- 成績が上がる中学生の勉強方法は?
- 高校受験に向けた基礎固めの効率的なやり方は?
- 定期テスト対策や高校受験勉強でやるべきことは?
こういった疑問に答えます。
中学生になると「成績が良い子」と「成績が悪い子」の差が想像以上に激しくなります。効率の良い勉強をコツコツ頑張っている子は、テストも偏差値も上がり続けます。一方、部活や遊びに熱中するあまり、ほとんど勉強できていない子は、高校受験シーズンになって焦り出します。
もしあなたのお子さんが「非効率」な勉強をやっているなら、成績が上がる勉強法を取り入れるべきです。学習スタイルが間違っていると、努力しても成績が上がらず、ますます勉強嫌いになってしまいます…。
そこで本記事では、成績が上がる中学生の勉強方法を徹底解説します。
高校受験対策・定期テストに向けて、効率的な勉強法が知りたい方は必見です。
高校受験における「基礎固め」とは?

中学生と保護者が絶対に知っておくべき、基礎固めのポイントを解説します。
基礎固めが重要なワケ
高校入試に向けて、基礎固めを徹底的に行うべき理由は3つあります。
- 理由①:入試問題の6〜7割が基礎だから
- 理由②:基礎を完璧にしないと、応用問題に対応できないから
- 理由③:高校入試は100点を取る必要がないから(70点ほど取れば合格)
県立高校は基礎問題が6〜7割、私立高校は基礎問題が4〜6割ほど出題される傾向があります。合格ラインは70点ほどなので、「基礎問題を全問正解」+「応用問題をいくつか正解」で合格できます。
偏差値60以上の高校を志望するなら、応用問題に取り組む必要があります。ただし、基礎が不十分な状態でハイレベルな問題に挑戦するのは効率が悪すぎます。
あなたの学力や志望校を問わず、「基礎を完璧にする」ことが偏差値アップの最短ルートです。
基礎固めのゴールは?
基礎固めの最終目標は、「解き方を友達に授業できるレベルまで理解すること」です。受験では答えを導くだけでなく、類似問題や引っかけ問題にも対応できる力が求められます。
勉強しているのに成績が伸びない子は、「基礎固めができているつもり」になっている可能性が高いです。
- 「伸びる子」:基礎固めが完璧
- 「伸びない子」:基礎固めに抜け漏れアリ
教科書の全範囲を友達に分かりやすく説明できれば、基礎固めが完了したと言えます。
基礎固め=「暗記」+「解き直し」
「暗記」と「解き直し」の2つを完璧にすれば、基礎をマスターできます。
解き直しとは、定期テスト・小テスト・模試・問題集で間違えた問題をゼロから解き直すことです。「間違えた問題」=「理解できてない/苦手な単元」であるため、抜け漏れをなくしましょう。
「できなかったこと」を「できるようにする」ことが、得点力アップにつながります。
高校受験勉強の基礎固めのやり方

「暗記」と「解き直し」を効率的に進めることが、基礎固めの最短ルートです。
高校受験生がやるべき勉強法を「暗記」「問題集」「過去問」ごとに解説します。
「暗記」
暗記の基本は、なんといっても、「反復練習」です。何度も繰り返し記憶することで、「短期記憶」が「長期記憶」になり、しっかりと覚えることができます。
「覚えるのが苦手」「覚えてもすぐ忘れてしまう」とお悩みの中学生でも実践できる、効率的な暗記術を解説します。
暗記のテクニック3選
国語:漢字の読み書き、四字熟語と慣用句の意味
数学:公式全般(平方根、二次方程式、面積・体積)
英語:英単語と英熟語、動詞の活用(不規則動詞)
社会:歴史の主要な出来事と年号、地理の主要な国や地域の位置
理科:物理・化学の基本公式、生物の主要な用語と特徴
「紙1枚」の記憶法
スキマ時間を有効活用して暗記する「紙1枚」の記憶法をご存知でしょうか。
- 手順①:紙を1枚用意する(持ち運びやすいA4サイズ/紙はなんでもOKだが無地がおすすめ)
- 手順②:その日に覚えたい内容を紙に書く(手書き必須/覚えにくい内容だけを厳選/英熟語や年号、用語など/1日分だけ/書きすぎ注意)
- 手順③:スキマ時間にとにかく見まくる(電車や信号待ちなど/何度も見ることが重要/目標は1日30回)
- 手順④:紙を見る→閉じて思い出す(暗記できているかを何度も試す/紙を眺めているだけだと覚えたか判断できない)
- 手順⑤:紙1枚の内容を完璧に覚えたら、次の紙に進む(これを毎日繰り返す)
最大のメリットは「反復回数を大幅に増やせる」ことです。1日30回ほど反復できるため、記憶の定着力が格段に高まります。暗記カード・赤シート・ポスターも効果的ではあるものの、反復回数に限界があります。
毎日コツコツと続けていけば、「暗記力」でライバルに差をつけられるでしょう。
紙1枚を使った別の暗記方法は、「A4・1枚記憶法」でくわしく解説されています。暗記に苦手意識がある中学生は購入してみましょう。
テストを高速で繰り返す
英単語100コをたった85分で完璧に覚える方法を解説します。
- 手順①:100個の英単語を「10単語×10セット」に分ける(日本語訳を覚えていない単語だけに厳選)
- 手順②:1セット目(英単語10コ)を5分で覚える
- 手順③:1セット目を覚えたら、「日本語訳を言えるか?」の小テストを行う
- 手順④:②〜③を5セットまで取り組む
- 手順⑤:1〜5セットの復習を行う(50コの日本語訳を言えるか?)
- 手順⑥:6セット目以降を②〜④と同様に進める
- 手順⑦:6〜10セットの復習を行う(50コの日本語訳を言えるか?)
- 手順⑧:1〜10セットの総復習を行う(100コの日本語訳を言えるか?)
小テスト/復習を何度も繰り返すことで、着実に頭にインプットされます。「覚えた気になっただけで実は覚えていない」という事態にもなりません。
なお、この方法は英単語以外でも応用できます。「小テスト」をたくさん取り入れることが暗記効率を高めるポイントです。
科学的に証明された「タイミング」
暗記効率を高めるために、「復習のベストタイミング」があるのをご存知でしょうか。
人間の脳はすぐに忘れるようにできています。記憶のメカニズムの視点から考えると、時間の経過とともに忘れてしまうのは仕方ありません。
エビングハウスの忘却曲線によると、一度覚えたことを忘れるタイミングは以下です。
- 1時間後:半分忘れる
- 1日後:70%忘れる
- 1週間後:80%忘れる
忘れるタイミングが分かれば、対策は簡単です。忘れる前に復習するだけでOKです。暗記を繰り返すことで、長期記憶になります。
復習のベストタイミング
- 1日後
- 1週間後
- 1ヶ月後
たとえば、英単語100個を今日覚えたのなら、明日・1週間後・1ヶ月後に復習してください。忘れる前に復習できるので、今まで覚えたことを忘れずに済みます。
「問題集」
問題集の正しい使い方は、成績が上がる中学生の勉強方法とは?で詳しく後述します。絶対に確認してください。
解き直しのやり方が間違っている中学生が多いので、要チェックです。
「過去問」
過去問を解く上でありがちなNG行為を解説します。どんなに真剣に取り組んでも、過去問の解き方が間違っていると入試本番のテストで高得点を取れません。
過去問のNG行為
- 間違えた問題の「解き直し」をしない(間違えた問題を完璧に理解することが最重要/解き直しをしないと得点力UPは難しい)
- 間違えた問題を参考書で復習しない(解き直しをしただけでは不十分/解き方をマスターするためにも問題集で類似問題を解くべき)
- 「制限時間」を意識しない(実際の試験では焦りとの戦い/時間配分の間隔を養うべき/限られた時間でケアレスミス予防も)
- 1年分の過去問しか問題を解かない(最低でも3年分は解くべき/出題傾向や形式に慣れよう)
- 第一志望校しか対策しない(併願校や第二志望など、受験の可能性がある志望校はすべて対策する)
過去問を解いた後は、成績が上がる中学生の勉強方法とは?で解説した通りに復習してください。
過去問を始めるタイミングは、「暗記」「基礎固め」が完璧になってからです。暗記や基礎固めができていない状態で過去問を解くのは絶対やめましょう。基礎・基本をマスターすることが最優先です。ただし、出題傾向を把握するために軽くチェックするのは問題ありません。
夏休み中に基礎固めを終わらせて、9月以降に過去問演習をできるのが理想です。
【最重要】成績が上がる中学生の勉強方法とは?

