- 基礎固めの効率的なやり方は?
- 「暗記」や「復習」のコツってあるの?
- 得点力UP&偏差値UPにつながる勉強法は?
こういった疑問に答えます。
中学生になると「成績が良い子」と「成績が悪い子」の差が想像以上に激しくなります。効率の良い勉強をコツコツ頑張っている子は、テストも偏差値も上がり続けます。一方、部活や遊びに熱中するあまり、ほとんど勉強できていない子は、高校受験シーズンになって焦り出します。
もしあなたのお子さんが「非効率」な勉強をやっているなら、成績が上がる勉強術を取り入れるべきです。学習スタイルが間違っていると、いくら努力しても成績は上がらずに、どんどん勉強嫌いになってしまいます…。
そこで本記事では、偏差値が劇的に向上する「高校受験の勉強法」を解説します。
「高校受験勉強の仕方がわからない」「何からすればいいか迷っている」なら、この記事で紹介する3つの勉強法を実践してください。最短・最速で逆転合格を目指せます。
高校受験における「基礎固め」とは?
中学生と保護者が絶対に知っておくべき、基礎固めのポイントを解説します。
基礎固めが重要なワケ
高校入試に向けて、基礎固めを徹底的に行うべき理由は3つあります。
- 理由①:入試問題の6〜7割が基礎だから
- 理由②:基礎を完璧にしないと、応用問題に対応できないから
- 理由③:高校入試は100点を取る必要がないから(70点ほど取れば合格)
県立高校は基礎問題が6〜7割、私立高校は基礎問題が4〜6割ほど出題される傾向があります。合格ラインは70点ほどであるため、「基礎問題を全問正解」+「応用問題をちょっと正解」で合格できます。
偏差値60以上の高校が第一志望校なら、応用問題に着手する必要はあります。ただし、基礎ができていない中途半端な状態でハイレベルな問題に取り掛かるのはコスパが悪すぎます。
あなたの学力や志望校を問わず、「基礎を完璧にする」ことが偏差値アップの最短ルートです。
基礎固めのゴールは?
基礎固めの最終目標は、「解き方を友達に授業できるレベルまで理解すること」です。受験では答えを導くだけでなく、類似問題やひっかけ問題にも対応できる力が求められます。
勉強しているのに成績が伸びない子は、「基礎固めができているつもり」になっている可能性が高いです。
- 「伸びる子」:基礎固めが完璧
- 「伸びない子」:基礎固めに抜け漏れアリ
教科書の全範囲を友達にてきぱき教えられたら、あなたは基礎固めが100%だと言えます。
基礎固め=「暗記」+「解き直し」
「暗記」と「解き直し」の2つを完璧にすれば、基礎をマスターできます。
解き直しとは、定期テスト・小テスト・模試・問題集で間違えた問題をゼロから解くことです。「間違えた問題」=「理解できてない/苦手な単元」であるため、抜け漏れをなくしましょう。
「できなかった」ことが「できる」ようになれば、得点力アップに直結します。
具体的な勉強法は、次の章で解説しました。
高校受験勉強の基礎固めのやり方【勉強法まとめ】
「暗記」と「解き直し」を効率的に進めることが、基礎固めの最短ルートです。
高校受験生がやるべき勉強法を「暗記」「問題集」「過去問」ごとに解説します。
勉強法①:「暗記」
暗記の基本は、なんといっても、「反復練習」です。何度も繰り返し記憶することで、「短期記憶」が「長期記憶」になり、しっかりと覚えることができます。
「覚えるのが苦手」「覚えてもすぐ忘れてしまう」とお悩みの中学生でも実践できる、効率的な暗記術を解説します。
暗記のテクニック3選
国語:漢字の読み書き、四字熟語と慣用句の意味
数学:公式全般(平方根、二次方程式、面積・体積)
英語:英単語と英熟語、動詞の活用(不規則動詞)
社会:歴史の主要な出来事と年号、地理の主要な国や地域の位置
理科:物理・化学の基本公式、生物の主要な用語と特徴
「紙1枚」の記憶法
スキマ時間を有効活用して暗記する「紙1枚」の記憶法をご存知でしょうか。
- 手順①:紙を1枚用意する(持ち運びやすいA4サイズ/紙はなんでもOKだが無地がおすすめ)
