- 発達障害におすすめの家庭教師は?
- 家庭教師選びのコツや注意点ってある?
- 発達障害に理解がある先生は本当にいる?
こういった疑問に答えます。
学校の授業に遅れがちで、入試や進学に向けて焦りがちな保護者は意外と多いです。塾だと発達障害に理解がある先生がほとんどいないため、通塾も難しいですよね。
自宅で付き添いながら成績アップを目指せる家庭教師なら、ADHD/ASD/LD/グレーゾーンの子でも安心です。ただ、家庭教師が多すぎて迷ってしまいます。
そこで本記事では、発達障害の子でも安心な家庭教師&オンライン家庭教師をご徹底解説します。
お子さんの特性をしっかり理解した上で、粘り強くサポートしてくれる先生と出会いたい方は必見です。
発達障害でも安心!家庭教師の選び方
ADHD/ASD/LD/グレーゾーンの症状がある子が安心して勉強できる環境を整えるための、家庭教師選びのポイント&注意点を解説します。
- 続けやすい明瞭な料金か?
- 発達障害の指導経験があるか?
- 先生と相性が合わない場合、交代できるか?
続けやすい明瞭な料金か?
家庭教師選びで注意すべきなのは「安ければ良い」「高いのは危険」とは言い切れない点です。「安かろう悪かろう」では意味がありません。
大切なことは「納得感のある金額かどうか?」です。たとえ高額な費用がかかったとしても「ここまで手厚く、温かくサポートしてくれるなら決して高くない」と満足感を覚えることもあるでしょう。
ただし、公式サイト上で「安さ」を全面にアピールしている家庭教師は、意外な追加料金がかかるケースばかりなので要注意です。
発達障害の指導経験があるか?
「発達障がい特有の症状」に理解がある先生を選ぶことも大切です。
今まで発達障害の子と接した経験がない先生の場合、柔軟なコミュニケーションは難しいでしょう。心優しく熱心な教師だとしても、発達障害のお子さんの気持ちを汲み取れるとは限りません。
「発達障害の生徒を担当した経験」or「発達障害の知人と接した経験」がある先生のほうが安心です。
先生と相性が合わない場合、交代できるか?
家庭教師選びで最重要ポイントは「教師を無料で交代し放題か?」です。
「うちの子と本当にうまくいくかな?」というのが、保護者の不安ではないでしょうか。指導経験豊富かつ人柄が素敵な先生だとしても、相性が合うかは別問題です。発達障害サポートに定評がある大手家庭教師の先生だとしても、あなたのお子さんにとってベストな先生が担当になるかは分かりませんよね。
万一、他の先生にお願いしたいなと思ったら、先生を柔軟に変更できるシステムなら安心です。リスクを最小限に減らすためにも、「いつでも先生を変更できる」ことが家庭教師選びの最低条件と言えます。
これら3つの条件を満たす家庭教師を、次の章で解説しました。
発達障害の口コミ抜群!家庭教師・オンライン家庭教師おすすめ3選
家庭教師の銀河
入会金 | 11,000円 |
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授業料 | 小学生:1,375円/30分 中学生:1,375円/30分 高校生:1,815円/30分 |
授業スタイル | 家庭教師(オンラインOK) |
- 授業日以外でもLINEで質問できる
- 途中で挫折させないフォロー体制が充実
- 月2万円から始められる低価格な料金設定
家庭教師ファースト
入会金 | 無料 |
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授業料 | 5,500円/時間 |
授業スタイル | 家庭教師(オンラインOK) |
- 低価格&トータル料金が明瞭(高額教材なし)
- 「発達障害」に特化した先生が多数在籍
- 「実際に担当する教師」が体験授業を実施(営業マンではない)
すらら
入会金 | 7,700円〜 |
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授業料 | 小学生:8,800円〜/月 中学生:8,800円〜/月 |
授業スタイル | オンライン教材(タブレット) |
- 特別支援学級/特別支援学校を含めた利用者40万人のタブレット教材
- 発達障害の専門機関と共同開発/ゲーム感覚で学べる
- 発達障害や不登校の子でもさかのぼり学習しやすい
※ランキング根拠:弊社経由のお問い合わせ数(ASPの確定件数)をもとにした順位です。
※集計期間:2024年6月1日〜7月31日