成績が上がる中学生の勉強方法とは、ワーク&問題集を正しいやり方で3周解くことです。
なぜなら、定期テスト&高校入試は「教科書の内容」から出題されるからです。教科書の範囲を確実にマスターすれば、「定期テストで90点以上」「高校入試で偏差値60以上」を突破できるでしょう。
定期テストで100点やトップ校を目指すなら、教科書の内容だけでは物足りません。ただ、教科書の範囲を完璧にするのが第一歩です。
学校から配布されたワーク&問題集を完璧に使いこなすことで、以下のメリットがあります。
- メリット①:提出物(ワーク/問題集)の完成度が高まり、内申点が上がる
- メリット②:「理解したつもり」から脱却して、「得点力アップ」に繋げる
- メリット③:定期テスト&小テストで類似問題が出たときに確実に解ける

定期テスト&高校受験対策に向けて、ワーク&問題集を繰り返しやる方法を解説します。
1周目:ノートに解く
- 1-1:直接書き込むのではなく、「ノート」で解く(繰り返し使うから)
- 1-2:「正解:◯」「不正解:×」「正解したけど怪しい:△」の印を直接書き込む
- 1-3:「解答・解説」を読み、×と△を中心に復習する
- 1-4:復習してもあいまいな箇所は、塾や学校の先生に質問する
- 1-5:解き方をマスターできたら、2周目に取りかかる
1周目の目的は、理解度チェックです。「今の知識レベルでどれくらい解けるのか?」を把握し、「理解できていない分野/単元(=弱点)」をハッキリさせます。あなたの弱点が分かれば、対策を取りやすいですよね。

×△を◯にすることが勉強のゴールです。
1周目で×△が多くても気にしないでください。3周目が終わった時点で、すべて◯にすればいいだけです。全問◯になったら、あなたの学力は大幅アップしています。
2周目:ワークに直接書き込む
- 2-1:ワーク/問題集に直接書き込む(全問を解き直す)
- 2-2:1周目同様に、「◯」「×」「△」の印を直接書き込む
- 2-3:×と△を中心に復習し、「解き方」をとことん頭に叩き込む
- 2-4:解き方をマスターできたら、3周目に取りかかる
学校に提出する必要がある場合、途中式なども細かくていねいに書いてください。完成度を高めることで、先生からの評価(=内申点)が上がるかもしれません。
印を書き込む際は、1周目と違う色ペンがおすすめです。いつ間違えた問題なのかが分かりやすくなります。
2周目になると答え自体を覚えてしまいますが、大切なことは「解き方が完璧か?」です。
答えが正解だとしても「答えの導き方」があいまいだと、テストや入試で得点に繋がりません。類似問題が出た時に「ラッキー!」と思えるくらいまで仕上げましょう。
解き直しのポイント
- 「当日中」に間違えた問題を100%理解できるまで復習する
- 「正解がなんとなく分かった」ではなく、「解き方を友達に説明できる」レベルまで復習する
解き直しの復習を「明日やればいいや」と後回しにすると、結局やらなかったり、テキトーに済ませてしまいがちです。当日中に復習するクセをつけてください。

3周目:書き込んだワークを隠して、ノートに解く
- 3-1:ノートに解く(全問を解き直す)
- 3-2:今まで同様に、「◯」「×」「△」の印を直接書き込む
- 3-3:×と△を中心に復習し、「解き方」を友達に説明できるレベルまで理解する
- 3-4:ワーク/問題集を完璧にマスターできたら、見事完了!
ワーク/問題集を取り組んでも成績が伸びない子は「分かったつもり」になっているだけで、実は理解していないことが多いです。
得点力を上げるためにも「友達に分かりやすく説明できる状態」まで仕上げましょう。
自分で理解していたつもりでも、他人に説明しようとすると意外と苦戦します。「解答の導き方」を言語化できる状態にすると、類似問題や応用問題にも対応できるはずです。

高校受験の勉強法【5教科別】

高校受験に向けて、具体的にどんな勉強をすれば良いのかを解説します。

「英語」の勉強法
中学英語は「英単語」と「英文法」がカギを握っています。
英単語と英文法さえマスターすれば、長文を読める(=得点力UP)ようになります。逆に言うと、英単語と英文法があやふやな状態だと、長文やリスニングで得点できません。
学習の順番は、以下の通りです。
- 手順①:「英単語」を覚える
- 手順②:「文法」を理解する
- 手順③:「長文」をたくさん解いて慣れる
- 手順④:「リスニング」の量をこなす
- 手順⑤:志望校の過去問を解いて、傾向と対策を練る
「基礎固め」におすすめの問題集
- 全学年共通:「英単語帳」「リスニング」
- 中1:「単語・読解」「文法」「問題集」
- 中2:「単語・読解」「文法」「問題集」
- 中3:「単語・読解」「文法」「問題集」「問題集(英文法)」「問題集(長文)」「総仕上げ1」「総仕上げ2」「過去問」
手順①:「英単語」を覚える
「英単語2100(ワイド版)」などの英単語帳を使って、英単語をマスターしましょう。この英単語がおすすめな理由は、「入試問題でもよく出る英単語だけを厳選している」「シーン別の日常語/代名詞/前置詞などの説明がくわしい」からです。
英単語を暗記するだけで、入試本番の得点力が劇的に高まるでしょう。英単語は高校進学後も欠かせないため、中学生のうちにボキャブラリーを増やしておきたいところ。