- 手順②:その日に覚えたい内容を紙に書く(手書き必須/覚えにくい内容だけを厳選/英熟語や年号、用語など/1日分だけ/書きすぎ注意)
- 手順③:スキマ時間にとにかく見まくる(電車や信号待ちなど/何度も見ることが重要/目標は1日30回)
- 手順④:紙を見る→閉じて思い出す(暗記できているかを何度も試す/紙を眺めているだけだと覚えたか判断できない)
- 手順⑤:紙1枚の内容を完璧に覚えたら、次の紙に進む(これを毎日繰り返す)
最大のメリットは「反復回数を大幅に増やせる」ことです。1日30回ほど反復できるため、記憶の定着力が格段に高まります。暗記カード・赤シート・ポスターも効果的ではあるものの、反復回数に限界があります。
毎日コツコツと続けていけば、「暗記力」でライバルに差をつけられるでしょう。
紙1枚を使った別の暗記方法は、「A4・1枚記憶法」でくわしく解説されています。暗記に苦手意識がある中学生は購入してみましょう。
テストを高速で繰り返す
英単語100コをたった85分で完璧に覚える方法を解説します。
- 手順①:100個の英単語を「10単語×10セット」に分ける(日本語訳を覚えていない単語だけに厳選)
- 手順②:1セット目(英単語10コ)を5分で覚える
- 手順③:1セット目を覚えたら、「日本語訳を言えるか?」の小テストを行う
- 手順④:②〜③を5セットまで取り組む
- 手順⑤:1〜5セットの復習を行う(50コの日本語訳を言えるか?)
- 手順⑥:6セット目以降を②〜④と同様に進める
- 手順⑦:6〜10セットの復習を行う(50コの日本語訳を言えるか?)
- 手順⑧:1〜10セットの総復習を行う(100コの日本語訳を言えるか?)
小テスト/復習を何度も繰り返すことで、着実に頭にインプットされます。「覚えた気になっただけで実は覚えていない」という事態にもなりません。
なお、この方法は英単語以外でも応用できます。「小テスト」をたくさん取り入れることが暗記効率を高めるポイントです。
科学的に証明された「タイミング」
暗記効率を高めるために、「復習のベストタイミング」があるのをご存知でしょうか。
人間の脳はすぐに忘れるようにできています。記憶のメカニズムの視点から考えると、時間の経過とともに忘れてしまうのは仕方ありません。
エビングハウスの忘却曲線によると、一度覚えたことを忘れるタイミングは以下です。
- 1時間後:半分忘れる
- 1日後:70%忘れる
- 1週間後:80%忘れる
忘れるタイミングがわかれば、対策はカンタンです。忘れる前に復習をすればいいだけです。暗記を繰り返すことで、長期記憶になります。
復習のベストタイミング
- 1日後
- 1週間後
- 1ヶ月後
たとえば、英単語100個を今日覚えたのなら、明日・1週間後・1ヶ月後に復習してください。忘れる前に復習できるので、今まで覚えたことを忘れずに済みます。
勉強法②:「問題集」
問題集・小テスト・定期テスト・過去問の「解き直し(復習)」の方法を解説します。
解き直しのやり方が間違っている中学生が多いので、要チェックです。
- 手順①:間違えた問題に「×」印をつける(ふせんや蛍光ペンなどで間違えた問題をすぐ見つかるように)
- 手順②:解説や参考書を読んで「解き方」を完璧に理解する(友達に説明できるレベルまで)
- 手順③:すべての問題の「解き方」をマスターするまで、手順①〜②を繰り返す
「解き方」まで理解できていないと、類似問題や応用問題に対応できません。似ている問題が出題したときに、「ラッキー!」と思えるくらいまで復習しましょう。
解き直しのポイント
- 「当日中」に間違えた問題を100%理解できるまで復習する
- 「正解がなんとなく分かった」ではなく、「解き方を友達に説明できる」レベルまで復習する
解き直しの復習を「明日やればいいや」と後回しにすると、結局やらないorテキトーになってしまいます。当日中に復習するクセをつけてください。
勉強法③:「過去問」
過去問を解く上でありがちなNG行為を解説します。どんなに真剣に取り組んでも、過去問の解き方が間違っていると入試本番のテストで高得点を取れません。
