- 赤本はいつから始めるべき?何年分?
- 大学受験勉強はいつからだと間に合う?
- 大学受験対策に予備校/塾は行くべき?
こういった疑問に答えます。
クラスの友達が受験勉強に向けて動いている姿を見かける機会が増えてくると、「自分もそろそろ始めなきゃ!」と焦りますよね。早めに勉強を始めるべきだと分かっているものの、部活やバイトが忙しくて勉強を後回しにしちゃうのは仕方ありません。
しかしながら、「もっと早く勉強していたら、合格してたかも…」と、”不合格通知”が届いてから後悔するのだけは絶対に避けたいところ。いつから始めれば間に合うのかの目安が気になる方も多いでしょう。
そこで本記事では、「受験勉強(赤本)をいつから始めれば最高の結果を出せるのか?」をプロ視点で解説します。
今のうちのライバルに差をつけて、後悔しない志望校に合格したい高校生はぜひ参考にしてください。
読み飛ばしリスト
赤本はいつから始めるべき?何年分?【大学受験の過去問】
大学入試の過去問題集として圧倒的な人気を誇る、教学社出版の赤本。過去問(赤本)の賢い使い方・タイミングを解説します。
赤本はいつから始めるべき?
過去問(赤本)を解き始めるベストタイミングは、「高校3年の夏休み直前」です。
- 夏休み前が、志望校を決める時期だから
- 夏休み前に過去問を解くことで、「本気モード」に気持ちを切り替えやすいから
- 勉強に没頭しやすい夏休みに、過去問で発覚した「苦手」を克服できるから
「夏休みをどう過ごすから、合否が決まる」と言われるとおり、第一志望校に合格する子は間違いなく夏休みに勉強しまくっています。効率的に勉強するためには「(合格から逆算して)自分に足りないもの」を知る必要がありますよね。あなたの「課題」をハッキリしてくれるのが過去問(赤本)なんです。
志望校がバッチリ決まっているなら「高校2年」のうちに過去問に取りかかっても良いでしょう。高2の時点で第一志望校の赤本にチャレンジしても「ほぼ解けない」かと思います。ただ、「志望校の問題の傾向」が見えてくるので、志望校が決まったタイミングで赤本をパラパラ見ることをおすすめします。傾向と対策を知った上で受験勉強をすれば、驚くほどサクサク偏差値が上がります。
まとめると、過去問(赤本)を始めるべきタイミングは、「高3の夏休み直前(1周だけ解く)」or「志望校が確定後(高3春より前ならパラパラ見るだけ)」のどちらかです。
赤本は何年分やるべき?
何年分の過去問をやるべきか迷ったら、以下を参考にしてください。
- 第一志望校:「10年分」
- 第二志望校:「5年分」
- その他併願校:「3年分」
- 大学入学共通テスト:「5年分」
「大学入学共通テスト」は、2020年までは「センター試験」と呼ばれていました。名称が変わったものの、出題科目・出題範囲・解答方式(マーク式)は変わらないため、センター試験時代の過去問でも解く価値があります。
赤本の使い方は?
赤本の使い方は、志望校によって異なります。
すでに基礎固めができるなら、スケジュールをもっと前倒しで始めてもOKです。
赤本の使い方【私立大学】
- 8月:「志望校の赤本」をお試しで1年分解いてみる
- 9〜10月:「第一志望校の赤本」の演習開始
- 11〜12月:「第一志望校以外(併願校)の赤本」の演習開始
- 1〜2月:「志望校すべての赤本」の2周目、3周目+α
- 2〜3月:入試本番
赤本の使い方【国公立大学】
- 8月:「大学入学共通テストの赤本」をお試しで1年分解いてみる
- 9〜10月:「第一志望校(2次試験)の赤本」の演習開始
- 11〜1月:「第一志望校以外(2次試験)の赤本」の演習開始
- 2月:「志望校すべて(2次試験)の赤本」の2周目、3周目+α
- 2〜3月:入試本番
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※2024年度の最新版です
これだけは注意!
赤本を「本当に賢く」使うためにも、塾に入って「受験のプロ」から助言を受けるべきです。なぜなら、赤本を使い始めるタイミングや解くべき範囲は、人によって異なるから。大学受験が初めての子よりも、大学受験業界で精通しているプロのほうが、赤本の活用術にくわしいですよね。塾の必要性は、高校生は塾に行くべきか?【結論:大学受験に塾は必要です】で解説しました。
大学受験の勉強はいつから始めれば間に合う?