手順②:「文法」を理解する
英文法は、「中学基礎がため100%できた!」「ニューコース問題集(中学英文法)」の2冊を完璧にするだけでOKです。まずは、「中学基礎がため100%できた!」シリーズの対象学年に取り組みましょう。次に、「ニューコース問題集(中学英文法)」で中学3年間の英文法を総復習してください。「くわしい解説」があるので、英語嫌いな子でも取り組みやすいでしょう。
英文法に苦手意識がある子のほとんどが「問題を解く量が少ない」傾向にあります。授業を聞く/教科書や参考書を読む(インプット中心の勉強)だけでは、ちゃんと理解するのはむずかしいです。問題を解く(アウトプット)ことで少しずつ理解できるはずです。
中学1年生と中学2年生は、今までの範囲の復習(基礎固めを含む)が終わったら、中学3年生の範囲まで先取り学習を進めましょう。
中学3年生は、中学1年生の範囲から総復習してください。ちょっとでも理解できていないことがあれば、参考書の解説をしっかり読んで、それでもわからなければ個別指導塾の先生に質問しましょう。「わからない問題を放置する」のが最もNGな勉強法です。
手順③:「長文」をたくさん解いて慣れる
長文(英作文&長文読解)の基礎固めには、「とってもすっきり英語長文」がおすすめです。これ1冊を完璧にすれば、高校入試の標準問題には対応できます。いろんな種類の長文があるので、入試本番も焦らずに済むでしょう。
高校入試の英語は6〜7割が「長文」です。長文をスラスラ解けないと、高得点は望めません。(英単語と英文法が最優先であることを忘れずに)
手順④:「リスニング」の量をこなす
リスニングが苦手な子でも大丈夫です。「スーパーステップ」を完璧にするだけで、リスニングが全然できない子でも入試レベルに向上できます。
以下のような高校入試で出題される、さまざまな形式に対応しています。
- 単語の聞き取り
- 基本的な文のリスニング
- 対話文形式のリスニング
- 内容理解
- 絵や図表を使った問題
レベル別の4部で構成されているため、「英語を全然聞き取れない子」でも始めやすいでしょう。
手順⑤:志望校の過去問を解いて、傾向と対策を練る
長文対策(英作文&長文読解)のためにも、「過去問(2025年の最新版)」を始めましょう。
過去問を解く中で気をつけるべきポイントは「時間配分」と「苦手の発見」です。
時間配分ができていないと、入試当日に焦って最後まで解ききれないかもしれません。限られた時間の中で「すべて解く」のはもちろん「見直しの時間」を確保できるように訓練してください。
実際に過去問を解くと、「意外と苦手だった内容」が見えてきます。「比較」や「受動態(受け身)」で苦戦したなら、英文法の該当箇所をあらためて復習しましょう。課題や苦手を見つける→克服する、といった流れが成績アップにつながる勉強法です。
「数学」の勉強法
数学の成績を上げるには「問題を解きまくる」ことが大切です。他の教科と比べて覚える量が少ない一方で、演習の回数が点数に直結します。
ただし、問題をたくさん解いて答え合わせするだけでは不十分です。間違った問題の「解き方」を完璧に理解するまで、解説や参考書を徹底的に読み込んでください。
いろんなパターンの「解き方」を習得することで、類似問題や応用問題を解けるようになります。
また、数学は「積み上げ教科」と言われています。「一次方程式」→「連立方程式」→「一次関数」→「ニ次関数」のように繋がっていますよね。中1の範囲に苦手があったら、中2・中3の問題が解けなくなってしまうのです。入試直前に焦らないように、まずは中学1年生の範囲を完璧にしてください。

「基礎固め」におすすめの問題集
「国語」の勉強法
国語は成績を上げるのは最も難しい教科と言われています。(国語がよほど苦手な子を除いて)他の教科の点数アップに時間を使ったほうが効率的です。
ただ、「長文読解」以外の「漢字」「文法」「古文/漢文」はサクッと成績を上げるチャンスがあります。長文読解を後回しにして、得点に直結しやすい「漢字」「文法」「古文/漢文」を優先的に勉強してください。

「基礎固め」におすすめの問題集
「理科」の勉強法
「基礎固め」におすすめの問題集
「社会」の勉強法
学校の授業の板書をきれいにノートに写せていない子は、「中学基礎がため100%できた!」シリーズを購入してください。要点や間違いやすいポイントがまとまっている「優等生のノート」が手に入ります。
「基礎固め」におすすめの問題集
中学生が急に成績を上げる方法【最短1ヶ月で100点上げる】

ふつうの中学生が実践できる「急に成績が上がる方法」は存在します。

一気に成績アップを実現するには、3つの条件を満たす必要があります。
- 条件①:「暗記科目」
- 条件②:現状の学力が低い
- 条件③:ライバルより「+2時間」がノルマ
条件①:「暗記科目」
「暗記」系の範囲なら、最短1ヶ月で成績が上がります。
なぜなら、高校受験の問題は「基礎学力」を問われる内容ばかりであり、「暗記」するだけで今まで解けなかった問題が解けるようになるからです。
「社会の全範囲」「理科の暗記部分」「英単語/英熟語」「漢字」などは、覚えるだけで得点力が上がります。「覚えていれば正解できる問題」なら、「解き方」「応用力」は一切不要です。
一方で、英語や数学などの「積み上げ式の教科」の点数を上げるのは時間がかかります。今まで習った範囲を理解できていないと、新たな範囲でも挫折してしまうからです。
「社会」「理科」なら1ヶ月で100点上げるのも不可能ではないでしょう。
条件②:現状の学力が低い
「学力が低い子」「今までほとんど勉強してこなかった子」なら、最短1ヶ月で成績が上がります。
なぜなら、優秀な子より伸び代が大きいからです。定期テストや模試の場合、80点→90点(10点アップ)よりも、30点→50点(20点アップ)にするほうがラクです。
ただ、現状の学力が低い状態の中学生が、勉強の「質」と「量」を高めるのはカンタンではありません。
「勉強への向き合い方」や「勉強法」をガラッと変えられる子だけが、逆転合格を手にできます。
条件③:ライバルより「+2時間」がノルマ
急に成績を上げるには、「圧倒的な勉強時間」が欠かせません。高校受験のライバルも本気で勉強している中で、あなただけがラクして成績アップは不可能です。
ライバルと同じくらいの努力量だと「現状維持」にしかなりません。少なくともライバルより「+2時間」が求められます。
理想的な勉強時間
- 平日:5時間以上
- 休日:10時間以上
- 夏休み:10時間以上
「そんなに勉強できないかも…」「やる気はあるけど集中力が続かなそう…」という中学生は、塾の自習室をフル活用してください。授業がない日でも自習室に通うことで、勉強せざるを得ない環境に身を置けます。
中学生の勉強法【定期テスト】

定期テストで「過去最高得点」を取るためのコツと注意点をご紹介します。
まずはやることリストを作成する
定期テストの点数を上げるためには「計画立て」が大切です。スケジュールを立てずに勉強を始めると「テスト前日なのに全然終わっていない…」というリスクが発生するかもしれません。
「1日ごとのやることリスト」を作成し、計画通りに進めるだけで完璧に仕上げる状態を作りましょう。作成の手順は、以下のとおりです。
- STEP1:目標点数を決める
- STEP2:達成するために必要なタスクを箇条書きにする
- STEP3:タスクごとに必要な勉強時間を書く
- STEP4:テスト本番までの残り日数をもとに、1日に必要な勉強時間を算出する
- STEP5:1日ごとに「タスク」と「必要な勉強時間」を決める
目標点数の決め方は「想定より+10」がおすすめです。80点が目標なら90点を取るつもりで勉強してください。なぜなら、「予想より高得点だった」よりも「予想より低かった」のほうが圧倒的に多いからです。90点をキープしている人=100点を狙っています。志は高く持ちましょう。
やることリストを作る上で「詰め込みNG」です。現実的に1日で終わりそうなボリュームでスケジュールを組みましょう。時間が足りずにタスクが全て終わらないことを想定して、優先順位が高い教科/単元から進めるのがポイントです。「テストに出題されそうな内容」「授業中に先生がココが重要だと、と言っていた内容」から勉強を開始してください。
テスト3日前までに「ワーク/問題集」を全教科3周が完了している状態が理想的なペースです。