過去問のNG行為
- 間違えた問題の「解き直し」をしない(間違えた問題を完璧に理解することが最重要/解き直しをしないと得点力UPは難しい)
- 間違えた問題を参考書で復習しない(解き直しをしただけでは不十分/解き方をマスターするためにも問題集で類似問題を解くべき)
- 「制限時間」を意識しない(実際の試験では焦りとの戦い/時間配分の間隔を養うべき/限られた時間でケアレスミス予防も)
- 1年分の過去問しか問題を解かない(最低でも3年分は解くべき/出題傾向や形式に慣れよう)
- 第一志望校しか対策しない(併願校や第二志望など、受験の可能性がある志望校はすべて対策する)
過去問を解いた後は、「問題集」のやり方で解説した通りに復習してください。
過去問を始めるタイミングは、「暗記」「基礎固め」が完璧になってからです。暗記や基礎固めができていない状態で過去問を解くのは絶対やめましょう。基礎・基本をマスターすることが最優先です。ただし、出題傾向を把握するために軽くチェックするのは問題ありません。
夏休み中に基礎固めを終わらせて、9月以降に過去問演習をできるのが理想です。
高校受験の勉強法【5教科別】
高校受験に向けて、具体的にどんな勉強をすれば良いのかを解説します。
「英語」の勉強法
中学英語は「英単語」と「英文法」がカギを握っています。
英単語と英文法さえマスターすれば、長文を読める(=得点力UP)ようになります。逆に言うと、英単語と英文法があやふやな状態だと、長文やリスニングで得点できません。
- 手順①:「英単語」を覚える
- 手順②:「文法」を理解する
- 手順③:「長文」をたくさん解いて慣れる
- 手順④:「リスニング」の量をこなす
- 手順⑤:志望校の過去問を解いて、傾向と対策を練る
手順①:「英単語」を覚える
「英単語2100(ワイド版)」などの英単語帳を使って、英単語をマスターしましょう。この英単語がおすすめな理由は、「入試問題でもよく出る英単語だけを厳選している」「シーン別の日常語/代名詞/前置詞などの説明がくわしい」からです。
英単語を暗記するだけで、入試本番の得点力が劇的に高まるでしょう。英単語は高校進学後も欠かせないため、中学生のうちにボキャブラリーを増やしておきたいところ。
手順②:「文法」を理解する
英文法は、「中学基礎がため100%できた!」「ニューコース問題集(中学英文法)」の2冊を完璧にするだけでOKです。まずは、「中学基礎がため100%できた!」シリーズの対象学年に取り組みましょう。次に、「ニューコース問題集(中学英文法)」で中学3年間の英文法を総復習してください。「くわしい解説」があるので、英語嫌いな子でも取り組みやすいでしょう。
英文法に苦手意識がある子のほとんどが「問題を解く量が少ない」傾向にあります。授業を聞く/教科書や参考書を読む(インプット中心の勉強)だけでは、ちゃんと理解するのはむずかしいです。問題を解く(アウトプット)ことで少しずつ理解できるはずです。
中学1年生と中学2年生は、今までの範囲の復習(基礎固めを含む)が終わったら、中学3年生の範囲まで先取り学習を進めましょう。
中学3年生は、中学1年生の範囲から総復習してください。ちょっとでも理解できていないことがあれば、参考書の解説をしっかり読んで、それでもわからなければ個別指導塾の先生に質問しましょう。「わからない問題を放置する」のが最もNGな勉強法です。
手順③:「長文」をたくさん解いて慣れる
長文(英作文&長文読解)の基礎固めには、「とってもすっきり英語長文」がおすすめです。これ1冊を完璧にすれば、高校入試の標準問題には対応できます。いろんな種類の長文があるので、入試本番も焦らずに済むでしょう。
高校入試の英語は6〜7割が「長文」です。長文をスラスラ解けないと、高得点は望めません。(英単語と英文法が最優先であることを忘れずに)
手順④:「リスニング」の量をこなす
リスニングが苦手な子でも大丈夫です。「スーパーステップ」を完璧にするだけで、リスニングが全然できない子でも入試レベルに向上できます。
以下のような高校入試で出題される、さまざまな形式に対応しています。
