- お金がない子でも夏期講習は必要?
- 夏期講習をお得に受講する裏技は?
- お金がない中高生におすすめの塾は?
こういった疑問に答えます。
経済的な余裕がない家庭にとって、夏期講習での大きな出費は避けたいところ。高校受験・大学受験に向けて「学習塾」の必要性を感じつつも、夏休みだけで10万円以上を払うのは現実的ではありません。
ただ、夏期講習に通わなかったことが原因で第一志望校に不合格すると、一生後悔してしまいます。「最低限の費用」をうまく活用しながら、夏休みの勉強効率を最大化させたいですよね。
そこで本記事では、お金がない中高生におすすめの学習塾を徹底解説します。
夏休みに自宅や図書館での自習だとサボりそうな方は必見です。
【お金がない】夏期講習を節約しながら受講するコツ3選
経済的に余裕がないご家庭でも優良な夏期講習を受けるためのコツを解説します。
コツ①:授業料が安い塾を選ぶ
講習費用は3万円〜25万円ほどと、塾によって大きな開きがあります。
お金をたくさん払えば成績が上がる、といった単純な話ではありません。夏休み期間にほぼ毎日塾に通ったとしても、塾選びで失敗したり、やる気がなかったりすると成績が下がることも…。
夏休み期間に成績&偏差値を大幅アップするには、「ちゃんとした塾」で「ちゃんとした先生」から指導してもらって「ちゃんと努力する」ことが欠かせません。
中学生&高校生から「コスパ最強」だと言われる夏期講習は後述しました。
コツ②:塾より格安な「オンライン塾」を選ぶ
講習費用を節約するために、「オンライン授業」を活用するのもおすすめです。教室がない=固定費(家賃)がかからない=授業料を安くできる、といった好循環が生まれています。
オンライン塾のメリットは「安さ」だけではありません。
- 教室への移動時間が不要なので、勉強効率が優秀
- 先生の候補が多いため、相性ぴったりな先生を選び放題
- 地方や田舎在住でも、首都圏の優秀な先生から指導してもらえる
ふつうの塾の場合、1つの教室に先生は10〜20名程度しかいません。一方で、オンライン塾の場合、勤務場所を問わないので1,000名以上の先生が在籍している塾ばかりです。先生が多ければ多いほど、お子さんにピッタリな先生を選べるのがうれしいポイントです。
オンライン塾の唯一のデメリットを挙げるなら、「本当に自宅で集中できるか?」です。オンライン授業は自宅のパソコンorタブレットを通して行います。自宅だと家族のサポート(テレビの音量を下げるなど)も必要なので、慎重に検討してください。
コツ③:「割引キャンペーン」を活用する
夏期講習限定のキャンペーンを利用すれば、超コスパ良く塾に入れます。「授業4回分が無料」「入会金無料」「友達紹介キャンペーン」などの割引キャンペーンをうまく活用しましょう。
キャンペーンを含め、お得な価格で入会できる塾は、お得なキャンペーンがある夏期講習で後述しました。
お金がない子でも夏期講習を受けるべき?