大学受験の勉強を始めるベストタイミングは、「今すぐ」です。
今すぐ勉強を本格始動すべき理由は3つあります。
- 理由①:志望校によってやるべき対策/試験範囲が異なるから
- 理由②:受験シーズン直前になるとみんな頑張るので、一気に挽回が難しいから
- 理由③:難関大学に合格する子は、高校1年のときから塾でガッツリ勉強しているから
特に重要なポイントが、「偏差値を上げる」のが目的ではなく「志望校に合格する」のが目的である点です。志望校に合格するためには、早くから「志望校に特化した受験勉強」をすることが大切なんです。志望校に特化した受験勉強に関しては、受験勉強で最初にやるべきことで後述しています。
大学受験は、文字通り「弱肉強食」です。ライバルよりもコツコツ努力した子が、合格通知を手にできます。「不合格」「浪人」という悲しい結果に終わりたくないなら、今すぐ受験勉強をはじめましょう。
【2024年度】大学受験の年間スケジュール
2024年度(2024年4月入学者)向けのスケジュールをご紹介します。
「大学入学共通テスト」の年間スケジュール
- 出願受付:2023年9月25日~10月5日
- 本試験:2024年1月13日、14日
- 追試験:2024年1月27日、28日
「国公立大学」の年間スケジュール
- 2次試験出願受付:2024年1月22日〜2月2日
- 前期日程試験:2024年2月25日〜
- 前期日程試験の合格発表:2024年3月6日
- 入学手続の前期締切:2024年3月15日
- 中期日程試験:2024年3月8日〜
- 中期日程試験の合格発表:2024年3月20日
- 入学手続の中期締切:2024年3月27日
- 後期日程試験:2024年3月12日
- 後期日程試験の合格発表:2024年3月20日~24日
- 入学手続の後期2次締切:2024年3月27日
- 追試験:2024年3月28日~
「私立大学」の年間スケジュール
- 出願受付:2023年12月下旬~
- 入試実施・合格発表:2024年2~3月
私立大学の入試日程は大学によってバラバラです。各大学のホームページ等でご確認ください。
受験勉強で最初にやるべきこと
受験勉強で最初にやるべきは、「志望校を決め、傾向と対策を練る」ことです。
「志望校」が決めずに勉強していても、やる気が出ない上に、かなり非効率です。どの教科をどれくらい勉強したらいいのかを明確にするために、も志望校は早い段階で決めましょう。
「傾向と対策」も合格には重要です。多くの場合、志望校によって出題範囲や出題傾向が異なります。すべての教科を網羅的に勉強するのは非現実的ですよね。だからこそ、入試問題の傾向と対策を練るべきです。
コスパのよく「傾向と対策」をするためには学習塾を利用するのが良いでしょう。学習塾の必要性は、次の章で解説します。
第一志望校に合格するために「学習塾」をうまく活用しよう
もしあなたが第一志望校に絶対合格したいなら、学習塾を利用すべきです。
学習塾をうまく活用すべき理由は、「志望校に特化した対策」ができるからです。ご存知の通り、志望校にとって試験問題の傾向が異なります。言い換えるなら、「あなたの志望校」に合格するための勉強方法を知らないと、受験で不利になると言えます。
さらに言うと、学習塾には友達(=ライバル)がいるので、サボりグセがある子でも「やらざるを得ない環境」になりますよね。
もちろん、学習塾ではなく、オンライン塾や家庭教師でもOK!大切なのは、受験のプロのサポートを受けることです。
受験シーズン直前になって焦らないためにも、今すぐ塾を活用してはいかがでしょうか?
部活/習い事/バイトで忙しいなら「オンライン塾」の選択肢も
部活などで勉強時間をなかなか確保できないなら、オンライン塾も選択肢に入れましょう。
人気急上昇中のオンライン塾なら、自宅にいながら塾の授業を受けられるので、通塾時間がゼロです。自宅のパソコンでサクッと授業に参加できます。
しかも、オンラインなので、地方や自宅周辺に塾がない子でも「首都圏の超人気な塾」を利用可能です。全国どこにいても日本屈指の授業を格安で受けられるのは魅力的ですよね。
オンライン塾なら、部活/習い事/バイトで忙しい子でも負担なく利用できるでしょう。
「赤本」と「塾の先生」を賢く使えば、大学受験に勝てる
大学受験の勉強をいつから始めるべきかを解説してきました。
結論として、大学受験受験勉強は「今すぐ」、赤本は「高校3年の夏休み直前」に始めるべきです。
当たり前な話ですが、早く受験勉強を始めることで、ライバルよりも「トータル勉強時間」が勝てるため、必然的に受験が有利に進みますよね。
まさに弱肉強食の受験だからこそ、後悔しないように今すぐ勉強に本腰を入れましょう。