- 単語の聞き取り
- 基本的な文のリスニング
- 対話文形式のリスニング
- 内容理解
- 絵や図表を使った問題
レベル別の4部で構成されているため、「英語を全然聞き取れない子」でも始めやすいでしょう。
手順⑤:志望校の過去問を解いて、傾向と対策を練る
長文対策(英作文&長文読解)のためにも、「過去問(2025年の最新版)」を始めましょう。
過去問を解く中で気をつけるべきポイントは「時間配分」と「苦手の発見」です。
時間配分ができていないと、入試当日に焦って最後まで解ききれないかもしれません。限られた時間の中で「すべて解く」のはもちろん「見直しの時間」を確保できるように訓練してください。
実際に過去問を解くと、「意外と苦手だった内容」が見えてきます。「比較」や「受動態(受け身)」で苦戦したなら、英文法の該当箇所をあらためて復習しましょう。課題や苦手を見つける→克服する、といった流れが成績アップにつながる勉強法です。
「数学」の勉強法
数学の成績を上げるには「問題を解きまくる」ことが大切です。他の教科と比べて覚える量が少ない一方で、演習の回数が点数に直結します。
ただし、問題をたくさん解いて答え合わせするだけではダメです。間違った問題の「解き方」を完璧に理解するまで、解説や参考書を徹底的に読みこんでください。
いろんなパターンの「解き方」を習得することで、類似問題や応用問題を解けるようになります。
また、数学は「積み上げ教科」と言われています。「一次方程式」→「連立方程式」→「一次関数」→「ニ次関数」のように繋がっていますよね。中1の範囲に苦手があったら、中2・中3の問題が解けなくなってしまうのです。入試直前に焦らないように、まずは中学1年生の範囲を完璧にしてください。
「国語」の勉強法
国語は成績を上げるのは最も難しい教科と言われています。(国語がよほど苦手な子を除いて)他の教科の点数アップに時間を使ったほうが効率的です。
ただ、「長文読解」以外の「漢字」「文法」「古文/漢文」はサクッと成績を上げるチャンスがあります。長文読解を後回しにして、得点に直結しやすい「漢字」「文法」「古文/漢文」を優先的に勉強してください。
「理科」の勉強法
「社会」の勉強法
学校の授業の板書をきれいにノートに写せていない子は、「中学基礎がため100%できた!」シリーズを購入してください。要点や間違いやすいポイントがまとまっている「優等生のノート」が手に入ります。
中学生が急に成績を上げる方法【最短1ヶ月で100点上げる】
ふつうの中学生が実践できる「急に成績が上がる方法」は存在します。
一気に成績アップを実現するには、3つの条件を満たす必要があります。
- 条件①:「暗記科目」
- 条件②:現状の学力が低い
- 条件③:ライバルより「+2時間」がノルマ
条件①:「暗記科目」
「暗記」系の範囲なら、最短1ヶ月で成績が上がります。
なぜなら、高校受験の問題は「基礎学力」を問われる内容ばかりであり、「暗記」するだけで今まで解けなかった問題が解けるようになるからです。
「社会の全範囲」「理科の暗記部分」「英単語/英熟語」「漢字」などは、覚えるだけで得点力が上がります。「覚えていれば正解できる問題」なら、「解き方」「応用力」は一切不要です。
一方で、英語や数学などの「積み上げ式の教科」の点数を上げるのは時間がかかります。今まで習った範囲を理解できていないと、新たな範囲でも挫折しちゃうからです。
「社会」「理科」なら1ヶ月で100点上げるのも不可能ではないでしょう。
条件②:現状の学力が低い
「学力が低い子」「今までほとんど勉強してこなかった子」なら、最短1ヶ月で成績が上がります。
なぜなら、優秀な子より伸び代が大きいからです。定期テストや模試の場合、80点→90点(10点アップ)よりも、30点→50点(20点アップ)にするほうがラクです。
ただ、現状の学力が低い状態の中学生が、勉強の「質」と「量」を高めるのはカンタンではありません。
「勉強への向き合い方」や「勉強法」をガラッと変えられる子だけが、逆転合格を手にできます。
