの塾は?
こういった疑問に答えます。
高校に進学して1番の悩みが、大学受験を視野に入れた勉強法ではないでしょうか。Yahoo!知恵袋やSNSでは、「塾は必要ない。独学でも志望校に合格できる」という楽観的な意見もチラホラ。塾や予備校の必要性の賛否が分かれています。
ただ、大学入試直前に「もっと早く塾に行っておけばよかった…」と後悔するのだけは避けたいところ。不合格通知が届いて、「浪人」に追い込まれるリスクをゼロにしたいですよね。
そこで本記事では、「大学受験に向けて高校生は塾に行くべきか?」を徹底解説します。
大学入試で手遅れになりたくない受験生は必見です。
高校生は塾に行くべきか?
結論から言うと、高校1年生は推奨、高校3年生・高校2年生は必須です。
「共通テスト」「二次試験/個別試験」などの筆記テストを受ける予定なら、塾に通うのは当然だと言えます。
高校3年生はもちろん、高校1年生・高校2年生にも通塾が必要な理由は3つあります。
高校生が塾に行くメリット
- 理由①:「参考書の解説」を読んで理解できなかった問題をフォローしてもらえる
- 理由②:「自習室」に通うことで、サボりやすい性格の子でも「勉強時間」が劇的に高まる
- 理由③:勉強意欲が高い同級生がたくさんいる環境に身を置くことで、モチベーションが高まる
大学受験の合格に必須である「勉強の質」「勉強の量」「モチベーション向上」を一気に改善できるはずです。
事実として、高校生のうち塾に行ってる割合は60%以上であり、難関大学の合格には必須だと言われています。
ただし、「定期テスト対策」「推薦入試対策」が目的なら、独学でも対応できるかもしれません。
一方で、あなたがワンランク上の志望校に合格したいなら、学習塾/予備校を前向きに検討してはいかがでしょうか。
これだけは注意!
塾は必要ですが、塾の授業をメインに受験勉強するのはコスパが悪いかもしれません。「独学メイン」+「わからない問題を個別指導塾でフォローしてもらう」のが賢い使い方です。早慶上理・地方国公立・GMARCH・関関同立レベルなら、「参考書ルート」通りに進めてください。
塾がいらない高校生の特徴5選
「塾に行くべき高校生」「塾がいらない高校生」の特徴をご紹介します。
塾に行くべき高校生
以下のどれか1つにでも当てはまる高校生は、入塾すべきです。
第一志望校が決まっている子
第一志望校がほぼ決まっている高校生は、学習塾に行くべきです。
なぜなら、合格率を1%でも高めるチャンスがあるからです。
ほとんどの塾では「第一志望校の傾向と対策」に基づいた受験対策をバッチリしてくれるので、独学よりも圧倒的に合格率が高まります。
「塾に入っていたら、合格していたかも…」と不合格になってから後悔しないためにも、塾に入るべきだと言えるでしょう。
「独学」だと受験に不安がある子
「独学」のやり方がわかない/自信がない高校生は、学習塾に行くべきです。
なぜなら、「独学」より「塾」のほうが効率的に偏差値アップを狙えるからです。
「自分としては効率的だと思っていたのに、実は致命的なほど間違った勉強方法をやっていた」ことで、不合格になってしまった子は驚くほどたくさんいます。不合格通知が届いてから後悔しないためにも、勉強法をプロから教えてもらうのが賢明でしょう。
ワンランク上の大学に合格したい子
いまの偏差値よりもワンランク上の大学を目指す高校生は、学習塾に行くべきです。
なぜなら、独学での偏差値アップは想像以上にかなり難しいからです。
想像してみてください。「塾でプロと一緒にガッツリ勉強している子」と「独学で勉強している子」のどちらが、受験直前に成績がぐーんと伸びると思いますか?言うまでもなく、塾を活用している子のほうが、偏差値アップを目指せますよね。
独学だとやみくもに勉強時間が増えるだけで、点数アップに繋がらないケースが目立ちます。
一方で、「生徒を第一志望校に合格させる」のが塾の仕事であり、先生自身の評価(=給料)に直結するため、本気であなたを応援してくれます。
偏差値をさらに上げたいなら入塾すべきだと言えるでしょう。
「総合型選抜」「学校推薦型選抜」で確実に合格したい子
「総合型選抜」「学校推薦型選抜」での大学受験を検討している高校生は、学習塾に行くべきです。
なぜなら、自力で対策は現実的にむずかしいからです。
極端な話、「一般選抜(大学入学共通テスト/一般選抜試験)」なら独学で勉強してもなんとかなります。優秀な参考書やYouTube動画を活用すれば、ある程度は偏差値アップは見込めますよね。
一方、「総合型選抜」「学校推薦型選抜」の信頼できる情報はネット上では見つけられません。よほどの内申点(定期テスト)が良くない限りは、塾に通って攻略法を教えてもらうのが無難でしょう。
友達と切磋琢磨して、勉強のモチベーションを高めたい子
勉強をサボりがちな高校生は、学習塾に行くべきです。
なぜなら、友達(ライバル)が勉強している姿を横で見れることで「自分もやらなきゃ!」とモチベーションを半強制的にキープできるからです。
一人でコツコツ勉強しようと思っても、誘惑に負けて三日坊主になってしまうのが現実でしょう。最初は意気込んで勉強を頑張っていたものの、受験シーズンまでやる気をキープするのはむずかしいのではないでしょうか?
