- 高校受験に受かる人の特徴は?
- 高校受験で中3の最後に伸びる子は?
- 推薦や面接の合格率UPにつながる対策は?
こういった疑問に答えます。
入試本番が近づくにつれ、「志望校に合格できるのか?」と心配になってきます。
高校受験で失敗しないためにも、今できる最善策を取りたいですよね。「勉強時間を増やす」こと以外に、合格率UPにつながる対策があれば気になるところ。
そこで本記事では、高校受験に向けて成績を伸ばすコツを解説します。
入試当日に後悔したくない中学3年生と保護者は必見です。
目次
高校受験に受かる人+最後に伸びる子の特徴7選
塾講師から見た、志望校に合格しやすい中学生の特徴を解説します。
「基礎固め」が完璧
勉強面で最も大切なのが、「基礎固め」ができているかどうかです。
なぜなら、公立高校は基礎問題が6〜7割であり、応用問題も基礎が完璧じゃないと解けないからです。
ほとんどの中学生は基礎基本の重要性を認識しているものの、「実はできていない」ケースばかり…。応用問題や過去問などの演習問題よりも、基礎固めが最優先なのは意外と知られていません。
基礎固めをマスターしている状態とは、「あなたが先生役として教科書の内容を授業できる理解度」です。友達にわかりやすく教えられないなら、まだまだ勉強不足だと言わざるを得ません。
具体的な勉強法は、以下の記事で解説しました。
「負けず嫌い」な性格
負けず嫌いな性格だと、「○○君に負けないように、もうひと踏ん張りがんばろう!」と気合いが入りやすくないます。
有名なプロスポーツ選手は例外なく「負けず嫌い」ですよね。競い合うからこそ、「誘惑」「サボる」「妥協する」ことに打ち勝てます。
毎日のちょっとした努力の差が、受験当日の合否に直結します。
第一志望校への熱い想いがある
「この高校に絶対進学したい!」という熱意があると、勉強量が必然的に増えます。偏差値が思うように伸びない時でも、明確な目標があるからこそ、妥協せずに勉強できるでしょう。
一方で、志望校をふんわりとしか決めていない場合は、「○○高校に行けなくても△△高校に合格できればいいや」くらいの温度感になりがち。勉強の量と質が低下するのは言うまでもありません。
志望校への「想い」と「合格率」は間違いなく比例します。
相性ピッタリな塾の先生と出会っている
勉強効率を高めるには「相性ピッタリな塾の先生」との出会いが欠かせません。
どんなに努力しても、非効率な勉強法だと成績アップは望めません。有名な学習塾にも「ハズレの塾講師」が一定数いるため注意が必要です。高学歴&指導経験豊富な先生だとしても、子どもの「やる気」を引き出してくれるかは別問題ですよね。
子どもと相性ピッタリな先生を見つける確実な方法は、「先生を気軽に変更できる塾」を選ぶことです。無料で先生をチェンジできる&中学生から評判の良い塾なら、「明光義塾」や「個別教室のトライ」が第一候補になるでしょう。
自習室や図書館でコツコツ努力している
今の偏差値よりもワンランク上の高校を目指すなら、「勉強時間」も欠かせません。
第一志望校に落ちる最大の原因は「勉強時間が足りない」ことです。結局のところ、高校受験は努力量がすべてだと言えます。
自宅だとなかなか勉強できない中学生が勉強時間を増やすには、「自習室」や「図書館」をとことん使うのがおすすめです。「勉強意欲が高い子」ばかりの自習室に通うことで、良い刺激をもらえるはずです。
塾の自習室を使うべきメリットは、「自習室」目当てで塾はOK?恥ずかしい?で解説しました。
塾の先生からのアドバイスを素直に実践している
成績が伸びる子は、塾講師からのアドバイスを素直に実践します。
一方で、成績が伸び悩む子は、塾の課題や宿題をほとんどやりません。自己流で好きな教科ばかりに時間を費やす傾向があります。
アドバイス通りに勉強しないなら、塾に通う意味がないです。自己流で勉強する理由が「先生の言うことが信頼できない」場合は、今すぐに塾を変更しましょう。
わからない問題を放置せずに、自分から質問できる
受験勉強をする中で「わからない問題」「ちょっと不安な問題」に遭遇した際に、放置しないことが最重要です。
「自力では解けなかった」→「自力でスラスラ解ける」にすることが、得点力向上に直結します。
せっかく塾に入っているなら、授業中はもちろん、休憩時間にもグイグイ質問してください。貪欲に質問攻めすることは決して悪いことではありません。
「伸びる子」「伸びない子」の最大の違いとは?
