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高2の秋から受験勉強は遅い?9月の勉強時間は?【国公立&難関大学】

高2の夏から受験勉強は遅い?勉強時間は?【国公立&難関大学】
  • 高2の秋から受験勉強は遅い?
  • 国公立&難関大学は間に合う?
  • 9月の理想的な勉強時間はどれくらい?

こういった疑問に答えます。

高校2年生の夏休みが終わると入試本番まで1年ほどであるため、かなり焦ってしまいます。高2から受験勉強をはじめても間に合うのか心配ですよね…。

ワンランク上の難関私大や国公立大学に逆転合格できるなら、具体的にどれくらい勉強に費やすべきなのかも気になるところ。

そこで本記事では、高校2年生のリアルな入試事情を徹底解説します。

部活やバイトで忙しいけど、逆転合格したい子は必見です。

高校生向けの塾

高2の秋から受験勉強は遅い?【国公立&難関大学】

高2の秋から受験勉強は遅い?【国公立&難関大学】

高校2年生の9月に受験勉強を始めても、難関大学/国公立大学に合格できる可能性はそこそこ高いです。

ただし、偏差値60〜75の難関大学を目指している子の多くは、高1からコツコツ勉強しており、かなりの遅れを取っている”厳しい現実”も受け入れましょう。高校2年生の勉強時間で後述しているとおり、難関大学に現役合格した子の3年間の総勉強時間は「4,111時間」です。

高2の9月から受験勉強を始めるなら、「平日:2時間以上」「休日:5時間以上」がノルマです。

部活やアルバイトで忙しかったり、自宅だとサボっちゃいそうなら、塾をうまく活用してはいかがでしょうか。学習塾に通塾すれば、「勉強せざるを得ない状況」に身を置けます。

高野智弘
ごくふつうの高校に通っている子でも、高校2年生から本気モードになれば「難関大学/国公立の合格」「E判定からの逆転合格」「偏差値10以上のアップ」は実現可能です。

国公立や難関私立を目指す場合は、大学受験対策に強い学習塾に今すぐ入りましょう。ライバルはすでに動いています。

これだけは注意!

「国公立/難関私立」「合格圏まで偏差値10以上」「模試でD判定/E判定」なら、今すぐに全力ダッシュしないと間に合わなくなります。旧帝大や早慶上理を目指す子はもちろん、GMARCHや関関同立を狙う子ですら高1からコツコツ勉強しています。「手遅れギリギリ」の自覚を持って、今から挽回しましょう!

※補足
旧帝大(旧帝国大学):東京大学、京都大学、名古屋大学、東北大学、北海道大学、大阪大学、九州大学のこと
※補足2
高二から目指せる大学=偏差値60〜70程度が目安

高2の理想的な勉強時間

高2の理想的な勉強時間

高校2年生の平均勉強時間は約93.3分です。「偏差値」および「時期」ごとの理想的な勉強時間をご紹介します。

高野智弘
「勉強時間」と「学力」は相関関係にあります。ワンランク上の大学に合格するためにも、ライバルを「量」で凌駕しましょう。

4月〜6月

▼理想的な勉強時間(標準レベル)

  • 平日:1.5時間以上
  • 休日:2時間以上
  • 春休み:2時間以上

▼理想的な勉強時間(難関私大/国公立)

  • 平日:2時間以上
  • 休日:3時間以上
  • 春休み:3時間以上

2年生になると部活がさらにハードになったり、アルバイトを始める子も増えるでしょう。限られたスキマ時間にどれくらい勉強時間を確保できるかで、大学受験の成否が決まります。

7月〜8月(夏休み)

▼理想的な勉強時間(標準レベル)

  • 平日:2時間以上
  • 休日:3時間以上
  • 夏休み:4時間以上

▼理想的な勉強時間(難関私大/国公立)

  • 平日:2時間以上
  • 休日:4時間以上
  • 夏休み:5時間以上

部活やバイトを両立している高校2年生が、平日にたっぷり勉強するのは非現実的かもしれません。平日に時間を取れないなら、土日や夏休みに勉強時間を確保しましょう。

高野智弘
勉強時間を確実に増やすには「塾の自習室」を活用しまくるのがおすすめです。授業がない日でも自習室に通うことで、勉強意欲が高い子から刺激をもらえます。「勉強せざるを得ない状況」に自分を追い込みつつ、今のうちに受験勉強を始めましょう。
「自習室」が人気な学習塾5選

