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テスト一週間前に何もしてない。テスト前日にノー勉でも間に合う?

  • テスト前日にやるべき勉強は?
  • テスト1週間前に何もしてないけど間に合う?
  • テスト1週間前から450点の高得点を狙える?

こういった疑問に答えます。

中学生&高校生にとって、定期テスト直前はやることが多すぎて焦ってしまいます。コツコツ勉強してきた子ならまだしも、ほぼノー勉でテスト前日を迎えると気持ち的にもやばいですよね。

内申点・推薦・赤点回避のためにも、テスト勉強を諦めるわけにはいきません。明日のテストで過去最悪の点数を取るのだけは絶対に避けたいところ。

そこで本記事では、ノー勉から逆転する勉強法を徹底解説します。

明日からの定期テストで1点でも高得点を取りたい中高生は必見です。

この記事の「テスト」とは、主に定期試験(中間テスト・期末テスト・学年末テスト)を指しています。実力テスト・学力テスト・模試でも通用する勉強法を解説しました。

テスト前日なのにノー勉でやばい時の勉強法

テスト前日なのにノー勉でやばい時の勉強法

テスト前日にやるべき勉強は、3つだけです。これ以外は一切やらなくてOK!

  • 手順①:「小テスト」と「学校の問題集(ワーク)」を一気に解き直す
  • 手順②:手順①で不正解or不安な箇所だけ、ノート&プリントで復習する
  • 手順③:寝る直前に「暗記」を一周する

明日のテストのすべて教科を総復習するのは時間的にむずかしいでしょう。優先的に勉強すべきは、「最も得点が低いであろう教科」です。得意科目より、苦手科目のほうが伸びしろが大きいはず。

高野智弘
テスト本番まで1週間程度あるなら、「定期テストで450点を狙える勉強法」を実践してください。

手順①:「小テスト」と「学校の問題集(ワーク)」を一気に解き直す

限られた時間の中で総復習するために、明日にテストがある科目のテスト範囲の小テスト&問題集を解き直しましょう。

最優先で「問題の解き直し」をすべき理由は2つあります。

  • 定期テストのほとんどが「小テスト」「学校の問題集」をベースに作られるから
  • 実際に問題を解くことで、理解できていなかった「穴」を見つけられるから

教科書やノートを読み返すだけでは、本当に理解できているのかを判断できません。実際に問題を解く中で、「答え」はもちろん「解き方」まで100%理解できているかをチェックしてください。「不正解」or「解き方が不安だった問題」に×印をつけておくと、復習しやすいです。

明日テストの教科すべてを解き直したら次のステップに進みましょう。

手順②:不正解or不安な箇所だけ、ノート&プリントで復習する

手順①で「×印」をつけた問題に絞って、復習しましょう。

解説/教科書/授業ノートを読めば、ほぼ間違いなく理解できます。

読んでも理解できない問題があったら捨てるor後回しにしてください。ひとつの問題に時間をかけすぎると、今日中にすべての範囲を復習できなくなっちゃいます。(応用問題を解けなくても、90点は狙えます)

高野智弘
「授業中に先生が重要だと言っていた内容」「配布されたプリント」「学校の問題集(ワーク)」「小テスト」を完璧にすれば80点以上は余裕で取れます。やることはシンプルなので、あとはやるだけ!

手順③:寝る直前に「暗記」を一周する

1日の最後に暗記をやるべき理由は、「寝る前5分」が記憶のゴールデンタイムと言われているからです。

寝る直前に暗記することで、記憶に残りやすいことがさまざまな研究で証明されています。

ただし、徹夜や夜更かしは逆効果なので、夜12時には寝てください。残りの勉強は早朝に。

限られた時間の中で、「超効率的に暗記する方法」は以下の通りです。(短期記憶)

単語や用語を暗記するコツ
  • 手順①:寝る直前に、単語帳や赤シートを1周目
  • 手順②:早起きして、単語帳や赤シートを2周目
  • 手順③:登校中/学校で、単語帳や赤シートを3周目