※順位は各社の優劣を示すものではありません。
※掲載情報の正確性には努めておりますが、最新性や完全な正確性を保証するものではありません。ご利用の際は、必ず各公式サイトで詳細をご確認ください。
発達障害の子が家庭教師を利用するメリット
発達障害(グレーゾーン含む)の学習に「家庭教師が効果的である」と言われています。
大きなメリットは3つあります。
- 魅力①:家でリラックスしながら勉強できる(精神的な負担が少ない)
- 魅力②:塾や学校と違って、友達の視線を気にする必要がない(集中しやすい)
- 魅力③:発達障害に理解&指導経験がある先生がサポートしてくれる(塾にはいない)
「自宅学習だと集中力が長続きしない」「塾だとイスに座ってじっとするのが辛い」などで悩んでいる子にとって、家庭教師はベストな選択です。
ただ、すべての家庭教師をおすすめできるわけではありません。「発達障害の子への理解がない先生」だと、「なんでこんな問題がわからないの?」「もっと集中しなさい!」と高圧的な授業になりがちです。一般的な学習塾でも、周りの子の目が気になって、塾に通うのすら精神的につらいでしょう。
一方で、発達障害への理解がある家庭教師なら、発達障害の親子にしかわからない「悩み」にそっと寄り添ってくれます。
発達障害の子が家庭教師を利用するデメリット
発達障害やグレーゾーンのお子さんが家庭教師に入会するデメリットは、「授業料がそこそこ高い」ことが挙げられます。
集団塾や個別指導塾と比べて、自宅に来る時間などの「先生の拘束時間」が多いため、人件費(先生の給料)が高くなってしまいます。
家庭教師の料金相場は「月2万円ほど」です。自宅にいながらパソコンやタブレットでオンライン授業を受ける「オンライン家庭教師」なら、授業料をもう少しだけだけ節約できます。
ただし、「安すぎる家庭教師」は絶対にやめましょう。授業料(月謝)が格安ということは、先生の給料(時給)も安くなります。「優秀な先生」は時給が高い家庭教師会社に集結しますよね。だから、安さだけで家庭教師を選ぶのは危険です。
「発達障害への理解がある」かつ「適切な料金設定」だと評判の家庭教師は、発達障害サポートに強い家庭教師・オンライン家庭教師3選で紹介した通りです。
【口コミ4つ】発達障害の子が家庭教師を利用したエピソード
発達障害の特性を持ちながら家庭教師を利用した方のリアルな体験談をご紹介します。
「ADHD」の小学4年生
家庭教師でどんな効果が得られましたか?
利用前は算数が壊滅的(分数の計算が出来ない)で、教室で泣き喚いたこともありました。家庭教師をつけて半年ほどで、以前は10点台だった算数の成績が90点台まで伸びました。
入会前の「学習面でのお困りごと」は?
算数の授業中に泣き喚いたことがあったことです。あと突発的に行動をしてしまうので、嫌なことがあると教室を飛び出したりもしていました。苦手なことをさせるのが難しいと困っていました。
ウチの子は注意不足は突発的な行動をとるADHD障害を持っていて、これで苦労してきました。勉強面では苦手なことがあると癇癪を起して泣き喚いたり、教室から飛び出したりすることもありました。これで担任から困っていると言われたこともあります。突発的に飛び出すせいで交通事故に遭ったこともありました。
家庭教師を利用した感想/エピソードは?
家庭教師のメリットは、マンツーマンで勉強が出来たことだと思います。勉強できなくても、周囲と比べて自分は情けない、周りに置いていかれる等劣等感を感じることもありません。それに家庭教師の方も焦らすようなことはせず、のんびり接してくれたのが良かったと思います。
デメリットは競争心が養われないことですね。公の場に出て他の人と競争する場面があると大きいストレスを感じやすいんです。成績は上がってもメンタルの変化はありませんでした。
担当家庭教師は大学生の男性でしたが、弟がADHDだったようでウチのような子供の扱いに慣れてくれていました。叱る急かすはせず、褒めることに重点を置いてくれていました。だからウチの子でも機嫌よく勉強に取り組むことが出来、苦手だった算数を克服できたんだと思います。
「ADHD」の中学2年生
家庭教師でどんな効果が得られましたか?
中学2年生より家庭教師を利用し、半年間で3教科平均偏差値が48→52に4ポイントアップしました。
入会前の「学習面でのお困りごと」は?
中学1年生時にADHD診断を受ける。学校の授業が学級崩壊気味でまともに勉強できていないこともあり、成績低下を心配しました。
家庭教師を利用した感想/エピソードは?