ワークを完璧にすれば90点を取れる
定期テストは学校で配布されているワーク/問題集の中から出題されることが多いです。ワークを完璧にすれば、一部の応用問題以外は解けるようになります。
テスト勉強の仕方がわからない中学生は、以下を参考にしてください。
目標点数ごとの勉強法
- 平均点:ワークの基本問題と標準問題を完璧にする
- 90点:ワークをすべて完璧にする(余裕があれば市販教材を検討)
- 100点:ワーク+公立高校入試問題レベルの問題集を完璧にする
ワークの正しい使い方は「成績が上がる中学生の勉強方法」で前述しました。
「小テスト」「単元テスト」から出題される可能性もあります。最低でも1周は取り組んでください。
100点を狙うための市販テキスト
定期テスト対策は「学校から配布されたワーク/問題集」「単元テスト/小テスト」だけで重要です。
ただし、90点以上を狙うなら応用問題を解けるようになる必要があるため、市販のテキストを追加購入したほうがよいでしょう。
目標点数ごとの追加教材
- 90点:「中学定期テスト 得点アップ問題集」
- 100点:「ハイクラス徹底問題集」or「最高水準問題集」
ただし、ワークや問題集を完璧に仕上げてから購入を検討してください。学校からワークが配布されない教科の場合、上記の教材を代用しましょう。
「3つのNG行為」をやらない
「テストを頑張ったのにダメだった…」と、点数が伸び悩む中学生がやりがちな「逆効果の勉強法」をご紹介します。反面教師にしてください。
NG行為①:テスト前日の一夜漬け
一夜漬けの勉強は、あまりにも非効率です。暗記は1日で一気に覚えるよりも、1週間以上前から毎日コツコツ覚えたほうが長期記憶に残りやすいと言われています。
たとえ定期テストで高得点を取れたとしても、すぐに忘れてしまっては高校受験勉強の際に再度暗記する必要があります。
理化学研究所の調査によると、「一夜漬け(集中学習)」より「分散学習」のほうが効果的であることが証明されています。
テスト前日に一夜漬けをしなくて済むように、「1日ごとのやることリスト」を事前に作り込むことが最重要です。
NG行為②:ワークを一周だけ解く
定期テストで成績が悪い子ほど、ワークを甘く見ています。「1周だけ解く」「2周以上解くけど、復習をあまりしない」ケースが多いです。
勉強とはできなかったことをできる状態にすることです。ワークを1周しただけでは×と◯に分けただけで、一ミリも賢くなっていません。×→◯にするためには最低でも3周は必要です。
ワーク&問題集の正しい使い方は「成績が上がる中学生の勉強方法とは?」をご覧ください。ワークを制した者が、定期テストを制する。
NG行為③:友達との勉強
テスト1週間前の部活が休みの期間に「友達と一緒に勉強する子」=「成績が落ちる子」の典型例です。あまりにも非効率なので絶対にやめましょう。
友達と同じ空間でテスト勉強すると、ついつい遊んでしまうだけでなく、集中力が長続きしません。
1人で勉強が苦手な子は「塾の自習室」を活用してください。塾の自習室なら「黙々と勉強しなきゃいけない雰囲気」なので、半強制的に勉強時間を増えるはずです。
高校受験勉強の基本戦略

高校受験生が知っておくべき、入試攻略のコツを解説します。
戦略①:内申点対策3選
高校入試の合否は「学力検査(筆記試験)」+「内申点」で決まることが多いです。
特に公立高校を目指す子にとって、内申点対策は欠かせません。「授業態度」「定期テスト」を除く、内申点対策のテクニックをご紹介します。
- 「提出物」の期限厳守&完成度120%
- 「先生を尊敬している」ように見せる
- 単元テスト・小テストで満点を取る
なお、内申点(評定)とは、各教科5点満点9教科で構成される合計45点満点の成績表です。
内申点対策1:「提出物」の期限厳守&完成度120%
「ちゃんとやれば、ほぼ満点評価をもらえる」のが提出物です。学力を上げる・テストで高得点を取るのは難しかったとしても、提出物をしっかり出すのは誰でもできます。こういった「小さな努力」の積み重ねが、高校入試の合否に直結します。
提出物のポイントは「提出期限」&「完成度」です。
締め切りを守るのは当然ですが、テキトーな取り組み姿勢だと意味がありません。ワークや課題プリントの場合、「途中式」や「答えにたどり着いた根拠」をていねいに書き込みましょう。コツコツ努力していることを先生にアピールできます。先生が読みやすい、ていねいな字で書くこともお忘れなく。
内申点対策2:「先生を尊敬している」ように見せる
「先生から好印象の生徒」が内申点でも有利になります。もちろん公正公平に評価すべきですが、先生も人間です。好き嫌いが評価に反映してもおかしくありません。
先生から好かれるためにやるべきことは3つあります。
- ガンガン質問する
- 笑顔であいさつする
- 授業中に先生の説明をうなずきながら聞く
授業中に質問するのが恥ずかしい方は、授業の前後でもOKです。ぼやっとした質問でも構いません。「質問の内容」が大事なのではなく、「質問すること自体」が大事なのです。
先生の立場で考えてみましょう。「勉強が得意でも授業態度が悪い子」と「勉強は苦手でも努力している子」なら、後者を応援したくなるはずです。
内申点対策3:単元テスト・小テストで満点を取る
意外と忘れがちですが、授業中に行われる「単元テスト」「小テスト」も評価対象です。1回あたりの配点は小さいかもしれませんが、年間トータルだと定期テストに匹敵するほどの影響度合いを持ちます。
単元テスト/小テストは、授業をしっかり聞いて復習すれば誰でも満点を取れるようになっています。満点を取れる子=「地頭が良い子」ではなく、「テスト対策をちゃんとしている子」です。満点を取れないなら、どこかがサボっていると言わざるを得ません。

戦略②:「英数」→「理社」の順番で進める
高校受験勉強を効率的に進める上で、「順番」を間違ってはいけません。有名講師や専門家が口を揃えて「英語と数学から学ぶべき」だと発言しています。
「英数」→「理社」の順番で勉強すべき理由は3つあります。
- 英数は暗記要素が少なく、早めに勉強しても忘れる心配が少ない
- 英数はボリュームが多く、長期間をかけてコツコツ学ぶ必要がある
- 理社は単元ごとに独立しており、早めに取り組むメリットが少ない
高校受験勉強における、教科ごとの時間配分の一例もご紹介します。定期テストや学校の宿題にかかる時間は含みません。
教科の時間配分(入試対策)
- 中1〜中2:英数100%
- 中3春:英数60%、理社30%、国10%
- 中3夏:英数45%、理社45%、国10%
- 中3秋:英数30%、理社60%、国10%
中3の夏休みが終わるまでに「英数の基礎固め」が完璧な状態が理想です。ただし、志望校の学力などによってペースは異なるため、塾の先生に相談しながら勉強スケジュールを決めてください。
具体的な学習計画は、高校受験の勉強スケジュール+やるべきことでくわしく解説しました。
戦略③:スタートを早めて「学習量」で攻める
高校入試で志望校に合格する子は、勉強時間が圧倒的に多いです。一方で、志望校に落ちる子は、勉強効率を求めるあまり勉強時間が不足しがち…。
結局のところ、多くの中学生が偏差値を上げるには「勉強時間を増やす」しかありません。