テスト前日にやってはいけないこと5選

テスト前日にやってはいけないこと5選

定期テスト前日に、中学生と高校生が絶対やってはいけないことを解説します。

NG行為①:諦めて寝る

「今から勉強してもどうせ点数はやばいし…」「ノー勉でだからもう間に合わせないし…」と、諦めるのは絶対にダメです。

テスト前日にどれだけ頑張っても、ノー勉の状態から高得点になるのは難しいかもしれません。

ただ、1点でも高い点数を狙うことは可能です。とくに今まで勉強をサボってきた子は伸び代があるため、+20点に大幅アップするチャンスがあります。

中学生の場合、高校受験に内申点は大きく関係するので、1点でもこだわるべきです。高校生の場合、赤点を回避しないと留年のリスクも高まります。3年生になってから「推薦」を使いたくなっても手遅れです。

テスト本番までの「残り12時間以上」をどう過ごすかによって、テスト結果は大きく変わるでしょう。

NG行為②:徹夜(一夜漬け)

一夜漬けで勉強するのはおすすめできません。

徹夜に慣れている子ならまだしも、普段はあまり徹夜をしない子が一夜漬けしようとすると、次のリスクが考えられます。

  • 朝にボーッとしてしまい、勉強効率が格段に下がる
  • 翌々日にもテストがある場合、テスト勉強に集中できなくなる
  • 一夜漬けしようと思っていたのに、深夜5時に寝落ちしてしまい遅刻ギリギリになり、勉強のスケジュールが狂う&焦る

テスト前日までほとんど勉強してこなかったなら、睡眠時間を削る必要はあるかもしれません。ただし、一切寝ないとデメリットばかりなので絶対NG。

高野智弘
「就寝時間はいつもと同じ」「起床時間を早める」のがおすすめです。12時に寝て、4時に起きるのがトータルでコスパが良いのではないでしょうか。

テスト前日の睡眠時間は、最低でも3時間は取りましょう。オールしても勉強効率が下がるだけです。

NG行為③:友達と一緒に勉強する

定期試験前日に友達や恋人と一緒に勉強するのはやめましょう。

誰かと同じ空間で勉強すると、以下のデメリットが考えられます。

  • 視線が気になって集中できない
  • カフェや教室だと雑音が気になる
  • おしゃべりに夢中になって勉強時間が削られる

仲良しのメンバーと一緒に勉強するとメンタル的には良いかもしれませんが、勉強効率が格段に落ちてしまいます。

ただし、ふだんの勉強で「アウトプット時間(友達に授業する)」に一緒に勉強するのはアリかもしれません。

テスト前日は「自宅」or「図書館」or「塾の自習室」でもくもくと勉強してください。

NG行為④:得意科目ばかりを勉強する

「苦手科目」ではなく、「得意科目」ばかりに時間を割くのをやめましょう。

内申点(9教科の合計得点)の最大化が目的の場合、苦手科目のほうが伸び代があるからです。同じ労力を使うなら、70点→80点より30点→50点のほうがカンタンです。

得意教科で100点を狙うより、足を引っ張る教科を作らないほうが合理的なのは間違いありません。

特別な戦略がない場合は、最も苦戦するであろう教科に絞って勉強してください。

NG行為⑤:新しいテキストに手をつける

テスト前日は「学校で使用したテキスト/教材のみ」に絞って取り組んでください。教科書・ノート・問題集を完璧にすることが最優先事項です。

ただし、90点以上を狙う場合は市販の問題集を使いましょう。学校で配られた問題集だけだと応用問題に対応できない可能性があるからです。

一方で、テスト前日まで「ほぼノー勉」なら、テスト前日の効率的な勉強法通りにテスト対策してください。

テスト一週間前に何もしてない…。まだ間に合う?

テスト一週間前に何もしてない…。まだ間に合う?

結論から言うと、テスト一週間前に何もしてない状態でもギリギリ間に合います。

全教科90点以上は難しいかもしれませんが、少なくとも前回の点数より「1教科あたり+10点」を狙えます。基礎学力がある中高生なら、5教科で450点は突破可能でしょう。

本気で勉強すれば大逆転を狙える根拠は、次の3つです。

  • 根拠①:5教科450点を狙える勉強法が存在するから
  • 根拠②:ほとんどのライバルがまだ本気モードではないから(この1週間で決まる)
  • 根拠③:「授業中にやった内容」+「学校のワーク」を完璧にすれば80点は余裕だから

あなたの周りの友達もみんな焦っているのではないでしょうか。一部の優等生を除いて、9割以上の同級生はまだ定期テスト対策を始めたばかりなはずです。

逆転のチャンスがあるのは事実とはいえ、この1週間の過ごし方次第では「平均点未満」「赤点」になる可能性があることを忘れてはいけません。本気で努力しないと、やばい点数になってしまいます。