条件③:ライバルより「+2時間」がノルマ
急に成績を上げるには、「圧倒的な勉強時間」が欠かせません。高校受験のライバルも本気で勉強している中で、あなただけがラクして成績アップは不可能です。
ライバルと同じくらいの努力量だと「現状維持」にしかなりません。少なくともライバルより「+2時間」が求められます。
理想的な勉強時間
- 平日:5時間以上
- 休日:10時間以上
- 夏休み:10時間以上
「そんなに勉強できないかも…」「やる気はあるけど集中力が続かなそう…」という中学生は、塾の自習室をフル活用してください。授業がない日でも自習室に通うことで、勉強せざるを得ない環境に身を置くことができます。
中学生が「塾」に行くべき3つの理由
結論から言うと、ほとんどの中学生は塾に行くべきです。
成績アップを目指す中学生にとって、塾が必要な理由を解説します。
合格から逆算した「コスパ最強な勉強法」が身に付くから
勉強方法に悩んでいる中学生が塾に行くべき理由1つ目は、「圧倒的に効率的な勉強方法」をプロに教えてもらえる点です。
ほとんどの塾には「高校受験のプロ(学習アドバイザー)」があなたにピッタリの勉強方法を考案してくれます。具体的には、以下の3つが挙げられます。
- あなたの状況に合わせて、1週間ごとに学習計画を立ててくれる
- あなたの志望校に合わせて、優先的にやるべき教科/範囲を教えてくれる
- 定期テスト/模試の結果をもとに、あなたの苦手/得意をはっきりと分析してくれる
集団塾の場合は、クラスのみんなで一緒にほぼ同じカリキュラムを進めることになるため、勉強の仕方で迷う必要はありません。個別指導塾の場合は、先生があなたに最適なカリキュラムを作成してくれるので、集団塾より具体的になにをやるべきかがハッキリと見えてきます。
集団塾/個別指導塾のどちらにせよ、宿題や予習/復習などの先生に言われたことをしっかりこなすだけでOKです。
一方で、塾に通わないで独学していると、受験に必要がない範囲をやってしまったり、塾の先生に聞けば10秒で分かった問題に2時間悩まされるケースも考えられますよね。シンプルに考えて、受験に強い先生のサポートを活用した方がスムーズに勉強できるのは言うまでもありません。
したがって、志望校合格/定期テストの得点アップしたい中学生は、塾を活用すべきだと言えます。
最新&信頼できる「高校受験の情報」が手に入るから
勉強方法に悩んでいる中学生が塾に行くべき理由2つ目は、「クオリティの高い受験情報」が無料でGETし放題な点です。
塾には過去10年以上の高校受験に関する情報が蓄積されています。「過去問(+傾向と対策)」「部活や学校生活のリアルな雰囲気」「面接で聞かれる質問」など、情報の宝庫と言っても良いでしょう。
塾に行かないでも学校やネットでいろんな情報を手に入れることはできます。しかしながら、塾は「生徒を第一志望校に合格させることでビジネスが成立している」ため、あなたを本気で応援してくれます。だから、受験に有利になるであろう情報を包み隠さず教えてくれるのです。
したがって、高校受験に有利になる情報をGETしたい中学生は、塾を活用すべきだと言えます。
ライバルの影響でモチベーションが上がるから
勉強方法に悩んでいる中学生が塾に行くべき理由3つ目は、モチベーションを高くキープできる点です。
いくら効率的な勉強方法が知っていても、継続して勉強し続けられなきゃ意味がないですよね。受験を制するためには、間違いなく「継続力」が必要です。
ただ、独学(家庭学習)だとどうしてもサボってしまって、気合い入れて勉強し始めたものの、三日坊主になりがち…。
一方で、塾に通えば友達/同級生が頑張っている姿を見れるので、「自分もやらなきゃヤバイ!」と気合いが入ります。さらに言うと、塾の授業に遅れた=サボっていた、とすぐ現実に直面するため、軌道修正が容易でしょう。
したがって、サボりグセがある/自分でコツコツ勉強する自信がない中学生は、塾を活用すべきだと言えます。
高校受験に向けたよくある質問
中学生と保護者からの質問に回答します。
受験勉強は何からすればいい?