「集団授業」なら友達と点数を比較されて頑張らざるを得ないですし、「個別指導」なら友達がコツコツ頑張っている姿に刺激を受けます。
「継続力」に自信がないなら塾に行くべきと言えます。
塾がいらない高校生
以下に当てはまる高校生は、入塾する必要はないでしょう。
大学受験をしない子
大学受験を一切しない高校生は、学習塾に行かなくても問題ないでしょう。
なぜなら、塾は大学受験対策のために存在するケースがほとんどだからです。
もちろん学校の授業の遅れを取り戻すのが目的で入塾される子もたくさんいます。
しかしながら、大学受験をしないならわざわざ高額な授業料を払わなくても、YouTubeや参考書で十分だと言えます。
「独学」に自信がある子
独学でも偏差値を大幅アップする自信がある高校生は、学習塾に行かなくても問題ないでしょう。
なぜなら、「成績アップ/志望校合格」がゴールであり、塾に行くのがゴールではないからです。いくら高い授業料を払って人気な学習塾に行っても、「成績アップ/志望校合格」などの目的を達成しなかったら意味がないですよね。
もしあなたが、すべて独学で「理想の目的」を達成できるなら、塾に行く必要はないでしょう。
勉強の計画を設計できる子
目標から逆算したスケジュールを立てて、実行する確信がある高校生は、学習塾に行かなくても問題ないでしょう。
なぜなら、塾の存在意義は「目標から逆算して、コツコツ勉強できる仕組み作り」だからです。
つまり、先生に言われなくても自力で成績アップ/志望校合格できそうな人なら、わざわざ高いお金を払って塾に行く必要はないと言えます。
いまの偏差値より格下の大学が第一志望な子
偏差値的にカンタンに合格できるであろう大学が第一志望校の高校生は、学習塾に行かなくても問題ないでしょう。
なぜなら、ある程度現状維持できれば第一志望校に合格できるからです。よほどサボらなければ、偏差値がガクッと落ちることもありません。
ただ、塾をうまく活用している子は、受験シーズン直前で大幅に偏差値アップする傾向にあるため、油断は禁物。確実に第一志望校に合格したいなら、塾も視野に入れても良いかもしれません。
志望校合格までモチベーションを維持できる子
モチベーション高く勉強し続けられる高校生は、学習塾に行かなくても問題ないでしょう。
なぜなら、独学だけでも継続力さえあれば成績アップ/志望校合格の達成は難しくないからです。本屋さんに行けば有益な教材がありますし、YouTubeやスタディサプリなどの動画教材も充実していますよね。
3日坊主にならずに受験が終わるまでずーっと集中力を維持できるなら、塾は必要ないと言えます。
高校生はいつから塾に行くべき?
学習塾/予備校の通い始めるベストタイミングを解説します。
「国公立」を目指すなら、高校1年生から
国公立大学が第一志望校の場合、高1の春から塾に通いましょう。
なぜなら、文系と理系の双方の勉強時間が必要だからです。多くの国公立大学入試では5教科7科目を勉強しなくてはいけないため、高1の段階から少しずつ勉強しないと手遅れになってしまいます。
文系:「外国語」「国語」「地歴・公民から2科目」「数学2科目」「理科1科目」
理系:「外国語」「国語」「地歴・公民から1科目」「数学2科目」「理科2科目」
難関国公立大学の合格ラインに必要な勉強時間は、3年間で3,000時間と言われています。高1から学習習慣がないと物理的に到達不可に…。
独学+塾を併用しつつ、高1・高2で「基礎固め」を完璧に仕上げてください。
「難関私立」を目指すなら、高校1年生から
難関私立(早慶上理/GMARCH/関関同立など)が第一志望校の場合、高1から塾に通いましょう。
なぜなら、高2までに基礎固めを完璧にする必要があるからです。高1からコツコツ勉強しないと、高2の冬になってから焦ってしまいます。
「できれば早慶上理を狙いたい」と考えている高校生は、今すぐ勉強を開始してください。ライバルは高1の春から動き出しています。
「中堅私立」を目指すなら、高校2年生から
中堅私立(日東駒専レベル)が第一志望校の場合、高2から塾に通いましょう。
なぜなら、高校3年生になる前に「1日2時間勉強する」のが当たり前にしないと受験で苦労するからです。
高2のうちに「学習習慣」を身につければ偏差値55は突破可能です。逆に言うと、部活やバイトが忙しいからと勉強をサボっていると、日東駒専ですら落ちてしまいます。