ただ、1日10時間も勉強できる子はほんの一握りしかいません。だからこそ、早めに受験勉強をスタートすべきなのです。「中3から勉強を始めた子」と「中1から勉強を始めた子」なら、後者のほうが1日あたりの勉強時間が少なくてすみます。
「集中力に自信がない中学生」「長時間も自習する自信がない中学生」ほど、中1・中2から本気モードになりましょう。
戦略④:満点ではなく、合格最低点を目指す
あなたの志望校の「合格最低点を超える」ことを目標にしてください。
合格最低点を超えるために「今からどの教科のどの単元を勉強すべきか?」を見極めることが大切です。中3の秋以降は、この逆算思考を持ってください。
満点を目指す勉強法と、合格最低点越えを目指す勉強法は大きく異なります。たとえば500点満点中300点がボーダーラインの場合、英語が30点と惨敗しても他の4教科で挽回できます。逆に、数学と理科で9割の正解率でも、他の3教科が3割の正解率なら不合格です。
極端な話、どうしても苦手なら「捨てる単元」があっても問題ありません。毎年正答率が10%未満の単元の問題に大きな時間を割くべきなのは、トップ校を目指す上位10%の生徒だけです。
公立高校入試では、基本的に1つのテストですべての受験生の合否を決めなければいけないため、簡単すぎず難しすぎないレベルが出題されます。入試問題は毎年ほぼ「同じ形式」かつ「同じ難易度」なので、各校の合格最低点の目安は分かります。あなたの志望校の「合格最低点」は進路指導の先生などから教えてもらいましょう。

戦略⑤:参考書1冊を完璧に仕上げる
高校入試&定期テスト対策ともに言えることですが、「参考書/問題集の浮気」は厳禁です。1冊を完璧にマスターするまで、他のテキストを追加購入してはいけません。
成績があまり伸びない中学生ほど、「もっと効率よく勉強できる教材があるはずだ」と新たなテキストを追加で買いがちです。追加購入するとどちらの教材も中途半端になって、成績が下がるリスクすら考えられます。
高校受験勉強でやるべきことは、「学校で配布されたワークを完璧にする」だけです。ワークが完璧になった時点で「市販の参考書」の追加購入を検討してください。志望校の偏差値が50程度までなら、市販の参考書は不要です。
ワーク&問題集の正しいやり方は、成績が上がる中学生の勉強方法とは?で徹底解説しました。

中学生の勉強法【高校受験】

主要5教科の効率の良い勉強法を解説します。高校入試に向け「苦手克服」「得点力アップ」を目指しましょう。
「英語」の勉強法
高校受験の英語は、「単語・熟語」と「文法」が最優先です。基礎固めが終わったら、「長文」「リスニング」「英作文」の対策を始めましょう。
単語・熟語
英単語/英熟語を覚えるコツは、毎日コツコツ続けることです。
最短最速で暗記したい中学生に「シャドーイング」「五感をフル活用」をご紹介します。シャドーイングとは、英語を聴きながら、追いかけるようにすぐに真似して発音する方法です。「リスニング力」「スピーキング力」「語彙力」の強化に繋がります。また、目・手・耳・口を組み合わせることで記憶が定着しやすいと言われています。
1週間で100単語を暗記する方法
- 1日目:100単語をすべて覚えるつもりで暗記する。「単語帳を読む→書いて覚える」ではなく、五感をフル活用する。発音しながら書く+音声を聞きながら自分でも音読する。(もちろん初日で完璧には覚えられない)
- 2〜6日目:スキマ時間にシャドーイングする(6日目には8割以上を覚えられる)
- 7日目:テストで総仕上げ(単語を見た瞬間に意味がわかるように)
1日20個ずつ覚えるよりも、上記のようにテクニックを使った方が忘れにくいです。
「暗記用アプリ」がついている英単語帳がおすすめです。以下の購入を検討してください。
おすすめの英単語帳
英単語を1000語ほど覚えたら、英語長文の9割が読めると言われています。内申点1-2は800語、内申点3は1200語、内申点4-5はすべて覚えてください。「夏休みが終わるまで」に一通り覚えられたら理想的です。
英文法
英文法は、問題を解きながら知識を定着させましょう。教科書やノートを見ているだけでは非効率です。
- 手順①:教科書&ノートを見てなんとなく理解したら、学校で配布されたワークを3周する
- 手順②:「中学基礎がため100%できた!文法」を完璧にする
- 手順③:「ニューコース問題集 中学英文法」で問題を解きまくる
上記の通りに進めるだけで、偏差値60を超えるはずです。塾で配布された参考書がある場合は、別途購入する必要はありません。
長文
長文読解は「速さ」と「正確さ」が求められます。この2点を鍛えるコツをご紹介します。
- 文章を後ろから訳しながら読むのではなく、「前から読む」かつ「文のまとまりをスラッシュ(/)で区切りながら読む」ことを徹底的に練習する
- 練習では「本文」→「問題文」の順で見る。入試本番では「問題文」→「本文」の順で見る(問題を先に読んだほうが簡単に正解できるものの、読解力が身につかないため)
長文読解の問題演習なら「学校で配布されたワーク」と「とってもすっきり英語長文」がおすすめです。いろんな種類の英文に対応しています。
リスニング
「英語を全然聞き取れない…」「リスニングが苦手すぎる…」とお悩みの中学生には、リスニング教材「スーパーステップ」がおすすめです。基礎から高校受験レベルまで、英検5級から3級まで対応しています。この1冊を完璧にすれば、高校入試のリスニングは怖くありません。
リスニングができない原因は「英単語」「英文法」なことが意外と多いです。そもそもの英語を知っていないと、正確に聞き取ることはできません。英単語と英文法もしっかりと仕上げましょう。
英作文
英作文は「英借文」だと言われています。ゼロから自力で英文を作ろうとすると難しいですが、普段の勉強の中で出てきたフレーズや英文を「借りる」ことで、自然な英文を書けるようになります。
得点力アップのコツは、以下の通りです。
- 「英単語・英熟語の暗記」と「英文法」を仕上げる
- 難しい表現ではなく、自分の使える表現で答える
- 英文自体が合っていれば、内容は架空でもOK
- 英作文に使えそうなフレーズを暗記しておく
- 最短ルートは、塾の先生に添削してもらうこと
英作文自体の勉強にそれほど時間をかける必要はありません。むしろ、英単語や英文法を完璧にすることが最優先です。
問題演習は「過去問」を活用してください。少なくとも5年分の過去問に取り組み、「出題パターン」を把握しましょう。問題量をもっとこなしたいなら、違う都道府県の過去問も検討してください。
「数学」の勉強法
数学の勉強法は「解法パターンを覚える」ことが最重要です。
問題と解法パターンは数種類しかありません。数学が苦手な子が問題でつまずくと「ひらめきがない」「解き方を思いつけない」と考えがちですが、解けない原因は「ひらめき力」ではありません。ただ単に、解法パターンを知らない/慣れていないだけです。「こんな問題には◯◯◯の解き方」といった型が決まっています。
ただし、解法パターンを知っているだけでは得点力が伸びません。解法パターンを実際の問題で使いこなすためには「慣れ」が必要なので、ワークや問題集をたくさん解きましょう。

