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高3の7月から受験勉強は遅い?夏休みから塾でも間に合わない?

  • 高3夏から受験勉強しても手遅れ?
  • 夏休みから通塾しても間に合わない?
  • 高3の7月にどんな勉強をすべきなの?

こういった疑問に答えます。

大学入試が差し迫った高校3年生にとって、「そろそろ塾に行かないとヤバイかも…」と不安になっちゃいます。高3の夏休み前まで部活やバイトばかりで勉強をサボっていた子にとってはピンチかもしれません。

高3の夏休み前から本気モードにならないと志望校合格するのは難しいかもと感じつつも、やる気がない子が多いのが現状でしょう。ただ、大学受験に失敗してFラン大学や浪人になるのは避けたいところ。

そこで本記事では、高校3年生が「夏」にやるべきことを徹底解説します。

合格率UPに直結するおすすめの学習塾/予備校もご紹介しますので、受験勉強に不安がある方は必見です。

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高3の7月から塾で受験勉強しても遅い?間に合わない?

高3の7月から塾で受験勉強しても遅い?間に合わない?

結論から言うと、高校3年生から塾に通うのは「遅い」と言わざるを得ません。

大学受験のライバルは高1からすでに通塾しています。高校生の通塾率で解説した通り、難関大学や国公立大学を目指す子は、高校生に入学したらすぐに塾に通い始めています。

ただ、安心してください。通い始めるタイミングが遅いだけであって、手遅れではありません。

高野智弘
完全に遅れがちではあるものの、「ちゃんとした塾」に通って、本気で勉強すれば偏差値10以上アップも夢ではありません。

高3の「7月」から通塾すべき理由は3つあります。

理由①:勉強の「量」が向上する

夏休み前から通塾することで、「勉強せざるを得ない環境」に身を置けます。

「友達もやっているから自分も頑張らなきゃ」「宿題がたくさんあるからもう少し勉強しなきゃ」と、自分自身にプレッシャーを与えられます。ゲームやスマホに逃げやすい子・集中力があまりない子には必須級です。

1日4〜8時間も勉強できないなら、塾の「自習室」をとことん使ってモチベーションをさらに高めましょう。事実として、大学受験で志望校に合格する子は自習室をフル活用しています。

»東進の自習室が人気な理由とは?

理由②:勉強の「質」が向上する

夏休み前から通塾することで、「いつでも質問できる環境」に身を置けます。

高校3年生は「独学メイン」でも志望校合格は可能です。難関私大/国公立の合格ラインに達するのも夢ではありません。ただし、「完全独学(塾なし)」は絶対にやめましょう。

「参考書や解説を読んでも分からなかった問題」「なんとなく理解できたけど不安な問題」があったときに、気軽に質問できる状況を整えておくと勉強効率が格段にUPします。

高野智弘
「塾の授業に頼る」のではなく、「塾は困った時のフォロー役」として利用するのが最もコスパが良いでしょう。週1〜2コマで十分です。
効率的な勉強法
  • 手順1:「参考書ルート」を自習で進める
  • 手順2:「解説を読んでもわからなかった問題」を個別指導塾でフォローしてもらう
  • 手順3:(上記の繰り返し)

理由③:「受験のストレス」が減る

夏休み前から通塾することで、受験生特有の「不安」「ストレス」から解放されやすくなります。

入試の合否を決める夏休み直前になると、どうしてもメンタルが不安定になります。合格ラインすれすれの子はもちろん、A判定の子ですら不安で眠れなくなることも…。「もし不合格だったらどうしよう」とネガティブに考えてしまうため、勉強に集中できない悪循環に陥ってしまう子もいます。

メンタルが不安定な高3が塾に通うことで、「先生に言われたことをちゃんとやってるから合格できるはず!」「ここまで勉強してるから絶対合格できる!」と自信になります。また、友達や先生と雑談できるため、「いい気分転換」にもなりますよね。一方で、自宅にこもって勉強していると、憂鬱になってします。

話し相手がいるからこそ、高3の夏休みになる前から予備校/学習塾に通うべきでしょう。

高3の夏から受験勉強を始めた場合、国立大学は間に合わない?

高3の夏から受験勉強を始めた場合、国立大学は間に合わない?

