- 進学塾とは?学習塾との違いは?
- 塾の種類は、なにがあるの?
- 塾を選ぶ際の注意点やポイントは?
こういった疑問に答えます。
進学塾・補習塾・個別指導塾など、いろんな種類の塾があるから、それぞれの違いやメリット・デメリットがよくわからない方もおられるでしょう。かと言って、なんとなく塾選びをするのはお金と時間をムダにするだけではなく、子どもの将来を危険にさらすリスクにもなります。
残念な話、授業料が高い割に全然成績が上がらない詐欺レベルの塾が一定数あるのも事実です。実際、多くの親御さんが塾選びで失敗しています…。
そこで本記事では、塾の種類+違いを徹底解説します。
あなたに最適な塾を探している方は、ぜひ参考にしてください。
読み飛ばしリスト
進学塾とは、受験対策に特化した授業を行う学習塾

進学塾とは、受験対策に特化した授業を行う学習塾のこと。
中学受験・高校受験・大学受験の合格に向けて、応用問題や入試問題をスラスラ解ける力を身につけます。
多くの進学塾では、「できるだけ偏差値が高い志望校」への合格を目指したカリキュラムを組んでいます。そのため、有名私立校・国公立・難関校を目指す子にとって、最適な塾と言えるでしょう。また、個別指導よりも集団授業を採用している塾が多いです。
ただし、進学塾とアピールしている塾のすべてが受験に強いとは限らない点に気をつけましょう。進学塾の定義はあいまいのため、合格実績や指導実績に関係なく、「進学塾である」と自称できます。
信頼できる&おすすめの進学塾は、後述しています。
塾の種類|進学塾・補習塾・総合塾・専門塾

学習塾の種類は、以下の4つに大別できます。
- 「進学塾」:志望校合格を目的とする塾
- 「補習塾」:学校のテスト対策を目的とする塾
- 「総合塾」:進学塾と補習塾の特徴をあわせ持つ塾
- 「専門塾」:特定の学問に特化した塾
学習塾の種類ごとに、特徴やメリット・デメリットを解説します。
進学塾
進学塾は、受験対策を目的とした塾のこと。偏差値アップ・志望校への合格率アップを目指します。
進学塾のメリット
- 最新の入試情報を手に入る
- ワンランク上の志望校合格を目指せる
- 頭の良い子・勉強熱心な子が多いので、友達から刺激をもらえる
進学塾のデメリット
- 授業料が高い
- ハイレベルの授業についていけない可能性がある
- 受験勉強に没頭するため、子どものストレスが高まる
進学塾が向いている子
- 本格的に受験対策したい子
- ライバルがいた方が勉強に燃える子
- いまの偏差値よりもワンランク上の志望校合格を目指す子
主な進学塾一覧
補習塾
補習塾は、学校のテスト対策を目的とした塾のこと。定期テストの点数アップ・内申点アップを目指します。補習塾の授業では、学校の授業のペースに合わせることが多く、学校で使用している教科書やドリルに準拠したも教材を使う傾向があります。
補習塾のメリット
- 学校の授業の遅れを取り戻せる
- 定期テストの点数アップを目指せる
- 基礎が定着するので、勉強嫌いの克服に繋がる
補習塾のデメリット
- 学校の授業とほぼ同じ内容なので、飽きやすい
- 集団塾の場合、授業についていけない可能性がある
- 教科書の範囲しか指導してくれないため、受験対策ができない
補習塾が向いている子
- 学校の授業についていけていない子
- 定期テストの点数&内申点をもっと上げたい子
- 自宅でコツコツ勉強する習慣がない子
主な補習塾一覧
総合塾
総合塾(総合学習塾)は、「進学塾」と「補習塾」の2つを合わせた塾のこと。受験対策や学校の授業のフォローなど、幅広いカリキュラムを用意している「なんでも屋さん」です。総合塾のほとんどが大手です。
総合塾のメリット
- あなたの学習レベルに合わせた授業をしてくれる
- 幅広い教科/科目に対応しているため、基礎〜応用まで教えてもらえる
- 教科ごとに偏差値が異なる場合、その教科にぴったりのレベルのクラスを選べる
総合塾のデメリット
- 多くの教科の授業をおすすめされるため、授業料が高騰しやすい
- 「補習コースはバイト講師」と「進学コースはプロ講師」など、先生のクオリティ/指導経験に差がある
- クラスごとに雰囲気や講師の熱意、授業のスピード感が異なるため、クラスによって当たりハズレが出やすい
総合塾が向いている子
- 自分のレベル感に合った授業を受けたい子
- 学校の授業をカバーしつつ、応用問題にもチャレンジしたい子
- 志望校は決まっていないものの、そろそろ受験対策を始めたい子
主な総合塾一覧
専門塾
専門塾は、特定の分野/科目に特化した塾のこと。たとえば、数学・英会話・プログラミング・そろばん・ピアノ等。学校の授業や受験に関係ない専門知識/技能を鍛えられます。
専門塾のメリット
- 同じ価値観/趣味を持った友達が作れる
- 受験だけではなく、社会人になってからも役立つスキルが身につく
- 特定の分野に特化した高度なことを学べるため、専門的な知識が身につく
専門塾のデメリット
- 高度な知識を学ぶため、授業料が高い
- 学校のテストや受験対策に直結しにくい
- 他の学科の勉強がおそろかになりやすい
専門塾が向いている子
- とことん追求したい分野がある子
- 大学受験や資格取得に向けて、高度な知識/スキルを身につけたい子
主な専門塾一覧
塾選びで失敗しないための「3つの視点」

数ある学習塾の中から、あなたに最適な塾を見つけるコツをご紹介します。以下の3つの視点から塾を選ぶことで、後悔しない塾が見つかるでしょう。
- 「目的」:受験対策or定期テスト対策or勉強の苦手克服
- 「料金」:授業料が安い+先生の質もそこそこ高い=コスパ重視
- 「授業スタイル」:子どもの性格/成績にピッタリの環境
それぞれ具体的に解説します。
塾選びの視点①:「目的」
塾に通う目的から逆算して塾を選びましょう。目的を明確にすることで、その目的を達成するのに「最適な手段=(塾)」が見つかります。
目的があいまいのまま入塾しちゃうと、思い通りの効果は期待できません。
塾選びの視点②:「料金」
家計の事情でどうしても料金重視で塾を選ぶなら、以下がおすすめです。
また、「授業料が安い」かつ「先生&授業の質が高い」のをお望みなら、オンライン塾が最適です。オンライン塾なら、教室に通う塾と比べて20〜30%ほどは割安になります。
塾選びの視点③:「授業スタイル」
子どもの性格/成績/志望校などによって、どんな授業スタイルにすべきかは異なります。
「集団塾」vs「個別指導塾」どちらがいいか?はこちらの記事でご覧ください。
ここだけの話、ほとんどの小学生・中学生・高校生にとって「個別指導塾」もしくは「オンライン塾」がおすすめです。

まとめ

学習塾の種類を解説してきました。
受験対策したい子向けの「進学塾」、テスト対策したい子向けの「補習塾」、2つをあわせ持つ何でも屋さんである「総合塾」、1つの分野を極めたい子向けの「専門塾」に大別できます。
塾をうまく活用すれば、ほぼ間違いなく成績アップ・受験合格を実現できます。しかし、なんとなくで塾選びをしていたらお金と時間をムダにするだけ…。
子どもの将来のためにも、最低でも3社の塾を比較して、しっかりと妥協せずに塾を選びましょう。
塾選びで絶対に失敗したくない方は、個別指導塾の選び方【3ステップで解説】はこちらの記事をご覧ください。