9月〜11月

▼理想的な勉強時間(標準レベル)

  • 平日:2時間以上
  • 休日:3時間以上

▼理想的な勉強時間(難関私大/国公立)

  • 平日:2時間以上
  • 休日:4時間以上

12月〜3月

▼理想的な勉強時間(標準レベル)

  • 平日:2時間以上
  • 休日:4時間以上
  • 冬休み:4時間以上

▼理想的な勉強時間(難関私大/国公立)

  • 平日:3時間以上
  • 休日:5時間以上
  • 冬休み:5時間以上

上記はあくまでも目安なので、部活やアルバイトがない日に「ガッツリ勉強する時間」を確保するのもアリです。

※当アンケートの「難関大学」は、国立大学(東京大学、京都大学、北海道大学、東北大学、名古屋大学、大阪大学、九州大学、東京工業大学、一橋大学、神戸大学)、私立大学(早稲田大学、慶應義塾大学)を指します。

高2の受験勉強は何から始めるべき?

高2の受験勉強は何から始めるべき?

結論から言うと、「志望校を決める」→「模試で現状把握」→「参考書1冊を3周以上解いて完璧に理解する」の順番がおすすめです。

まずは、「基礎固め」から始めましょう。高2の秋は基礎固めだけで十分です。英単語・英文法に不安がある場合は、英語が最優先です。

勉強法は人によって好みが分かれるため、受験のプロの力を借りるのが賢い方法と言えます。「志望校合格までの学習スケジュール」を塾の先生と一緒に計画するのがベストでしょう。

高野智弘
「大学受験までにやるべきこと」を独学で情報収集するよりも、塾の「受験のプロ」に直接マンツーマンで教えてもらうほうが最短ルートです。ムダな失敗を避けるためにも、お金をかけてでも週1以上は通塾しましょう。

志望校合格から逆算した「最強の参考書」は、以下の記事で解説しました。

【文系/理系】大学受験の参考書おすすめ100選【参考書ルート】

高2秋の過ごし方おすすめ3選

高2秋の過ごし方おすすめ3選

大学入試に向けて、高校2年生が9月・10月にやるべきことを解説します。

「志望校」をザックリ決める

まずは、第一志望校を決めましょう。高校2年生の冬くらいに確定できればOKなので、今の段階で確定させる必要はありません。

ただ、高2は受験科目をそろそろ決めるべきタイミングです。最低でも以下を決めてください。

9月中に確定したいこと
  • 国公立大学を受けるかどうか?
  • 「理系」or「文系」のどっちにするか?
  • 目指すべき偏差値はどれくらいか?

志望校によって、受験科目や試験内容が異なります。志望校がぼんやりとしたままだと、勉強効率が悪くなってしまいます。

「効率的な勉強」「勉強意欲を上げる」ためにも、方向性をバシッと決めましょう。

志望校決めのヒントは、将来の夢がない人の「大学選び」「文理選択」のコツで解説しました。将来やりたいこと・就きたい職業がない場合は、「ブランド力がある大学」を目指すのがおすすめです。端的に言うと、「GMARCH」「関関同立」「地方国公立」以上を狙いたいところ。

「参考書ルート」もとに、英単語の暗記から始める

高2の9月から受験勉強を本格始動する子におすすめの勉強法を解説します。GMARCHや関関同立はもちろん、早慶上理も狙える勉強法です。

参考書選びに迷っている方は、「参考書ルート」を試してみましょう。志望校の合格ラインをコスパ良く狙えます。

「文系」の勉強法

高野智弘
部活やアルバイトで忙しい子は、「英語」だけでOKです。時間に余裕がある子は「英語」+「古文」を勉強しましょう。

限られた時間の中で勉強するなら、「英語」だけ勉強すればOKです。優先順位No.1は間違いなく英語です。

具体的には、「英単語」と「英文解釈」を徹底的に行いましょう。「英文法」はまだ取り組まなくて大丈夫です。

英語が苦手な子でも、英単語をマスターするだけで、英語が得意分野に激変します。偏差値60以上の大学を受験予定の子でも、9月・10月は「英単語」と「英文解釈」に没頭すべきです。

時間に余裕があるなら「古文」にも取り掛かりましょう。後回しにしがちな古文を秋に勉強すべき理由は、古文&英語の成績が一気に伸びないからです。単語をはじめとした基礎を身につけた上で、徐々に成績が伸びていきます。早い記事に古文をマスターすることで、受験直前になって焦らなくて済みます。