具体的にやるべきことは、以下の通りです。
- 手順①:教科書&ノートを見て、公式・定理・基礎知識をなんとなく理解する
- 手順②:学校で配布されたワークを3周する
- 手順③:「ニューコース問題集」で解法パターンを頭に叩き込む
- 手順④:「過去問」で出題傾向をつかむ
偏差値を一気に上げようと焦って、応用問題に手を出しても非効率です。「基礎」→「応用」の順番を厳守してください。
また、問題でつまずいた際に、解説をすぐ見るのはおすすめしません。自力でなんとか解答した上で、どうしてもわからない場合の最終手段として解答解説を見ましょう。
「国語」の勉強法
ほとんど勉強しなくても高得点を取れる子がいる教科です。日本語が文章になっているだけなので、人の心情を読み取れたり、内容を正しく理解できれば正解できます。
ただし、80点が限界です。90点以上を狙うなら、「正しい勉強法」が欠かせません。
漢字・文法
覚えるだけで満点を取れる得点源です。国語が苦手な子ほど、漢字・文法で満点を狙いましょう。
市販の漢字/文法ドリルを1冊だけ購入して、最後までやり切るだけでOK。大切なのは1冊を100%完璧にすることです。中途半端にやったり、他の教材に浮気しないでください。
教材を持っていないなら「中学漢字・語句・文法1100」がおすすめです。1周目で全然覚えられなくても、2周3周と繰り返すことで記憶に定着します。付属している赤フィルター&一問一答形式のアプリを活用しましょう。
古文・漢文
国語で高得点or難関校を目指すなら、古文・漢文で満点を狙いましょう。
勉強のゴールは「文章をしっかり読めるようにすること」です。現代の文章に直せれば問題自体は難しくありません。
古文単語と文法の知識が積み上がれば、読解力も自然に高まります。「古文単語」「古典文法」「歴史的仮名遣い」をしっかり勉強してください。
学校のワークを完璧にした上で、時間に余裕があれば「とってもすっきり古文漢文」にも取り掛かりましょう。基礎からていねいに学べるため、古文漢文が苦手な中学生でも入試問題に対応できるようになります。
文章読解
文章読解の長文は「説明的文章(説明文、論説文)」「文学的文章(物語文、随筆文、小説)」の2つに分類できます。長文が苦手な中学生が実践すべきポイントをご紹介します。
説明的文章(説明文、論説文)
- 「筆者の主張」を読み取る
- 「対比」に注目する
- 「接続詞」をヒントに文章の構造を把握する(だから/なぜなら/しかし/一方/つまり等)
文学的文章(物語文、随筆文、小説)
- 「5W1H」を意識して読む(どういうことで、なにで、いつ、どこで、だれが、何をした)
- 登場人物の心情を「自分視点」ではなく、「客観的な視点」で考える(勝手に想像しない)
- 「気持ちの変化」に注意する(ヒント:人物のセリフ/人物の行動/情景描写)
読解がどうしても苦手な中学生は、毎日1題を解くことを強くおすすめします。量をこなすことで解き方のコツをつかんできます。「完全攻略 読解」を活用しながら、毎日継続しましょう。
長文読解をサクサク読むためのテクニックは以下の通りです。
- 「設問→本文」の順で読む
- 語彙力を上げる(わからない単語や熟語が出てきたら、すぐに調べるクセをつける)
- 長文を読みながら重要箇所に印をつける(接続詞/指示語/要約のヒントになる箇所)
「理科」の勉強法
理科(生物/化学/物理/地学)は、「数学」の勉強法とほぼ同じです。問題演習に取り組みながら「解法パターン」をつかむことが最重要です。
たくさん問題を解いて「問題形式」や「答えを導くプロセス」に慣れれば、理科が苦手な中学生でも応用問題を解けるようになります。

効率の良い勉強法は、以下の通りです。
「社会」の勉強法
歴史/地理/公民ともに「教科書の内容」を徹底的に覚え込むだけでOKです。一部の難関校を除いて、教科書の範囲からしか出題されません。
歴史
「暗記」だけでなく、「歴史のつながり・流れ」をしっかり理解することが大切です。年号や用語の丸暗記だけだと、高得点もしくは難関国私立校を狙うには不十分です。
歴史の流れを知っていると、年号を正確に覚えていなくても順番を並び替えたり、重要用語が頭に浮かぶようにあります。たとえば、ある戦争に関する問題が出た場合、戦争が起きた理由や背景・戦後の影響・新たに結ばれた条例の内容を思い出しやすくなります。

地理
「一問一答」や「地図・グラフなどの資料を読み取る問題」が多く出題されます。各地域の気候や雨量、特産物の生産量など、いろんな種類の問題に対応する力を身につけるために、幅広い問題演習に取り組んでください。
「世界中の国」&「日本の各地」にどんな特徴があり、人々はどんな暮らしをしているのかを想像しながら勉強しましょう。
地理で高得点を取るには「暗記」が欠かせません。効率的に暗記するコツをご紹介します。
暗記のコツ
- 手順①:覚えたい問題集の該当ページを1ページ毎に4枚程度コピーする
- 手順②:解答を見ながら1枚目に答えを赤で書き込む
- 手順③:赤フィルターを使う・机や壁に貼る・何度も読み上げることで、赤の答えを覚える
- 手順④:赤の答えを即答できるようになったら、予備のプリント(2〜4枚目)を使い、全問正解できるか試す
上記の方法をコツコツ努力すれば、だれでも高得点を狙えます。
公民(政治分野/経済分野)
中3でのみ学習する科目であり、学年末まで勉強し続けます。そのため、公立高校の入試で深掘りされた問題が出題されることはほぼありません。「教科書の太字箇所」をしっかり暗記できれば高得点を狙えるでしょう。
「教科書」「配布されたワーク」「(余裕があれば)以下の問題集」を完璧にするだけでOKです。
公民には「歴史」と「地理」の融合問題が出題されるケースがあります。歴史と地理をしっかり勉強すれば、公民は得意分野のひとつになるはずです。
高校受験の勉強スケジュール+やるべきこと

最優先で取り組むべきことを、成績別にまとめました。偏差値と評定はあくまでも目安です。
高校受験勉強を何からすればいいかわからない中学生に向けて、勉強スケジュール案をご紹介します。

中1
- 内申点対策3選をもとに、評定4〜5を狙う
- 目標勉強時間:毎日1時間
- 学習塾に通い始める
中学1年生が高校入試に向けてやるべきことは、内申点対策です。
多くの都道府県では中1の評定も高校入試の評価対象になります。「定期テスト」はもちろんのこと、「単元テスト/小テスト」にもこだわりましょう。中1の評定が悪いと入試直前に後悔してしまいます。
部活が忙しい子こそ、学習塾を活用しながら勉強習慣を身につけることも大切です。
中2
中学2年生が高校入試に向けてやるべきことは、英語&数学の基礎固めです。
今まで習った範囲のワークを徹底的にやり込みましょう。国理社はまだやらなくて大丈夫です。
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中3:春休み
中3:1学期
中3:夏休み
中3:2学期
- 内申点対策3選で評定5を狙う
- 目標勉強時間:平日4時間、休日8時間
- 志望校を第3希望までを確定する
- 模試を受けて、「合格最低点」を超えるための弱点を把握→復習する
- 5教科のワークを3周する
- ワークが完璧になった場合のみ、市販のテキスト1冊を進める
中3:冬休み+受験直前期
- 目標勉強時間:平日4時間、休日8時間
- 冬期講習に通う
- 弱点を総復習
- 過去問演習
中学生が実践できる!効率の良い勉強テクニック集

