- 中3の夏休みに勉強してないけど大丈夫?
- 中3の夏休みにすべき勉強時間はどれくらい?
- 8月9月から成績を大きく上げる方法はある?
こういった疑問に答えます。
高校受験を控えているのに、中学3年生の夏休みに勉強していないと焦ってしまいます。やる気はあるし、必要性は感じているのに、机に座ると集中力が続かない…。親としても心配ですよね。
このまま二学期→冬休み→…を迎えると、まともな高校に合格できません。「もっと早く勉強すればよかった…」と入試直前に後悔するのは絶対に避けたいところ。今から逆転できる裏技があるなら試してみたいですよね。
そこで本記事では、中学3年生の8月9月から「やる気&成績を上げる方法」を徹底解説します。
受験勉強を本格スタートしてなくて焦っている中3生と保護者は必見です。手遅れになりたくないなら絶対に見てください。
読み飛ばしリスト
中3の夏休みに勉強してない…。もう手遅れ?
結論から言うと、中学3年生の夏休みなのにほとんど勉強していないなら「大ピンチ」だけど、まだギリギリ間に合うでしょう。
中3の夏休みまでに67.9%が本格的に受験勉強をスタートしています。「ライバルに遅れをとっている」のは疑いようもない事実です。
「勉強習慣がない」「やる気はあるけど集中できない」と落ち込んでいる子でも、奇跡の逆転を果たすためには「努力」は必須です。ラクして成績アップする方法はありません。
具体的にやるべきことは、中3の夏休みに勉強してない子向けの、最強の勉強法3選で後述しました。「今から何をやればいいのか?」を知りたい方は必見です。
これだけは注意!
「手遅れではない」とはいえ、「今すぐ本気にならないと不合格確実」な追い詰められた状況です。偏差値が低い高校なら勉強時間ゼロでも入学できますが、将来のことを考えても絶対におすすめできません。この記事でお伝えする「勉強法」を実践して、今から逆転しましょう!
中学3年生の夏休みの平均勉強時間は?
高校受験予定の中3生が「夏休み」&「二学期」にやるべき勉強時間の目安を解説します。
「夏休み」&「休日」:8時間以上
夏休み期間と二学期以降の休日は、1日あたり8時間がノルマです。偏差値60以上の高校を目指すなら、1日10時間近くは必須でしょう。
今まで勉強してこなかった子にとって、「1日8時間も勉強するなんてムリ…」と感じるかもしれません。たしかに、自宅でもくもくと勉強し続けるのはハードルが高いです。
だからこそ、勉強時間を増やすために「学習塾」を活用するべきだと解説しました。「勉強せざるを得ない環境」を作り上げることが、勉強時間を増やす最短ルートです。
1教科1時間以上を目安にしてください。特定の教科(好きな教科など)ばかりを勉強するのは効率的ではありません。どちらかと言えば、「苦手な教科」を中心に勉強しましょう。
「1日8時間」を達成するためのスケジュール案は、以下の通りです。早寝早起きの生活リズムは厳守。
- 6:00~7:00 起床・朝食
- 8:00~10:00 【勉強】
- 10:00〜10:30 休憩
- 10:30~12:00 【勉強】
- 12:00~13:00 昼食
- 13:00~15:00 【勉強】
- 15:00~15:30 休憩/仮眠
- 15:30~18:00 【勉強】
- 18:00~22:00 夕食・自由時間
- 22:00〜 就寝
「平日(二学期)」:3時間以上
二学期以降の平日は、1日あたり3時間がノルマです。偏差値60以上の高校を目指すなら、1日4時間近くは必須でしょう。
一学期までと違って部活がないので、勉強だけに集中できるはずです。友達や同級生も目の色が変わって、すでに本気モード。「勉強しなきゃ本当にやばい」と感じるムードになっています。
学校後に勉強するのはもちろん、「登校前」「休み時間」「移動中」などのスキマ時間も有効活用しながら勉強しましょう。「ちょっとしたヒマがあったら単語帳を開く習慣」を身につけると、チリも積もれば山となる状態に。
「1日4時間」を達成するためのスケジュール案は、以下の通りです。学校が終わったら「図書館」or「自習室」に向かう習慣を身につけられたら怖いものはありません。
- 6:00~7:00 起床・朝食
- 7:00~7:30 【勉強】
- 7:30〜17:00 登校・授業・下校
- 17:00~19:00 【勉強】
- 19:00~20:00 【塾】
- 20:00~20:30 【勉強】