「勉強はそれほど苦手ではないが、自宅であまり勉強できていない子」にとって、塾の自習室は救世主と言えます。学校や部活後に自習室へ通う習慣を身につけましょう。
「部活」「バイト」で忙しいなら、高校1年生から
部活やバイトの影響で勉強と両立できていない場合、高1から塾に通いましょう。
今すぐ通うべき理由は、「勉強しないのが当たり前」という悪習慣から脱却する必要があるからです。早い段階から学習習慣を身につけないと、偏差値50レベルの大学にすら合格できないかもしれません。
塾に通うことで「勉強しなきゃいけない状況」に身を置けるので、眠気やモチベーションに左右されずに、勉強時間を確保できます。
「自習が大好き」なら、高校3年生から
自習が得意&独学でも成績が伸びている場合、高3から塾に通えば間に合います。
「参考書ルート」を活用すれば、独学だけでも合格ラインに到達可能です。優良な参考書には大手予備校と同じクオリティの内容が詰まっています。
ただ、いくら神教材だとしても「解説を読んでもあやふやな問題」があるはずです。困ったらいつでも質問できる環境に身を置くためにも、高3から個別指導塾を活用すべきでしょう。
学習塾・予備校のよくある質問
通塾を検討している大学受験生からよく質問される内容をまとめました。
高校生の何割が塾に通っている?
高校生の通塾率は60〜70%程度だと言われています。
学習塾を一切利用せずに大学受験した高校生は「60%程度」です。大学受験で塾なしの割合【国公立&難関大学に独学はきつい】でくわしく解説しました。
経済的な理由で通塾が難しい場合は、以下を参考にしてください。
「高校1年生」も塾に行くべき?
偏差値60〜75の大学を目指す高校1年生なら、今すぐ塾に行くべきです。
難関大学/国公立大学を志望している子は、高校1年の時点でコツコツと勉強し始めています。
高1が今すぐ実践すべき勉強のコツは、高1から本気で勉強すれば、難関大学や国公立に合格できる?で解説しました。
「高校2年生」も塾に行くべき?
偏差値55〜75の大学を目指す高校2年生なら、今すぐ塾に行くべきです。
高校2年生になると「1日2時間以上」の家庭学習が必須になります。塾を利用せずに自宅で1日2〜3時間も勉強し続けるのはむずかしいのはではないでしょうか?
だからこそ、「勉強せざるを得ない状況」を作るためにも、学習塾・家庭教師を利用すべきです。
高2が今すぐ実践しないとやばい勉強の極意は、高2冬から受験勉強は遅い?12月でも間に合う?で解説しました。
「中高一貫校生」も塾に行くべき?
大学受験を検討しているなら、今すぐ塾に行くべきです。
中高一貫校生は、「高校受験」を経験していないから中だるみをしがちですよね。正直な話、中高一貫校生以外の同世代と比べると、学力面で大きく負けていることが想像できます。
受験シーズン直前になって勉強を開始しても手遅れかもしれません。すくなくとも難関大学の合格はむずかしいでしょう。
中高一貫校生向けの塾「個別指導塾WAYS」を中心に、通塾を検討してみましょう。
塾選びで失敗しないコツや注意点は?
個別指導塾の選び方は、【料金比較】個別指導塾おすすめ5選【授業料が安い】の記事で解説しました。3ステップ通りに実践すれば、相性ピッタリの先生が見つかります。
「個別」vs「集団」はどっちが良いの?
個別指導塾と集団塾の向き不向きの見極め方は、【適性診断テスト7問】個別と集団どちらがいいか?をご覧ください。メリット・デメリットも解説しました。
「いつから塾に行こうかな…?」と迷ったときが、ベストタイミング
「高校生は塾に行くべきか?」と少しでも迷っているなら、絶対に行くべきでしょう。迷っている時点で、あなたは「塾の必要性」を感じているからです。
もしあなたが、次の1つでも当てはまるなら、塾に行くべきです。
塾に行くべき高校生
- 第一志望校が決まっている子
- 「独学」だと受験に不安がある子
- ワンランク上の大学に合格したい子
- 「総合型選抜」「学校推薦型選抜」で確実に合格したい子
- 友達と切磋琢磨して、勉強のモチベーションを高めたい子
高校生活はアッという間に過ぎていきます。「塾はまだいいや…」と後回しにしていたら、気づいた時には受験シーズンになって慌ててしまうかもしれません。
「不合格通知」が届いてから絶望したくないなら、スピード感重視で行動することが大切でしょう。
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