高校受験の勉強を何からすればいいのか迷ったら、「英語」から学習スタートしましょう。
英語から学び始めたほうがよい理由は、得点源になりやすいからです。(難関高校を除いて)受験英語は基礎をしっかり定着させておけば、驚くほどかんたんに得点できます。
言い換えると、ライバルも英語を得点源にしているため、取りこぼしを防ぐことが大切です。Yahoo!知恵袋でも「英語派」の意見がたくさんありました。
どこから手をつけたらいいのか分からないなら、先ずは英数の総復習を授業と並行して始める。
英数は他の教科より「積み上げ」型なので、既習範囲に弱点があると、これから頑張ってもなかなか伸びないのよ。3年生の授業も、分からなくなるかも知れない。
なので早めに既習範囲の基礎、できれば典型的な応用問題レベルまでさらっておきたい。
引用:Yahoo!知恵袋
英語だけやればいいわけではありません。数学/国語/社会/理科もすべて大切です。ただ、多くの高校受験生にとって、英語の優先順位が1番なのは間違いないでしょう。
「学習の優先順位」「学習の手順」に正解はありません。志望校/成績/好き嫌いなどによって異なります。大切なのは、「あなたにとってベストの学習スタイル」を自分で見つけることです。
英語だけじゃなく、「理科」「社会」の必要性を感じているなら中学生が塾で習うべき教科とは?【理科・社会は必要か?】を参考にしてください。結論としては、中学生は「英語」と「数学」に集中すべきです。
予習と復習はどっちが大事?
「予習」よりも「復習」が圧倒的に重要です。
復習を徹底的に頑張るべき理由は3つあります。
- 理由①:予習をしなくても、授業と復習でカバーできる
- 理由②:復習しないと、得点力に必要な「演習量(問題を解く量)」が足りない
- 理由③:復習しないと、「分かった気がする」だけで満足してしまい、実は理解できていないことばかり
勉強の流れは、「①予習」→「②授業」→「③復習」→「④試験」であり、「試験」までに得点力をつけておけば問題ありません。①〜③のなかで重要度が最も低いのが「①予習」です。
優秀な先生や予備校講師も口を揃えて、「復習のほうが大事」と発言しています。「予習だけでOK」と考える教育者はほとんどいないでしょう。
ただし、時間に余裕があるなら予習にも軽く取り組んでください。たった10分でできる予習のやり方は次のとおり。
今すぐ実践してほしい復習のやり方は、「問題集」の解き直し方法で解説しました。復習=「解き直し」メインです。
高校入試対策の最短ルート=「基礎固め」
高校入試に向けた受験勉強は「基礎固め」からはじめましょう。基礎・基本を甘く見ていると、偏差値60以上の難関校はもちろん、偏差値50程度の高校ですら苦戦しちゃいます…。
基礎固めが100%できる状態とは、教科書の範囲を友達に授業できるレベルまで理解している定着度を指します。あなたが「先生役」になれないのであれば、基礎固めに抜け漏れがあると言わざるを得ません。
高校受験の勉強法まとめ
勉強効率をさらに加速させたい子は、塾の自習室をフル活用してはいかがでしょうか。自習室にこもりつつ、暗記&問題集の解き直しから徹底的に取り組みましょう。