定期テスト&高校受験対策で実践すべき、4つのコツを解説します。
「予習」より「復習」が大切
成績アップに「予習」は不要です。復習だけに注力しましょう。
そもそも予習の目的は、学校の授業を聞いた時にサクサク理解できるようにすることです。ただ、学校の授業は事前知識ほぼゼロの生徒向けに作られているので、予習をしなくても理解できるはずです。
一方で、復習は欠かせません。授業で理解したつもりでも実際に問題を解くと苦戦します。授業当日は内容を覚えていても、1週間も過ぎれば授業内容をほぼ忘れてしまう子も多いでしょう。
だからこそ、「授業後」「単元ごと」「期末ごと」にしっかりと復習してください。授業の復習のやり方は、以下の通りです。
復習のやり方
- 手順①:教科書とノートを見て、学んだ内容を思い出す
- 手順②:学んだ範囲のワークを1周する
- 手順③:間違えた問題を完璧にマスターする
ワークや問題集の正しい使い方は、成績が上がる中学生の勉強方法とは?で徹底解説しました。
スキマ時間にやるべき2つのこと
電車の中・信号待ち・休み時間・就寝前など、たった数分のスキマ時間を積み重ねることで、意外と大きな結果をもたらします。
英単語帳
暗記は繰り返すことが大切だと言われているため、スキマ時間の活用に最適です。単語帳を持ち歩いて、いつでもすぐに見られる状態にしておきましょう。
紙の単語帳よりも「スマホアプリと連携している単語帳」がおすすめです。ただし、スマホを開くたびにSNSなどの誘惑に負けてしまう中学生は、紙の単語帳を使ってください。
英語だけでなく、社会の暗記系でもOKです。
解けなかった問題をプリントして持ち歩く
テスト・問題集・ワークで間違えた問題を印刷し、登下校の際に持ち歩くのも超おすすめです。
「解き方のプロセス」を何回も見直すことで、類似問題をさくさく解けるようになります。スキマ時間を活用して、効率的に復習をしましょう。
集中力アップする方法
集中力が長続きしない中学生が今すぐ実践できる勉強のコツは2つあります。
- 勉強中はスマホと物理的な距離を取る。スマホの電源を切って、別の部屋に置く。塾の自習室なら先生に預ける。
- 音楽を聴きながらの勉強はNG。特に歌詞がある音楽だと、勉強&音楽の2つの情報を処理しなくてはいけなくなり、勉強効率が下がる。単純作業の頭を使わない勉強の時だけは音楽を聞いてもOK
自宅学習だと長時間の勉強ができないなら、塾の自習室で「勉強せざるを得ない雰囲気」に身を置くのもおすすめです。
中学生が「塾」に行くべき3つの理由

結論から言うと、ほとんどの中学生は塾に行くべきです。
成績アップを目指す中学生にとって、塾が必要な理由を解説します。
合格から逆算した「コスパ最強な勉強法」が身に付くから
勉強方法に悩んでいる中学生が塾に行くべき理由1つ目は、「圧倒的に効率的な勉強方法」をプロに教えてもらえる点です。
ほとんどの塾には「高校受験のプロ(学習アドバイザー)」があなたにピッタリの勉強方法を考案してくれます。具体的には、以下の3つが挙げられます。
- あなたの状況に合わせて、1週間ごとに学習計画を立ててくれる
- あなたの志望校に合わせて、優先的にやるべき教科/範囲を教えてくれる
- 定期テスト/模試の結果をもとに、あなたの苦手/得意をはっきりと分析してくれる
集団塾の場合は、クラスのみんなで一緒にほぼ同じカリキュラムを進めることになるため、勉強の仕方で迷う必要はありません。個別指導塾の場合は、先生があなたに最適なカリキュラムを作成してくれるので、集団塾より具体的になにをやるべきかがハッキリと見えてきます。
集団塾/個別指導塾のどちらにせよ、宿題や予習/復習などの先生に言われたことをしっかりこなすだけでOKです。
一方で、塾に通わないで独学していると、受験に必要がない範囲をやってしまったり、塾の先生に聞けば10秒で分かった問題に2時間悩まされるケースも考えられますよね。シンプルに考えて、受験に強い先生のサポートを活用した方がスムーズに勉強できるのは言うまでもありません。
したがって、志望校合格/定期テストの得点アップしたい中学生は、塾を活用すべきだと言えます。

最新&信頼できる「高校受験の情報」が手に入るから
勉強方法に悩んでいる中学生が塾に行くべき理由2つ目は、「クオリティの高い受験情報」が無料でGETし放題な点です。
塾には過去10年以上の高校受験に関する情報が蓄積されています。「過去問(+傾向と対策)」「部活や学校生活のリアルな雰囲気」「面接で聞かれる質問」など、情報の宝庫と言っても良いでしょう。
塾に行かないでも学校やネットでいろんな情報を手に入れることはできます。しかしながら、塾は「生徒を第一志望校に合格させることでビジネスが成立している」ため、あなたを本気で応援してくれます。だから、受験に有利になるであろう情報を包み隠さず教えてくれるのです。
したがって、高校受験に有利になる情報をGETしたい中学生は、塾を活用すべきだと言えます。

ライバルの影響でモチベーションが上がるから
勉強方法に悩んでいる中学生が塾に行くべき理由3つ目は、モチベーションを高くキープできる点です。
いくら効率的な勉強方法が知っていても、継続して勉強し続けられなきゃ意味がないですよね。受験を制するためには、間違いなく「継続力」が必要です。
ただ、独学(家庭学習)だとどうしてもサボってしまって、気合い入れて勉強し始めたものの、三日坊主になりがち…。
一方で、塾に通えば友達/同級生が頑張っている姿を見れるので、「自分もやらなきゃヤバイ!」と気合いが入ります。さらに言うと、塾の授業に遅れた=サボっていた、とすぐ現実に直面するため、軌道修正が容易でしょう。
したがって、サボりグセがある/自分でコツコツ勉強する自信がない中学生は、塾を活用すべきだと言えます。