成績が大幅アップするためには、「解き方を100%理解すること」をゴールにしてください。
- 伸びる子:「正解して満足せずに、解き方を復習する」
- 伸びない子:「正解して満足して、復習は一切しない」
ふだんの勉強(問題演習)における目的は100点を取ることではありません。「できない問題をできるようにする」「類似問題が出た時に正解できるようにする」ことが目的です。「入試当日の点数を最大化する」ためにも、問題演習で正解しただけで満足するのはNGです。
定期テストや模試の結果が返ってきた時、問題集を解き終えた時に、「正解したけど解き方があやしい問題」もちゃんと復習してください。
成績が伸びる子が実践している勉強法は、【高校受験】基礎固めのやり方【最短1ヶ月で急に成績を上げる方法】で解説しました。
「推薦」「面接」の合格率を高める3つのコツ
中学の学校長から推薦を受けることで出願できる「推薦入試(一般推薦)」および「面接」において、合格率UPにつながる対策を解説します。
対策①:「先生から好かれる」
「内申点」と「面接」で高評価させるためには、担任の先生&面接官から好印象を持たれる必要があります。
先生も人間なので、「好きな生徒」「嫌いな生徒」がいるはずです。同じくらいの能力/学力の生徒が二人いた場合、自分が好きな生徒をひいきするのは仕方ありません。
今からやるべき対策は、「先生にたくさん話しかける」ことです。「先生と仲良くなれる(内申点UPの可能性大=推薦をもらいやすくなる)」「大人との会話に慣れる(面接で緊張しにくくなる)」などのメリットがあります。
「媚びを売る」のではなく、「仲良くなろう」という意識でいきましょう。
対策②:「コミュニケーション能力を平均以上に」
どんなに優秀な子・人柄が素敵な子・熱い想いを持っている子だとしても、面接官に伝わらなければプラス評価になりません。
面接で高評価を取るには、「魅力の向上」「魅力を伝える力」の2つの要素を高める必要があります。
- 「魅力の向上」:質疑応答や自己PRの内容
- 「魅力を伝える力」:笑顔や会話のテクニック/マナー
今からやるべき対策は、「会話中に笑顔を徹底する」「自分から挨拶する」ことです。
コミュニケーション能力(魅力を伝える力)が高い人ほど、笑顔かつ挨拶をふつうに実践しています。
対策③:「当たり前のことをコツコツ努力できる子」
ふつうのことを継続できる子が、推薦で合格を手にしています。
ずーっと継続すべき「当たり前のこと」は以下の通りです。
- 授業中は積極的に挙手をする
- 提出物を期限内にしっかり出す
- 欠席・遅刻・早退をほとんどしない
- 部活動・委員会活動にも力を入れる
- 小テスト対策を前日までに終わらせる
- 定期テスト対策を2週間前から始めている
- 授業に遅れないように、毎日1時間以上復習する
- 高校受験に向けて、早い段階から塾に通っている
推薦で合格するために「特別なこと」は一切必要ありません。
「すごい能力」がなくても、「まじめに継続できる」だけで推薦入試に受かるはずです。
高校に受かる方法【今すぐ実践できる3つのこと】
志望校合格に向けて、「意外と忘れがちな重要な対策」を解説します。
「暗記」でライバルに差をつける
高校受験の成否は「暗記」と「基礎固め」で決まります。
努力すれば確実に得点力アップできる唯一の分野が「暗記」です。英単語を100個しか覚えていない子より、英単語500個・英熟語100個を覚えている子のほうが英語の点数が高くなりやすいですよね。
「電車に乗っている時」「布団に入った時」「湯船に浸かっている時」など、ちょっとしたスキマ時間を有効活用してください。
「自習室」にほぼ毎日通う
「部活や習い事で忙しい子」「自宅だとスマホやゲームの誘惑に負けてしまう子」「やる気はあるけど、集中力が長続きしない子」は、塾の自習室を活用しましょう。
優秀な中学生は「授業の前後」はもちろん、「授業がない日」でも自習室にこもっています。「集中しやすい環境」かつ「モチベーションが上がる環境」に身を置くことで、あなたにもプラスの影響を期待できます。
「小テスト」で90点以上を取る
内申点アップを目指す子は「小テスト」を軽視しがち…。
学校の授業でたまに行われる小テストも加点対象です。定期テストと違って、小テストは前日にちゃんと勉強すれば誰でも100点を取れます。
内申点における小テストの配点は高くないとは言え、「ちょっとの努力でプラス評価」を得られるのも事実です。勉強が苦手な子ほど、小テストで着実に成績アップを目指しましょう。
高校入試で後悔しないために、夏休みの「勉強時間」にこだわろう
高校受験に受かる人の特徴を解説してきました。
結論として、第一志望校に合格できた子は圧倒的に努力しています。細かいテクニックや裏技を使ったところで、結局のところは努力した子には勝てません。
中3の冬になってから後悔しないためにも、塾をうまく活用しつつ、勉強の「量」と「質」を大幅に高めましょう。
夏休みにたくさん努力した子(=基礎固めが完璧な子)が、中学3年生の最後に一気に伸びるはずです。