- 高3は夏期講習に行くべきか?
- 夏期講習の平均費用はどれくらい?
- 夏期講習だけでも成績は上がるの?
こういった疑問に答えます。
大学入試が近づくにつれて、友達やライバルの受験勉強への姿勢がガラリと変わってきます。塾や予備校をあまり利用してこなかった高3生にとって、夏期講習は入塾するベストタイミングです。
ただ、河合塾や駿台などの予備校がたくさんあるため、どの夏期講習を受けるべきか迷ってしまいます。せっかく高い講習費用を払うからには、偏差値アップに直結する環境を提供してほしいですよね。「こんなハズじゃなかった…」と夏休み明けに後悔するのは絶対に避けたいところ。
そこで本記事では、夏期講習だけでも行くべき3つの理由を徹底解説します。
ワンランク上の大学を目指したい方、コスパ良く夏期講習を活用したい高校3年生は必見です。
高3は夏期講習に行くべきか?
結論から言うと、高校3年生は夏期講習だけでも行くべきです。
大学受験をする上で、どうしても夏期講習が必要な理由は3つあります。
効果①:勉強の「量」が向上する
夏期講習をうまく活用することで、勉強の「量」が圧倒的に増えます。
結局のところ、受験に勝てるかどうかは「勉強時間」次第です。勉強時間が増えれば、必然的に合格率も高まります。
もちろん、自宅でガッツリ勉強できるならわざわざ高い授業料を払って夏期講習に行く必要はないでしょう。ただ、独学でがんばろうと思って塾に通わなかった子のほとんどが「サボりグセ」が出て、夏休みをムダしちゃう…という厳しい現実があります。
高校3年生の場合、夏休みの勉強時間は1日8〜10時間は必要だと言われています。塾に通わずに、誘惑に勝ち続けながら勉強するのは非現実的でしょう。
夏期講習に通いながら「勉強せざるを得ない環境」に身を置くことが最適化だと言えます。
自宅や図書館だと集中力の維持が難しい場合、塾の自習室を活用してください。自習室をフル活用するだけで、夏期講習費用の元を取れます。
高校生に最も評判がよい「自習室」は、東進ハイスクールです。自習室目当てで東進に入塾する高校生が多発するくらいの人気を誇ります。
効果②:勉強の「質」が向上する
夏期講習をうまく活用することで、勉強の「質」が圧倒的に増えます。
塾を利用せずに独学で勉強すると、どうしても非効率な勉強になってしまいます。なんとなく理解できても、模試を受けたら偏差値がぜんぜん上がっておらず、ガッカリする可能性が高いです。
事実として、「夏期講習に通っていた子」と「夏期講習を受けずに自習していた子」なら、前者の方が偏差値アップしやすいのは言うまでもありません。受験生の多くが夏期講習を受講しているため、夏期講習に行かないと「偏差値を現状維持する」ことすら難しいでしょう。
一方で、夏期講習を受けることで、「志望校合格から逆算したカリキュラムを使える」「志望校合格に向けて、具体的に何をやるべきなのかを教えてくれる」「過去問を分析して、入試の出題傾向を教えてくれる」などの大きなメリットがあります。
最短ルートで偏差値アップ&受験合格を目指すなら、夏期講習行くのは必須だと言えます。
効果③:「本気モード」になれる
夏期講習をうまく活用することで、あなた自身が「本気モード」へとスイッチを切り替えられます。
高校3年生の多くが一学期までは部活やアルバイトをしていて、なかなか受験勉強に本腰が入っていないでしょう。一部の進学校を除いて、「夏休みからがんばろう!」と考えている子がほとんどです。
ただし、いざ夏休みから受験勉強を本格始動しようと思っても、人間の意思は弱い&誘惑に負けやすいため、自力でコツコツ勉強するのは難しいですよね。
だからこそ、少し高い授業料を払ってでも夏期講習に通い、「こんなにお金を払ってもらったんだから、頑張らなきゃ!」と勉強せざるを得ない環境に身を置くことが大切です。塾ならやる気に満ち溢れた友達&ライバルばかりのため、必然的にモチベーションが高まります。
夏期講習だけでも絶対に行くべき高3生
ほぼすべての高校3年生にとって、夏期講習は効果的です。ただ、夏期講習の必要性は状況に応じて異なります。
よほどの理由がない限り、絶対に行くべき高校生の特徴を解説します。
模試で「A判定」未満の人
第一志望校の判定が「A判定(合格率80%以上)」未満の高校3年生には、夏期講習が必要です。「B判定」以下の場合、独学のままだと「不合格」の可能性が高まります。
