- オール3の偏差値はいくつ?
- オール3はやばいの?
- オール3で行ける高校は?
こういった疑問に答えます。
高校入試が近づくにつれて、保護者は通知表に悩まされます。評定5が少ないと、不安が募るでしょう。
オール3(9教科27点前後)は「ふつうの成績」ではなく、実は平均を下回る水準です。今のままだと、高校受験で選べる志望校が限られてしまうかもしれません。中2・中3でオール3なら、すぐに対策を始めたいところです。
本記事では、オール3の中学生が置かれている状況と、偏差値を上げる具体的な方法を解説します。
できるだけ偏差値が高い志望校を狙いたい中学生と保護者は必見です。
オール3はやばい?

内申点オール3は、「やばい」と言わざるを得ない状況です。
なぜなら、オール3(9教科×3=27点)は全国の中学生の評定分布の中で平均を下回っているからです。評定3は「平均的」だと思いがちですが、実態は「成績が伸び悩んでいる」と捉えるべき水準です。
今のままだと、選べる志望校の偏差値帯が限定されてしまいます。
5段階のうち3しか取れていない場合、以下のどれかに原因があります。
- 原因①:欠席が多い
- 原因②:授業態度に課題がある
- 原因③:提出物を出していない
- 原因④:定期テストや小テストで点数が取れていない
高校受験で苦戦したくないなら、①〜③は今すぐ改善してください。④は日々の勉強習慣が欠かせません。定期テストで90点を狙える勉強法は、定期テストの勉強法【一週間前から450点を狙える】で解説しました。
ほとんどの都道府県では、中1・中2の内申点も合否の審査対象です。学年を問わず、オール3前後の成績だと選択肢が狭まります。
オール3の偏差値は40〜45【内申点換算表】

オール3の偏差値は、模試での得点目安に換算するとどれくらいになるのでしょうか。
内申点オール3を偏差値に換算すると、40〜45が目安です。
全国平均が偏差値50であるため、オール3は、「平均を下回る成績」に位置します。内申点の仕組みがよく分からない方は、【裏ワザ】内申点の上げ方【私立高校受験/内申は関係ない】をご覧ください。
「自分の内申点で偏差値はどれくらい?」を一目で確認できる早見表は、以下のとおりです。
| 内申点(9教科) | 評定の状態 | 偏差値の目安 |
|---|---|---|
| 27(オール3) | 3×9教科 | 40〜45 |
| 30前後 | 3と4が混在 | 45〜50 |
| 33前後 | 4が中心 | 50〜54 |
| 36(オール4) | 4×9教科 | 54〜58 |
| 39前後 | 4と5が混在 | 58〜62 |
| 45(オール5) | 5×9教科 | 65〜70 |
5段階中「3」にもかかわらず平均より下になる理由は、「成績の付け方」によるものです。公立中学校の評定は、「絶対評価」でつけられます。
「相対評価」で成績をつける場合(以前)
- 評定5:上位7%
- 評定4:上位31%
- 評定3:中位38%
- 評定2:下位31%
- 評定1:下位7%
「絶対評価」で成績をつける場合(学校ごとの目安)
- 評定5:90〜100点
- 評定4:80点〜90点
- 評定3:40点〜80点
- 評定2:20点〜40点
- 評定1:0点〜20点
相対評価では、評定「5」を取る人数=評定「1」を取る人数でした。絶対評価になった現在は、評定「5」を取る人数>評定「1」を取る人数になっています。実際、後述する都内公立中学校の評定分布でも「5」が12.4%・「1」が3.9%と、大きな差が出ています。

9教科の評定分布(都内公立中学校)
- 評定「5」:12.4%
- 評定「4」:23.1%
- 評定「3」:47.1%
- 評定「2」:13.5%
- 評定「1」:3.9%
公立/都立高校を受験予定の子は、オール3のままだと内申が足を引っ張る可能性があります。
オール3で行ける公立高校