- 23:00~22:00 夕食・自由時間
- 22:00〜 就寝
中3の夏休みに勉強してない子向けの、最強の勉強法3選
「ぜんぜん勉強していない子」が夏休み後半(8月9月)から、一発逆転するための勉強法を解説します。ラクして成績を上げる裏技は存在しないものの、「ほぼ確実に成績アップできる方法」はあります。
コツ①:まずは「学校の宿題」を完璧にする
「夏休みに出された宿題/課題」がまだ終わっていない場合は、最優先で終わらせましょう。
学校の宿題 > 受験勉強
受験勉強よりも宿題を重要視すべき理由は、「高校受験の合格率を上げる1番カンタンな方法」だからです。
高校入試の一般入試では「内申点」と「学力検査(筆記試験)」で合否が決まります。学力検査で高得点を取れれば良いですが、現実は甘くありませんよね。一方で、内申点(通知表の評価)を上げるのは努力でなんとかなります。少なくとも「提出物」を完璧に仕上げるのは誰でもできるでしょう。
もちろん志望校合格には「受験勉強」も必須です。どんなに内申点が高くても、学力検査の結果が良くなければ合格はできません。
ただ、「夏休みまで全然勉強していなかった子」が手っ取り早くできる高校受験対策が「宿題」などの提出物を100%に仕上げることなのです。
夏休みの宿題はもちろん、二学期以降も「宿題/課題」などの提出物は全力で取り組みましょう。頑張っている姿が先生に伝われば、内申点もきっと良くなるはずです。
コツ②:「問題演習」→「解き直し」を繰り返す
スピード感重視で成績アップを目指すなら、「問題を解きまくる」ことが大切です。たくさん勉強しても成績が伸び悩む子は「暗記」「読む」ばかりをしています。
- 成績が伸びやすい:「問題演習」をたくさんする
- 成績が伸びにくい:「基礎」「暗記」を完璧にする→問題演習をやる
ただし、問題をたくさん解けば成績が上がるわけではありません。「間違った問題」「正解したけどあいまいだった問題」を徹底的に解き直すことが最重要なのです。「解き直し」のメリットは、成績が上がる!中学生の勉強方法で解説しました。
教科書を読んで完璧に理解するまで問題を解かないと、いつまでたっても問題集に突入できません。限られた時間の中で「得点力」を高めるためには、問題を解きながら理解/暗記することが欠かせません。
コツ③:勉強時間を増やすために「学習塾」を活用する
中学3年の夏休みまであまり勉強してこなかった子にとって、「1日8時間」も勉強することは現実的ではないかもしれません。睡眠や食事、学校以外の時間を「ほぼ勉強」に費やすのは、慣れるまで時間がかかりますよね。
だからこそ、今すぐ学習塾に通うべきなのです。塾に通うことで、以下のメリットを得られます。
- 「塾に通っている」ことで、不安を一気に解消できる
- 「自分に合った正しい勉強法」を先生に教えてもらえる
- 「志望校の合格」から逆算した、スケジュール管理をしてもらえる
- 友達やライバルと切磋琢磨できるので、モチベーションが高まる
- 「勉強せざるを得ない環境」に身を置くことで、勉強時間が格段に増える
正直なところ、中3の夏から一気に偏差値を上げるには、塾は欠かせません。塾なしで高校受験する割合は16%と言われるように、高校入試のライバルは夏期講習をフル活用しているのです。
学習塾の「授業」にも価値がありますが、それ以上に「自習室」を使える点も忘れてはいけません。「家だとなかなか勉強ができない…」とお悩みの子は、自習室を使いまくりましょう。
そろそろ本気を出さないと、一生後悔します
中3の夏休みに勉強してないなら、今すぐに行動しましょう。1分1秒が合否を決定づけます。
もし今まで通りにダラダラしていると、以下の状況が待ち構えているかも…。
- 高校進学後に、もっと早く勉強していればと後悔する
- 本当に行きたかった志望校に努力不足が原因で不合格に
- 中3の冬になってから本気モードになっても、すでに手遅れに
- 夏休み明けに友達との「成績の差」に落ち込み、やる気を失う
勉強できない子は人生終わりではないものの、偏差値が低い高校に行くことで「将来に苦労するリスク」が高まるのは間違いありません。
ただ、安心してください。
この記事で解説した最強の勉強法3選を実践できさえすれば、今から逆転できます。今日、この瞬間から気持ちを切り替えて、本気モードに突入してはいかがでしょうか。
まずは、塾選びからはじめましょう。(夏期講習キャンペーンを使えるかも!)