なぜなら、夏休み前に「B判定」「C判定」だったライバルが、お金と時間をたっぷりかけることで8月に成績を大幅アップが期待できるからです。
夏期講習を「受講している人」「受講していない人」を比べたら、前者のほうが勉強の質と量が上回るのは明らかです。
現時点でA判定だとしても、夏休みの過ごし方次第でC判定以下に落ちてしまうのでご注意ください。
独学で受験勉強をしてきた人
高3の8月時点で塾や予備校に通っていない高校3年生には、夏期講習が必要です。
なぜなら、独学だと「間違った非効率な勉強法」や「勉強時間不足」に陥る可能性が高いからです。
みんなが思っている以上に、「高3の夏休み」を一人きりで乗り切るのはハードと言わざるを得ません。単純な勉強効率や勉強時間だけなら、独学でもカバーできるかもしれません。
しかし、「メンタル面(不安や焦り)」「モチベーション維持」において、一人きりだと挫折しやすいです。
完全独学(塾なし)の難しさは、大学受験の独学がきつい3つの理由で解説しました。
いまの塾や予備校に不満がある人
学習塾や予備校に通っているものの、ちょっとでも不安や不満がある高校3年生には、(他の塾/予備校の)夏期講習が必要です。
なぜなら、先生や学習環境への不安を持ったまま夏休みに突入すると、もし万一「不合格」になったときに一生後悔してしまうからです。
「◯◯塾に行ったせいで…」「△△予備校に通っておければ合格できたのに…」と、高三の冬に悔やむのは避けたいところ。
今と違う塾に通えば確実にプラスになるとは限りません。ただ、どの夏期講習がベストなのかを比較しないままだと、後悔するリスクが高まります。
1日8時間以上、勉強する自信がない人
圧倒的な勉強量をこなす時間がない高校3年生には、夏期講習が必要です。
夏休みの理想的な勉強時間は8時間以上だと言われています。GMARCHや関関同立、地方国公立レベル以上を目指すなら、1日10時間がノルマです。
これほどの勉強時間を塾なしで毎日継続するのは至難のワザです。夏休みの前半は気合いでなんとかなるものの、中盤になると「中だるみ」でついついさぼってしまいがち…。
夏期講習を受講することで、「授業時間」+「自習室での自習時間」を半強制的に確保できるため、1日8時間はアッという間です。
自宅やカフェだと集中力をキープできない人
集中力が長続きしない&誘惑に負けてしまいがちな高校3年生には、夏期講習が必要です。
なぜなら、勉強せざるを得ない環境に身を置けるからです。
夏期講習を受けると、「課題/宿題」が大量に出されるだけではなく、スケジュール管理もしてくれます。サボりたくてもサボれないため、サボり癖がある人でも勉強量が増えるでしょう。
「夏期講習だけ」でも大学受験に効果アリ
夏期講習だけ(9月になったら塾を辞める)でも通う価値があります。
独学メインで勉強している子でも、夏休み期間だけ予備校/学習塾に通う子は多いです。
- 受験シーズン本番だという「スイッチ」の入れ替えができる
- 志望校合格に向けて、具体的に何をやるべきなのかを教えてくれる
- 自分の課題と解決策がハッキリと分かるから、二学期以降の勉強効率アップ
「自習室が使い放題」であることも、勝負の夏に夏期講習が必要とされる一因です。事実として、東進ハイスクールに「自習室」目当てで通う子が多いことが知られています。
経済的な余裕がない高校生こそ、夏休み期間限定で予備校/塾に通っています。
ひとまず「夏期講習だけ」を受講した上で、夏休み後に「続ける」or「辞める」の決断をしてはいかがでしょうか。
高3の夏期講習費用の平均はどれくらい?
夏期講習の費用相場をご紹介します。料金は学年/塾/コース/コマ数によって大きく異なります。
集団指導塾の料金
- 高校1年生/2年生:約5〜10万円
- 高校3年生:約7〜14万円
個別指導塾の料金
- 高校1年生/2年生:約6〜15万円
- 高校3年生:約7〜25万円
集団指導塾と比較すると割高であるものの、集団指導塾よりも個別指導塾のほうが偏差値アップに直結します。
夏期講習を活用して、第一志望校に合格しよう
高3生が夏期講習だけでも行くべき理由を解説しました。
「ちょっとでも気になった3社の体験授業or資料請求をする→冷静に比較検討→こどもに最終決定してもらう」のが賢い選び方です。ネット上の情報を鵜呑みにせずに、ご自身の目で判断するほうが後悔しないはずです。
第一志望校への合格率を最大化するためにも、充実した夏休みを過ごしましょう。