結論から言うと、国立大学への逆転合格はかなり難しいと言わざるを得ません。

今までほとんど勉強していなかった高3生が残りの半年で、5〜7科目を勉強するのはハード過ぎます。

ただし、以下の条件をすべて満たした場合は、国公立大学への逆転合格のチャンスが見えてきます。

▼国立大学に合格する条件(夏から勉強する場合)

  • 条件①:夏期講習をフル活用する
  • 条件②:夏休みは1日12時間勉強する
  • 条件③:旧帝大ではなく、偏差値60未満の地方国公立を狙う

7月から本格的に受験対策をしたとしても、旧帝大(東京大学、京都大学、名古屋大学、東北大学、北海道大学、大阪大学、九州大学)などの難関国立大学に合格するのは非現実的です。

上記の条件を満たさない場合、GMARCHや関関同立などの難関私立大学に切り替えてはいかがでしょうか。

国立大学対策で最も大切なことは、「勉強の時間配分」です。共通テストの全科目を対策するよりも、「捨てる科目」を決めるほうが合格率が高まります。100点満点を狙うのではなく、トータルの得点率で60%を目指しましょう。2次試験の科目を最優先で勉強してください。

高3の夏休みの勉強スケジュール【計画立てのコツ】

高3の夏休みの勉強スケジュール【計画立てのコツ】

夏休みの勉強スケジュールを立てる際のコツと注意点を解説します。

おすすめの時間配分

勉強スケジュールを決める上で、時間配分は以下がおすすめです。(受験科目や得意/不得意によって調整してください)

▼「文系」の優先順位

  • 1位:英語
  • 2位:国語
  • 3位:数学(受験科目の場合のみ)
  • 4位:社会

文系では「英語」がダントツで重要です。もし英語が苦手なら、ほとんどの時間を英語に割いても良いくらい、合否に直結します。

▼「理系」の優先順位

  • 1位:数学III
  • 2位:理科
  • 3位:英語
  • 4位:数学II・B
  • 5位:数学I・A
  • 6位:国語(受験科目の場合のみ)

理系でも「英語」が最重要なのは間違いありません。「英単語」「英文法」の暗記が完璧じゃない場合は、数学や理科より英語を最優先に進めてください。

高野智弘
9月以降は演習・学校・志望校別の対策が忙しくなるので、夏休みが苦手克服&基礎固めのラストチャンスです。

»大学受験の基礎固めのやり方とは?

「勉強時間」を目標にするのは絶対NG

スケジュールを立てる際に、「1日◯時間を目指そう!」とするのは非推奨です。

なぜなら、「たくさん勉強するのが正義」となってしまうから。偏差値アップするためには、「勉強の量」と「勉強の質」が求められます。どんなに長時間勉強しても、非効率な勉強法だったら成績は伸びませんよね。

「勉強時間」ではなく、「伸び率(勉強の進捗率)」を目指すのがおすすめです。1日ごとに、理解力や得点力がどれくらい向上したのかを管理しましょう。「今日の朝にできなかった問題」を夜には「解き方まで完璧にわかる状態」にすれば、夏休み明けには学力が大幅アップしているはずです。

伸び率をチェックするには、「小テスト」をこまめに解くのがおすすめです。小テストを用意できない場合は、答えや解説を手で隠して復習したり、解き直しするのも良いでしょう。

高野智弘
「どれだけ勉強したか?」ではなく、「どれだけ得点力が高まったか?」を日々管理してください。

モチベーション維持のコツは「交流」

家や図書館にこもって受験勉強ばかりだと、ストレス&やる気の浮き沈みに悩まされます。35〜40日間の長期戦をモチベーションMAXで戦い抜くには、「友人との交流」が欠かせません。

長時間の勉強時間を確保しながら、メンタルを高い水準で安定させる最善策は、「自習室で勉強しまくる」+「昼食/夕食を友達と食べる」ことです。同じ塾の友達とおしゃべりしながらご飯を食べることで、気分転換&良い刺激をもらえます。

同じ学校の友達じゃなくても大丈夫です。ちゃんとした塾に通えば、「自習室仲間」が自然とできます。勉強意欲が高い友達を塾で作り間s表。

「自習室」が人気な学習塾5選

「集団授業」は必要なし!大学受験なら「個別」一択

「集団授業」は必要なし!大学受験なら「個別」一択

「集団授業(一斉授業)」の塾に通うのは絶対にやめましょう。

なぜなら、集団授業にはムダが多いからです。極端な話、90分授業のうち、50分以上はムダな時間になっています。非効率な時間の積み重ねがもったいないのです。

集団授業の「ムダな時間」
  • 「理解している問題」の解説を聞く時間
  • 「正解している問題」の解説を聞く時間

そもそも、大手予備校/学習塾の授業は「参考書ルート」でカバーできます。授業を受けるより、優秀な参考書を使って自習したほうがコスパが良いのは間違いないでしょう。

「解説を見てもわからない問題」や「なんとなく理解したけど、もっとくわしい教えてほしい」ケースも出てきますよね。そんな「ちょっとしたお助け」のために「個別指導塾」に行くべきなんです。