ただ、安心してください。具体的に何をやるべきかは、次の章で解説しました。

高野智弘
受験対策と違って、定期テスト対策は「やれば伸びる」のは間違いありません。この1週間だけでも、本気モートになってはいかがでしょうか。

テストでいい点を取る方法【1週間前から450点を狙える】

テストでいい点を取る方法【1週間前から450点を狙える】

定期テスト1週間前にやるべき勉強法を5ステップで解説します。5教科ともに90点を目指せます。(模試や実力テストでも同様です)

  • 手順①:教科書・授業ノート・配布されたプリントをザックリ理解する
  • 手順②:重要事項・単語・用語を暗記する
  • 手順③:学校の問題集・小テストを解く(1周目)
  • 手順④:「手順③で間違った問題」の理解度/暗記を深める
  • 手順⑤:学校の問題集・小テストを解く(2周目/3周目)

テストでいい点を取る方法は、以下の通りです。

手順①:教科書・授業ノート・配布されたプリントをザックリ理解する

「教科書」「授業ノート」「配布されたプリント」を一通り読みましょう。「授業中にマーカーを引いた箇所」「先生が重要だと言っていた箇所」を中心に、頭に定着させてください。

この段階では「3割くらいの理解度」で問題ありません。教科書を読んだだけで完璧に理解できるのは天才だけ。「重要なポイント」だけ理解できれば十分です。

高野智弘
「頑張っているのにテストの点数が悪い子」は、インプットに注力しすぎな傾向があります。教科書やノートを読む(インプット)より、実際に問題を解く(アウトプット)ほうが得点力アップに繋がります。

「手順③:問題を解く」なかで理解できればOKくらいのラクな気持ちでいきましょう。

教科書・授業ノート・配布されたプリントの内容を3割ほど理解できたら、次のステップに進んでください。

手順②:重要事項・単語・用語を暗記する

次に、暗記です。定期テストに向けて覚えるべき内容は以下の通りです。

  • 英語:出題範囲の英単語帳を中心に、「英単語」「英熟語」「英文法」
  • 数学:「公式」「定義/定理」はもちろん、問題の解き方
  • 国語:「古文」「漢文」「漢字」。出題される文章の論理展開(接続詞など)
  • 理科:「基本的な用語/公式」
  • 社会:「基本的な用語/時系列/年号」

「どこを覚えればいいか?」は先生次第です。90点を取るなら、基本的な用語や公式を全て覚えるくらいの気合いが必要です。

この段階では「5割くらいの暗記」で問題ありません。暗記ばかりに集中してしまうと演習時間が足りなくなってしまいます。

高野智弘
暗記は得点アップの手段にすぎません。大切なことは、「問題を解く力」を手に入れることです。

5割ほど覚えられたら、次のステップに進んでください。次のステップ以降で、実際に問題を解きます。「解きながら覚える」のが最も効率が良い勉強法でしょう。

手順③:学校の問題集・小テストを解く(1周目)

「教科書やノートなどの基礎知識を3割ほど理解」および「暗記を5割ほど完了」したら、問題演習に取り組みます。

90点を突破するためにやるべき問題は、「授業でやった小テスト(の解き直し)」と「学校で配られた問題集(ワーク)」の2冊だけです。これ以外の問題集は一切やらなくてOKです。(100点を目指すなら市販の問題集にも取り掛かってください)

「学校の問題集」→「小テスト」の順番がおすすめです。なぜなら、学校の問題集のほうが解説がていねいだからです。完璧に理解できていない段階では、解説を読みながら学ぶ必要があります。

答え合わせをする際に、「間違った問題」と「正解したけど自信がなかった問題」に「×印」をつけましょう。

高野智弘
英語/数学/国語/理科/社会のすべてにおいて、「問題集を解く」ことが定期テスト対策の王道です。問題を解きながら、足りない知識を頭に入れましょう。

手順④:「手順③で間違った問題」の理解度/暗記を深める

「×印」をつけた問題を中心に、教科書や授業ノートを読み返してください。必要があれば、暗記も行いましょう。

「答えを理解する」ではなく、「解き方を理解する」ことが重要です。「なんとなく解けた」状態だと、類似問題や応用問題が出題されたときに得点できません。

高野智弘
定期テストで高得点を取れない子は、答え合わせ&解答を読んだだけで満足しがちです。90点以上を取るためには、解き方をマスターする必要があります。

「解き直したら9割以上は正解できる」くらいまで理解&暗記できたら、次のステップに進んでください。

手順⑤:学校の問題集・小テストを解く(2周目/3周目)