よくある質問

中学生と保護者からの質問に回答します。
受験勉強は何からすればいい?
高校受験の勉強を何からすればいいのか迷ったら、「英語」から学習スタートしましょう。
英語から学び始めたほうがよい理由は、得点源になりやすいからです。(難関高校を除いて)受験英語は基礎をしっかり定着させておけば、驚くほどかんたんに得点できます。
言い換えると、ライバルも英語を得点源にしているため、取りこぼしを防ぐことが大切です。Yahoo!知恵袋でも「英語派」の意見がたくさんありました。
どこから手をつけたらいいのか分からないなら、先ずは英数の総復習を授業と並行して始める。
英数は他の教科より「積み上げ」型なので、既習範囲に弱点があると、これから頑張ってもなかなか伸びないのよ。3年生の授業も、分からなくなるかも知れない。
なので早めに既習範囲の基礎、できれば典型的な応用問題レベルまでさらっておきたい。
引用:Yahoo!知恵袋
英語だけやればいいわけではありません。数学/国語/社会/理科もすべて大切です。ただ、多くの高校受験生にとって、英語の優先順位が1番なのは間違いないでしょう。
「学習の優先順位」「学習の手順」に正解はありません。志望校/成績/好き嫌いなどによって異なります。大切なのは、「あなたにとってベストの学習スタイル」を自分で見つけることです。
英語だけじゃなく、「理科」「社会」の必要性を感じているなら中学生が塾で習うべき教科とは?【理科・社会は必要か?】を参考にしてください。結論としては、中学生は「英語」と「数学」に集中すべきです。
予習と復習はどっちが大事?
「予習」よりも「復習」が圧倒的に重要です。
復習を徹底的に頑張るべき理由は3つあります。
- 理由①:予習をしなくても、授業と復習でカバーできる
- 理由②:復習しないと、得点力に必要な「演習量(問題を解く量)」が足りない
- 理由③:復習しないと、「分かった気がする」だけで満足してしまい、実は理解できていないことばかり
勉強の流れは、「①予習」→「②授業」→「③復習」→「④試験」であり、試験までに得点力をつけることが重要です。①〜③のなかで重要度が最も低いのが「①予習」です。
優秀な先生や予備校講師も口を揃えて、「復習のほうが大事」と発言しています。「予習だけでOK」と考える教育者はほとんどいないでしょう。

ただし、時間に余裕があるなら予習にも軽く取り組んでください。たった10分でできる予習のやり方は次のとおり。
今すぐ実践してほしい復習のやり方は、成績が上がる中学生の勉強方法とは?で解説しました。復習=「解き直し」メインです。
志望校の選び方は?
志望校決めのポイントは、以下の通りです。
- 第1志望〜第3志望まで決める。学力重視の場合は「安全校(偏差値-5)」「実力相応校(偏差値0)」「チャレンジ校(偏差値+5)」でそれぞれ1校ずつに絞る
- 志望校を決めるタイミングは「今すぐ」(中3の12月ごろに三者面談で受験校を最終決定)
- SNS/YouTube/公式HPで雰囲気をチェックし、文化祭/学校説明会/体験会でリアルを体感する
- 高校選びで強い希望がないのであれば「希望の大学に合格しやすい高校」を選ぶ
- 「仲良しの友達が受験するから」「努力しなくても入れそうだから」は後悔するリスクが高いのでNG
志望校決めの軸は、主に3つあります。個人的には、「将来の夢」や「憧れの職業」から逆算して決めるのがおすすめです。
- 決め方①:「就きたい仕事」→「目指す最終学歴」→「行くべき高校」
- 決め方②:「どんな高校生活を送りたいか?」
- 決め方③:「自分よりちょっと高い学力」
上記を参考にしつつ、まずは情報収集から始めましょう。学科、公立or私立、男女共学or別学、校風や特色、学力レベル、進学実績・就職実績、面倒見の良さ、通学時間、部活など、高校ごとの魅力や特徴を理解した上で、後悔しない志望校選びをしてください。

親がやるべき受験サポートは?
保護者が子どものためにできることは、以下の通りです。トップ校に合格した子の親がやっていることをリストアップしました。
- 規則正しい生活習慣を身につけさせる(特に寝る時間)
- 子どもの苦手分野を把握する
- 「宿題やテスト勉強をちゃんとやっているか」を心配しすぎない(親に信用されていないと感じると、子供はどんどん心を閉ざして、本当に助けが必要なときに親を頼らなくなる)
- 保護者も一緒に勉強する(子は親の背中を見て育つ。トップ校に合格する子の親は、子どもが塾の宿題に取り組んでいる間に、語学を勉強したり・仕事のためにビジネス書を読んでいる)
塾は本当に通うべきなの?
「学習塾」or「独学」で迷っているなら、塾に行くべきです。
「定期テスト」「高校受験」を対策する上で、塾に通うメリットは3つあります。
- メリット①:「高校入試の最新情報」や「志望校別の攻略法」が手に入る
- メリット②:友だちやライバルと切磋琢磨することで、モチベーションが上がる
- メリット③:分からない問題をすぐに質問できるので、勉強効率が一気に向上する
一方で、塾に通うデメリットは「費用がかかる」ことくらいではないでしょうか。また、塾選びで失敗すると逆効果になるリスクも考えられます。(塾選びのコツは次の章で後述しました)
勉強の量と質を高めるためにも、中1から塾は必須だと言えます。部活がハードな中学生は週1からでもOKです。
高校受験勉強は何からすればいい?
高校受験対策で最初にやるべきことは「教科書&ノートの読み直し」→「学校で配布されたワークのやり込み」です。
正直なところ、ワークを完璧にマスターするだけで偏差値60を突破可能です。もしワークが終わったのに成績が伸び悩んでいるなら、勉強法が間違っている可能性が高いです。
ワーク&問題集の正しい使い方は「成績が上がる中学生の勉強方法とは?」で解説しました。

高校受験勉強はいつから?まだ間に合う?
「中3の夏休み」から受験勉強を本格的に始める子が多いです。
部活を引退してから塾に通い始め、夏期講習のタイミングで目の色が変わります。
ただし、みんなと同じ時期に勉強を開始すると、どんなに努力しても「差がつかない」ことに悩まされるかもしれません。あなたと同様にライバルも努力しているため、1日8時間勉強しても成績が落ちる可能性も…。
志望校合格に間に合うかどうかは、断言できません。少なくとも、偏差値を上げるにはライバルに「努力量」が勝つ必要があります。
だからこそ、「今すぐ」勉強を始めるべきです。早めに始めた方がトータル勉強時間が増えるのは言うまでもありません。
1日の理想的な勉強スケジュールは?
定期テスト・高校受験対策における、1日の勉強スケジュール案をご紹介します。以下は受験生の土日を想定していますが、中1中2も参考にしてください。
1日の勉強スケジュール(休日/部活あり)
6:30〜 起床
8:00〜16:00 部活
16:00〜18:00 帰宅/休憩
18:00〜19:00 自習@塾
19:00〜20:30 授業@塾
23:00〜 就寝
1日の勉強スケジュール(休日/部活なし)
7:00〜 起床
9:00〜11:00 自習@図書館orカフェ
11:00〜17:00 自由時間
17:00〜19:00 自習@塾
19:00〜20:30 授業@塾
23:00〜 就寝
長時間の自習をする場合、自宅ではなく塾の自習室がおすすめです。
中学生の効率の良い勉強法=「基礎固め」

高校入試に向けた受験勉強は「基礎固め」からはじめましょう。基礎・基本を甘く見ていると、偏差値60以上の難関校はもちろん、偏差値50程度の高校ですら苦戦しちゃいます…。
基礎固めが100%できる状態とは、教科書の範囲を友達に授業できるレベルまで理解している定着度を指します。あなたが「先生役」になれないのであれば、基礎固めに抜け漏れがあると言わざるを得ません。
まずは、成績が上がる中学生の勉強方法とは?で解説したとおりに、問題集を徹底的に解いてください。問題演習をしながら、つまずいた箇所を穴埋めしていくイメージです。
勉強効率をさらに加速させたい子は、塾の自習室をフル活用してはいかがでしょうか。自習室にこもりつつ、暗記&問題集の解き直しから徹底的に取り組みましょう。