ポイントをまとめると、以下の通り。

  • 集団授業:「不要」
  • 個別指導:「必要」

たとえ集団授業(一斉授業)のほうが値段が安くても、1対1・1対2の個別指導をおすすめします。

高野智弘
高3から塾に通うなら、「個別指導塾」一択です。経済的に余裕があれば1対1、ちょっと厳しいなら1対2・1対3が良いでしょう。

ただし、東進ハイスクール・東進衛星予備校だけは例外です。東進の「自習室」のクオリティが高いため、一講座だけでも受講すべきです。

河合塾、駿台、早稲田アカデミーなどの有名予備校も「集団授業」なので必要ないでしょう。

高3生・浪人生が塾に通うメリット・デメリット

高3生・浪人生が塾に通うメリット・デメリット

高校3年生や浪人生が高い授業料を払ってまで通塾するメリット・デメリットを解説します。

大学受験なら「個別」一択であるため、以下は個別指導塾の場合です。

通塾のメリット

  • 自習室が使えるから、勉強時間が増えやすい
  • 先生や友達と雑談によって、受験勉強のストレス解消になる
  • 過去問でわからなかった問題を、スムーズに解決できる(学習効率が良い)
  • 同級生(ライバル)の「頑張っている姿」を見れるので、モチベーションが高まる

通塾のデメリット

  • 安くない授業料がかかる
  • 優秀な同級生がいると、焦りやすい

経済的にどうしても厳しい子を除いて、大学受験生は全員が学習塾に通うべきでしょう。「授業料が高すぎて払えない…」なら、【お金ない】大学受験におすすめの安い塾5選を参考にしてください。

高校3年生のよくある質問

高校3年生のよくある質問

大学受験を控えた高校3年生のよくある悩みに回答します。

勉強時間はどれくらい必要?

高校3年生の平均勉強時間は「約178.1分」です。

▼理想的な勉強時間(標準レベル)

  • 平日:4時間以上
  • 休日:8時間以上
  • 夏休み:8時間以上

▼理想的な勉強時間(難関私大/国公立)

  • 平日:5時間以上
  • 休日:10時間以上
  • 夏休み:10時間以上

高校3年生の学習時間(平日/進学大学の偏差値)

上記のデータから、「偏差値が高い大学への合格率」と「勉強時間」は比例(相関関係)していることがわかります。

GMARCHに合格するのに必要な勉強時間は?

GMARCHの合格に必要な勉強時間は、以下の通りです。(高3の合計勉強時間)

  • 高1〜高2で勉強してきた子:1800時間
  • 高1〜高2で勉強してない子:3000時間

勉強をサボってきた子は「基礎」ができていないので、逆転合格するためにはかなりの勉強量が必要です。

偏差値50→偏差値60に成績UPするためには、平日5時間・休日10時間が目安になるでしょう。(7月時点)

高3の夏休み前は、どんな勉強をやるべき?

「基礎固め」を徹底的にやりましょう。

高3の7月にやるべき参考書は、以下の通りです。(GMARCH・関関同立レベルを狙っている子向け)

英語(文理共通)

国語(文系)

社会(文系)

数学(理系)

理科(理系)

上記をマスターすれば、基礎固めは完璧です。

志望校合格まで必要な参考書一覧は、【参考書ルート】文系・理系におすすめな100冊+αでくわしく紹介しました。

「基礎固め」は高3のいつまでに終わらせるべき?

基礎固めのタイムリミットは「夏休み前」までです。

偏差値60以上の大学を目指しているなら、どんなに遅くとも7月上旬までに基礎をバッチリ固めておきましょう。

前述した参考書を100%理解できた状態=基礎固めです。

やる気が出ない時は、どうすればいい?

塾や予備校の「自習室」を活用しましょう。

高3の7月は部活の大会に向けて忙しい子も多いはず。部活を本格的にやっていない子でも、大学受験勉強を「1日5時間」以上を勉強している子は少ないのではないでしょうか。

「学校や部活が終わったら、すぐに自習室に通う」ことが合格のカギを握っています。合格発表の日まで、自習室が空いている日は欠かさず毎日通いましょう。

「夏になったら本気を出そう」←手遅れになる考え方です

「夏になったら本気を出そう」←手遅れになる考え方です

「高3の夏から塾は手遅れ」かもしれないので、「夏休み前」から通塾すべきだと解説しました。

「ワンランク上の大学を目指す子」「自宅だとやる気があまり出ない子」はもちろん、高3になるまで勉強習慣がなかった子にとって予備校/塾は必要です。まだ塾に通っていない高校3年生も7月から塾に通い始めましょう。高3から本気で受験勉強を始めればまだ手遅れではありません。

もちろん、通塾しただけでは成績アップできません。「ちゃんとした塾」で「ちゃんとした先生」から教わりつつ、「コツコツ勉強する」ことが志望校合格の最低条件です。

しかしながら、学習塾をうまく活用した上で「質」と「量」を追求した受験勉強さえできれば、合格率はぐんと高まるのも事実。「もっとやっておけばよかった…」と後悔しないためにも、学習塾&予備校をうまく活用してはいかがでしょうか?

夏期講習キャンペーン(高校生)