もう一度、学校の問題集・小テストを解き直してください。

同じ問題を解き直すべき理由は、2つあります。

  • 一周しただけでは、解き方まで定着できていないから
  • 「学校の問題集/ワーク」「授業でやった小テスト」をもとに、定期テストが出題されるから

大切なので何度でもお伝えしますが、問題集で100点を取ることが目的ではありません。類似問題や応用問題にサクサク対応できるように、解き方をマスターすることが目的です。

「解き方を友達に授業できる」レベルまで定着できれば、テストで90点は突破できます。友達にわかりやすく教えられないなら、まだ勉強不足です。

高野智弘
解説を読んでもよくわからない箇所は、先生に直接質問するのがおすすめです。ていねいに解説してくれるだけでなく、「定期テストでどんな問題が出題されるのか?」のヒントを教えてくれるかもしれません。

テスト一週間前から本番までのスケジュール例

テスト一週間前から本番までのスケジュール例

定期テスト本番(中間テスト/期末テスト)までのスケジュール例をご紹介します。

大前提として、テスト一週間前の勉強時間は「寝る&食べる以外すべて」です。スマホやゲーム、友達との私語も控えましょう。

1週間のスケジュール
  • 7日前:三種の神器をすべて揃える。手順①を3教科以上終わらせる
  • 6日前&5日前:手順①の残り&手順②をすべて終わらせる
  • 4日前&3日前:手順③手順④を全教科終わらせる
  • 2日前&1日前:手順⑤を全教科終わらせる。(解き方をすべて理解する!)
  • 試験当日の朝:「暗記」系を一通りやり直す(短期記憶で覚える)

定期テスト1週間前から本格始動して、90点以上を狙うならこれくらいハードなスケジュールをこなす必要があります。

残念ながら、目標の点数に達しない中高生の多くが、計画通りに勉強できていません。「明日やればいいや」と先送りにすると、すべての範囲をカバーできていない状態で当日を迎えてしまいます。

「テスト前日は何もしなくてもOK」くらいのハイペースで、勉強に取り組んでください。

勉強を始める前にやるべきたった1つのこと

勉強を始める前にやるべきたった1つのこと

「授業ノート」「小テスト」「配布されたプリント」をすべて揃えることがファーストステップです。もはや、定期テスト攻略の「三種の神器」と言えます。

この3つを絶対に揃えるべき理由は、「授業ノート」「小テスト」「配布されたプリント」に定期テストの答え&ヒントが載っているからです。授業を通じて学んだ知識が身についているかを確認する場が定期テストです。三種の神器をすべて理解できていれば、100点に近づけると言えます。

授業中にサボっていたり、学校を休んだ影響で、三種の神器が100%揃っていない場合は、友達にコピーさせてもらったり、先生にお願いしてください。なんとしても今日中に揃えましょう。テスト直前だと友達も焦っているため、コピーに付き合ってくれる可能性が減ってしまいます。

教科書や問題集、ワークだけ取り組むのは非効率です。1つでも欠けることがないように、死ぬ気で100%揃えましょう。

「授業ノート」「小テスト」「配布されたプリント」が揃っていないと、得点能力が格段に落ちてしまいます。

受験本番で焦らないためにも、テストが終わったら塾に通おう

受験本番で焦らないためにも、テストが終わったら塾に通おう

テスト1週間前および前日でほぼノー勉だとしても、定期テストで450点を狙える勉強法を実践すれば、逆転のチャンスがあります。

ただ、次回のテストでも同じ失敗を繰り返さないためにも、テスト2週間前から少しずつ動き出すことが大切です。

正直な話、テスト1週間前になって焦っているようだと、高校受験・大学受験はもっと苦労してしまいます。定期テストで失敗しても致命的にはなりませんが、入試で失敗すると人生に大ダメージが…。

部活や習い事でバタバタしている子が1日1時間以上を勉強するには、「勉強せざるを得ない環境」に身を置くことがおすすめです。部活や学校終わりに、塾の自習室に通う習慣を身につければ、勉強時間が格段に増えます。

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