夏期講習の必要性は、「学年」「志望校の難易度」「自習が得意/不得意」などで大きく異なります。
家計が厳しい方こそ、以下の基準を参考にしてください。
- 中1:できるだけ通うべき
- 中2:国公立&難関私立を受験予定なら通うべき
- 中3:高校受験するなら絶対に通うべき
- 高1:国公立&難関私立を受験予定なら通うべき
- 高2:国公立&難関私立を受験予定なら通うべき
- 高3:大学受験するなら絶対に通うべき
高校受験・大学受験に向けて夏期講習が必要な理由は、「勉強の質と量」を最大化しながら「やる気も出る」からです。
自宅学習だとどうしても怠けてしまったり、誘惑に負けてしまうことが多いです。自宅で本気で勉強したとしても、勉強のやり方が間違っていると成績アップにつながりません。
一方で、ちゃんとした夏期講習なら効率的な勉強ができるだけではなく、「やらざるを得ない環境」に身を置けるため、部活やバイトで忙しくても、半強制的に勉強時間を確保できます。(家計の事情もあるため、無理をしない程度にしてください。)
「夏期講習が本当に必要なのか?」と迷っている方は、以下の記事が参考になります。
お金がなくても大丈夫!夏期講習のおすすめ学習塾
2024年の夏期講習は終了しました。
夏期講習の塾選びの注意点
お金に余裕がないからこそ気をつけたい、学習塾選びのポイントを解説します。
授業料が安すぎる夏期講習は絶対NG
お金がないからといって、「安さ重視」で塾を選ぶのはリスクが高いです。
負のスパイラルに陥るかもしれません。
夏期講習の講習費用が安い
↓
優秀な先生を雇えない
↓
授業の質が悪い
↓
成績アップできない
「授業料が安い塾は絶対にダメ」とは言いません。夏期講習の費用が低コストでもクオリティが高い授業を受けられる塾もあります。ただ、「安さばかりをアピールしている塾」は、ただのバイト講師だったり、先生のサポートがほとんどない…といった悪質な塾かもしれません。
「大手だから安心」はよくある誤解
「河合塾」「駿台」などの大手予備校の夏期講習を受けたからといって、必ずしも成績アップできる保証はありません。
「知名度」や「合格実績」を信用しすぎないでください。とくに合格実績を過信するのは危険です。なぜなら、「合格実績」=「合格者数」であり、合格率アップにつながることを証明しているわけではないからです。
もちろん、大手学習塾なら優秀な先生もいるので、ハズレ率は低いでしょう。ただ、それほど授業のクオリティが高くないのに授業料が高いケースも多い点は注意が必要です。
コスパ面で考えると、だれでも聞いたことがある大手の集団授業はおすすめしません。
「集団授業」vs「個別指導」←どっちがおすすめ?
「経済的にしんどい子」「最小のお金で、最大の成果をあげたい子」にとっては、個別指導塾がおすすめです。
なぜなら、集団授業よりも個別指導のほうが直実に成績アップにつながるからです。
集団授業の場合は、たくさんの授業を受けられるので満足感は大きいですが、「実際は理解できていない」ケースばかりです。授業では分かったつもりでも、数日後に同じ問題を解いてもちんぷんかんぷん…といった状態になることも。
一方で個別指導の場合は、進み具合はマイペースですが、先生がつきっきりでサポートしてくれるので、「少しずつだけど着実に理解できる」傾向があります。ちゃんとした先生が担当になってくれれば理解できるまで丁寧にフォローしてくれるはず。
ただ、個別指導塾のほうが割高になるのが気になるところ。先生から1対1・1対2でフォローしてもらうため授業料がかかるのは仕方ありません。
家計へのダメージを最小限に抑えつつ、着実に成績アップする最適解は、個別指導塾に週1回ほど通うこと。そして、「宿題」をたくさん出してもらいましょう。自宅で宿題をたくさん解いて、わからない問題を授業でフォローしてもらうことで、お金を節約しながら大量の勉強時間を確保できます。
これだけは注意!
夏期講習の費用が安いからといって、集団授業を選ぶのは危険です。偏差値60以下の中高生は、個別指導塾のほうがおすすめです。有名予備校の夏期講習はコスパが悪い可能性が…。
まずは3社の無料体験授業を受けてみよう
お金がない中高生の「塾選びのポイント」をまとめると、以下の通りです。
上記の3ステップ通りに塾を選べば、家計にやさしい&偏差値アップにつながる塾選びができるでしょう。
よくある失敗パターンは「安いからといって集団授業を選ぶ」「知名度や合格実績を信用しすぎて大手を選ぶ」「仲良しの友達が通っている塾を選ぶ」などがあげられます。
塾選びで失敗するとお金と時間をムダにするだけでなく、高校受験・大学受験の合否に直結してしまいます。夏休みの勉強の質を高めるためにも、塾選びは慎重にしましょう。
まずは、3社の体験授業を受けてみてはいかがでしょうか。