- 偏差値の低い高校はやばい?末路は?
- 偏差値40〜45の高校生は人生終了?
- 高校入試で逆転合格するコツと注意点は?
こういった疑問に答えます。
高校受験が迫ってくると、「現状の学力」と向き合う必要が出てきます。とくに偏差値45未満の中学生は、今のままだと偏差値が低い高校にしか進学できないため、将来が不安になってきます。
人生一度きりの高校生活なのに、「こんな高校に来るんじゃなかった…」と高校受験勉強に注力しなかったことを後悔するのは避けたいところ。
そこで本記事では、偏差値が低い高校の「やばい現状」と「逆転合格するコツ」を徹底解説します。
偏差値45未満で焦り気味の中学生と保護者は必見です。
偏差値40〜45の高校はやばい?頭悪い?
偏差値40の学力は「かなり低い(頭が悪い)」と言わざるを得ません。
偏差値40はどのくらいの学力かをまとめました。
- 100人中84位の学力(下から16番目あたり)
- 平均点60点のテストの場合、40〜45点前後(あくまで目安)
- 内申点:オール3未満(1を取ることが少ないため、オール3でも偏差値45前後)
あなたが平均的な学校(偏差値50)に通っている場合、クラス35名中30位くらいの子が偏差値40です。
偏差値40は下位16%
偏差値 | 上位何% | 100人中の順位 |
---|---|---|
80 | 0.13% | 1位(ダントツの場合) |
75 | 0.62% | 1位 |
70 | 2.28% | 2〜5位 |
65 | 6.68% | 6〜14位 |
60 | 15.87% | 15〜29位 |
55 | 30.85% | 30〜49位 |
50 | 50.00% | 50〜68位 |
45 | 69.15% | 69〜83位 |
40 | 84.13% | 84〜92位 |
35 | 93.32% | 93〜96位 |
30 | 97.72% | 97〜100位 |
偏差値の計算方法
(あなたの得点ー平均点)÷標準偏差×10+50
難しいので覚えなくてOKです。あなたの偏差値が知りたい場合は、模試の結果をみましょう。
偏差値40だと将来がやばい理由
偏差値40の高校や大学に進学すると3つのリスクが考えられます。
- 大学受験や就職活動に向けた環境が整っていない…
- いわゆるFラン扱いをされ、周りから馬鹿にされやすい…
- 勉強意欲や向上心があまりない子ばかりのため、あなたの意識も低くなる…
学力や学歴がすべてではないとはいえ、偏差値40前後の高校や大学に進学してプラスになることはほとんどありません。強いてメリットを上げるなら、ライバルが弱いがゆえに推薦をもらいやすいくらいではないでしょうか。
あなたも近い将来に、就職活動を始めるはずです。どんなに優秀な能力やスキルがあったとしても、学歴フィルターで書類選考の段階で落ちてしまうことも…。
受験や就活で失敗すると「経済的に貧しい未来」に近づいてしまうかもしれません。
明るい未来を手に入れるためにも、偏差値40→50→60と学力アップを目指してはいかがでしょうか。
偏差値40〜45の高校生の悲しい末路
偏差値45未満の高校に進学すると、悲しい未来が待っているかもしれません。
よくある7つの末路
- 校則が厳しく、息苦しい
- 高1から真剣に勉強するのはほんの一部
- 授業中に隠れてスマホでSNSやゲームをしている
- 大学進学しないのが当たり前(進学してもFラン大学ばかり)
- ヤンキーは減少しているものの、勉強意欲が低い生徒が増えている
- 中学の範囲から説明しなくてはいけないので、授業の進みが遅すぎる
- 離席している/騒がしい生徒を落ち着かせるために時間を使うので、50分授業が実質30分になる
上記はあくまでも一例です。
偏差値が低い高校の中にも「治安が良い」「勉強意欲が高い子ばかり」のケースもあります。とくに公立高校の専門学科(デザイン/看護/商業/工学など)や私立高校は比較的過ごしやすいはず。
ただ、偏差値が低い高校に進学することが「悲しい末路」を迎えるリスクを高めることは紛れもない事実です。
「人生終了」は言い過ぎではあるものの、あなたがまだ中学生なら「デメリット」をしっかり理解した上で進学先として検討してください。
偏差値が低い高校に進学する、たった1つのメリット
偏差値45未満の高校に進学する唯一のメリットは、指定校推薦のライバルが弱いことです。
学力および勉強意欲が高い子が少ないため、指定校推薦をもらいやすくなります。
指定校推薦(指定校制)とは、学校長の推薦によって応募できる大学入試制度です。一般入試は学力テスト(筆記試験)で合否を判定される一方で、指定校推薦は「学校の成績」などで評価されます。あなたが進学する高校の中でトップレベルの成績を収めることで、希望の私立大学にほぼ確実に合格できるイメージです。
偏差値がどんなに悪くても、高校生活をしっかり過ごすことで、「そこそこ有名な私立大学」を狙えます。偏差値45である「埼玉県立鴻巣高等学校」の場合、日東駒専(偏差値55ほど)の指定校推薦の枠が用意されているようです。
指定校推薦をもらう最短ルートは、「当たり前のことを当たり前にやる」+「定期テスト対策」です。
高校1年生の最初の「定期テスト」から本気で対策してください。定期テストで90点以上を取るコツは、定期テストの勉強法【一週間前から450点を狙える】で解説しました。
これだけは注意!
偏差値が低い高校=「勉強意欲ゼロの集団」に悪影響を受けてしまいがちです。「勉強意欲が高い同世代が多い環境」に身を置くためにも、高校1年生から塾に通うことを強くおすすめします。塾の必要性は、高校生は塾に行くべきか?の記事をご覧ください。
【中学生へ】逆転合格するためにやるべき3つのこと
「偏差値が低い高校には行きたくない!」と考える中学生(特に中3生)は、以下を今すぐ始めてください。これらを実践するだけで、中3の11月から勉強は手遅れではありません。
「具体的にどうすれば良いのか?」は、偏差値40から60に上げる方法で解説しました。最後の冬の過ごし方次第で、まだまだチャンスがあります。
一方で、「今のまま」だと悲しい末路が待っています。高校進学後に「こんなハズじゃなかった…」と後悔したくない方は、今すぐ行動してください。