おすすめの参考書(文系)

「理系」の勉強法

高野智弘
理系は「英語」と「数学」の2教科に絞って勉強しましょう。部活やアルバイトで忙しい子は「数学I・Aと&II・B(習った範囲まで)」で、時間に余裕がある子は「数学I・A&II・B(すべての範囲)」をカバーしてください。

英語の重要性は説明する必要もないでしょう。

理系なら数学も英語とほぼ同じ配点のため、優先順位が高めです。高校3年生になってから習う数学IIIは演習問題に時間が取られてしまうため、高2のうちに数学の基礎を固めておきたいところ。

数学が重要とはいえ、数学ばかりを勉強するのはやめましょう。理系のほとんどが数学が得意なため、英語を疎かにして数学ばかりを勉強する傾向があります。勉強時間の割合としては、英語6:数学4くらいがベストではないでしょうか。

【大学受験】基礎固めの効率的なやり方は?いつまで?【終わらない】

塾・予備校に通う(週1でもOK)

部活や遊びでバタバタしている子も、学習塾・予備校は必須です。

高2から塾が必要だと言われる理由は3つあります。

  • 理由①:塾の「自習室」に通うことで、トータル勉強時間が劇的に増えるから
  • 理由②:志望校と現状のギャップが明確になり、合格から逆算して具体的にやるべきことがわかるから
  • 理由③:「勉強意欲が高い同級生」ばかりの環境に身を置くことで、あなたのモチベーションも上がるから

部活をハードにやっているなら、週1コマ程度でもOKです。ちょっとでも良いので通塾することで、大学受験に向けて真剣に考えるようになるでしょう。

高校生は塾に行くべきか?いらない?【高1高2は推奨・高3は必須】

高2秋は「部活」「バイト」より「受験勉強」を優先すべき

高2秋は「部活」「バイト」より「受験勉強」を優先すべき

ワンランク上の大学を目指すなら、「受験勉強」が最優先です。

勉強=部活>アルバイト>遊び

高3になると受験勉強だけになってしまうので、高2くらいは趣味や遊びも充実させたいですよね。勉強とうまく両立させるためには、「勉強を終わったら遊ぶ」ことが大切です。前もって決めておいた1日の勉強スケジュールが終わってから、友達や恋人との思う存分遊んでください。

生活リズムを崩さずに、勉強と遊びを両立させる一日のスケジュールをご紹介します。早起きして午前中に勉強するのがポイントです。

▼理想的な1日のスケジュール(土日)

  • 起床/朝食/準備 7:00〜
  • 勉強@塾の自習室 9:00〜(3時間)
  • 昼食/休憩 12:00〜
  • 勉強@塾の自習室 13:00〜(2時間)
  • 完全自由時間 15:00〜
  • 就寝 23:00〜

難関大学を目指すなら、アルバイトはおすすめできません。たとえ期間限定でバイトをやろうと思っても、お金を稼ぐよろこび&豪遊できる誘惑に負けて受験勉強が疎かになりがち…。バイトは学力低下につながることがわかっています。

高野智弘
高2秋の土日の午前中は「塾の自習室」にこもって勉強する、のが勉強時間確保の必勝法です。

まだ遅くない!高校2年生から受験勉強を始めよう

まだ遅くない!高校2年生から受験勉強を始めよう

高校2年生から受験勉強を始めても、難関大学/国公立大学に合格するチャンスが大いにあると解説してきました。

ただ、誰もが知っている有名大学を志望している子は「高校1年生」の段階で、毎日コツコツ勉強し始めています。ライバルに勝つためには、「勉強量」で上回る必要があります。

高2の9月から勉強し始めるなら「平日:2時間」「休日:4〜5時間」が勉強時間の目安です。

受験シーズン直前になって後悔しないためにも、学習塾や予備校を活用しつつ、今すぐ勉強を始めましょう。

難関大学合格におすすめの塾
ABOUT US
高野 智弘株式会社SUNCORE 代表取締役
埼玉県立和光国際高校→法政大学→東証プライム上場企業など数社→Webマーケティング会社を起業。中学時代は内申点42/45点の好成績で、男子生徒の実質倍率15倍ほどの第一志望校に合格。明光義塾・関塾・大学受験ナビオ・増田塾などの通塾経験あり。現在はセミナー講師を務め、累計参加者が400社を突破。経営者およびWebマーケター視点で、効率的な勉強法を発信しています。