オール3で公立高校に進学できるかどうかは、お住まいの地域と学力検査の出来で大きく変わります。
オール3で行ける可能性がある公立高校は、偏差値40〜50程度が目安です。
公立高校(都立、県立、府立、市立)における一般入試の合否は、「学力検査(筆記試験)」と「内申点(調査書)」によって決まります。
内申点がオール3(偏差値換算40〜45)でも、学力検査で高得点を出せれば偏差値50以上の高校を狙えます。逆に、学力検査で平均点を大きく下回れば、偏差値40程度の高校が合格圏になります。
同じ「オール3」でも、お住まいの都道府県によって入試で扱われる重みが変わります。首都圏4都県の主な違いは、以下のとおりです。
| 都県 | 換算内申の特徴 | 当日点との比率(目安) |
|---|---|---|
| 東京都 | 中3の評定のみ。副教科4科目は2倍換算 | 内申3:学力検査7 |
| 神奈川県 | 中2と中3の評定を併用。中3を2倍する高校が多い | 内申2〜4:学力検査4〜6 |
| 埼玉県 | 中1〜中3の3年間の評定をすべて使用 | 学校により異なる |
| 千葉県 | 中1〜中3の評定を合算(中3を2倍する高校もあり) | 学校により異なる |
東京都の場合、副教科(音楽・美術・保健体育・技術家庭)の評定は2倍して計算します。副教科オール3なら「3×2×4科目=24」、主要5教科オール3(3×5=15)と合わせて、換算内申は、39(65点満点換算)です。

公立高校の合格率を高めるためにも、定期テストの勉強法【一週間前から450点を狙える】を参考に対策を始めてください。
オール3で行ける私立高校【単願・併願・推薦】

私立高校は内申点の重みが公立より軽く、オール3でも幅広い学校が選択肢に入ります。
オール3で行ける可能性がある私立高校は、「ほぼすべて」です。
私立高校は「内申点」ではなく、「学力検査」で合否が決まるケースが多いからです。内申点が低くても、学力検査で得点できればトップ校も狙えます。
私立高校の入試方式は、大きく3つに分かれます。
- 単願推薦:内申基準を満たせば合格率がほぼ100%
- 併願推薦:公立高校が第一志望の生徒向け、内申基準あり
- 一般入試:当日の学力検査で合否決定、内申点は基本的に不問
推薦入試では、内申点が大きく影響します。一般入試では、学力検査(筆記試験)のみで合否を決めることが多いです。都道府県によっては、内申点が合否に影響する「併願優遇制度」を使えるかもしれません。オール3でも併願優遇の基準を満たす可能性はあります。
内申点に自信がないお子さんは、得点力アップを目指しましょう。

オール3から偏差値を上げる5つの方法

オール3から脱却して偏差値を上げるには、勉強の「やり方」と「量」の両方を見直す必要があります。
- 自主学習の習慣化:毎日継続的に学習時間を確保する
- 苦手単元の集中対策:中1・中2の取りこぼし範囲まで戻る
- 定期テスト2週間前から計画的に対策:内申点アップに影響する
- 自習室の活用:自宅で集中できない場合の代替環境
- 塾・家庭教師の活用:学習計画と弱点克服を伴走してもらう
特に効果が出やすいのは、中1・中2の取りこぼし単元まで戻る復習です。中3の内容は中1・中2の積み上げの上に成り立っているため、土台が崩れている状態でいくら中3の勉強をしても伸びにくいのです。
中1・中2でオール3の場合
時間的な余裕があるため、苦手教科の根本対策に取り組むチャンスです。中1の英単語・数学の計算ルールなど、土台部分から見直すと中3の伸び幅が大きく変わります。
中3でオール3の場合
入試まで残された時間は限られています。9教科すべてを底上げするより、受験で配点が高い5教科に絞って復習する方が偏差値を上げやすくなります。とくに英語・数学は積み上げ型なので、優先順位を高くしてください。

塾・家庭教師を活用して、内申点と偏差値を一気に上げよう

「自分で勉強するのがむずかしい」と感じるなら、塾や家庭教師の力を借りるのが近道です。
第一志望校の合格率を高めるためにも、学習計画の管理と弱点克服を伴走してくれる環境を整えましょう。
内申や偏差値が伸び悩んでいる原因の多くは「勉強不足」と「やり方の迷子」です。部活で疲れていたり、誘惑が多かったりして、自宅で勉強しようと思ってもむずかしいのではないでしょうか。塾の自習室を併用すれば、「やらざるを得ない状況」に自分を追い込めるため、勉強時間が増えて成績アップにつながります。
塾・家庭教師を始める理想のタイミングは、中1〜中2のうちです。中3になると受験対策に時間を取られ、過去の取りこぼしを戻る余裕がなくなります。すでに中3の場合は、入塾までの判断が早いほど選択肢が広がります。