小学生高学年の頃から授業中に先生の話を聞かない、忘れ物をよくする、ランドセルの奥にプリントがくしゃくしゃになって押し込まれている、など発達障がいのグレーゾーンが疑われていました。
中学に上がっても状況が改善せず、地元の公立中の荒れた環境の中で学習意欲をなくし宿題を一切やらない、授業中に注意されても言うことを聞かない。叱られてもまたすぐに後ろを向く、という状況だったため家庭教師の利用を決意しました。人見知りな性格のため最初は恐る恐る授業を受けていたが慣れてくると授業中に話を聞かなくなる、手遊びをするなどADHDの特性が見られていましたが、講師の方が発達障がいに理解があったためうまく誘導し、2か月ほど経つ頃には宿題に自分から取り組む姿勢ができるようになりました。
家庭教師は個別指導の塾と比べてもやや料金的に割高だが、子どもにとって慣れた環境で勉強ができるのでウチの子どもには合っていたと思います。
「ASD」の中学1年生
家庭教師でどんな効果が得られましたか?
大手中学受験塾と併用し、小5から利用して中学受験で合格できました。
入会前の「学習面でのお困りごと」は?
算数などは得意だったものの、文字を読む速度が遅く、漢字の習得が遅いため国語の成績が伸びずにいました。
家庭教師を利用した感想/エピソードは?
大手中学受験塾では、20人程度の生徒に向けての授業のため、ただ国語の授業を受けているだけでは全く点数が伸びませんでした。ASDのため、字を書くことも本を読むことも苦手です。そのせいで模試では時間が足りず、書き出しの問題でも写し間違えなども多かったです。このまま塾に任せているだけでは成績はきっと上がらないと思い、家庭教師の先生にマンツーマンで指導をしてもらうことにしました。
講師の先生は大手塾で指導をした経験がある40代の男性プロ講師です。子供がASDであることも理解してくださり、感覚で解かずに、解き方を論理的に教えてくださりました。お世話になってから2ヶ月程度で、偏差値が45から50にあがり、1年で偏差値10も上がったのです。
家庭教師に頼むメリットは、大手塾にない手厚さとその子供にあった方法で学習を進められること、苦手なポイントを集中して学べることにあります。デメリットは費用がかなりかかってしまうことと、講師との相性が大切であるため、相性や理解のある講師を探す必要があることです。
「SLD/LD」の小学4年生
家庭教師でどんな効果が得られましたか?
小学4年生から家庭教師を利用して4ヶ月で成績が上がりました。テストは毎回40~50点くらいでしたが、平均で70点くらい取れるようになりました。
入会前の「学習面でのお困りごと」は?
暗記が苦手で文章を理解する能力も伸び悩んでいたので、同級生と比較される学校の授業に対して苦手意識を持っていました。
小学校高学年くらいから「周りの子供たちが当たり前にできることができない」ことに気づきました。例えば小学校低学年の段階でマスターしているはずの九九を忘れたり、漢字やカタカナ、平仮名など複数の表記で構成された文章を読むのが遅く、文章の理解が追いつかないこともありました。
家庭教師を利用した感想/エピソードは?
家庭教師のメリットは学校のように決められたペースで勉強しなくてもいいところです。学校は基本的に集団で勉強するので、個々にフォーカスして授業することはありません。そうなるとやはりペースについていけない子供があらわれてしまいます。家庭教師の場合は個々にフォーカスしているので、周りのペースは関係ないです。九九を忘れてしまったらもう一度九九の勉強をし直すことができます。
デメリットは特にないですが、お金はかかるので親としては無駄なお金を使わないように心がけています。
担当講師は子供のことを完全に理解していたので無理に勉強のペースを上げたり、頭ごなしに怒ることもなく、子供に寄り添った学習計画を作ってくれました。
発達障害の子に起こりやすい勉強面でのお困りごと
発達障害の小学生・中学生は、学習において次の悩みを抱えているのではないでしょうか。「特性を理解してくれる」かつ「粘り強く支えてくれる」先生と出会えれば、大きく前進できるはずです。
自閉症スペクトラム障害【ASD】
自閉症スペクトラム障害(ASD)とは、コミュニケーションや対人関係の困難さ、特定の行動やこだわりが特徴の発達障害です。
- 勉強法に強いこだわりがある
- 相手の視点に立つことが苦手
- あいまいな教え方だと理解できない
- 限られた教科/科目にのみ興味を持つ
- 「学習面」より「人間関係(友達との付き合い)」が苦手
注意欠陥・多動性障害【ADHD】
注意欠陥・多動性障害(ADHD)とは、集中力の欠如、多動、衝動的な行動が特徴の発達障害です。
- 忘れ物が多い
- 授業に集中できない
- 机にじっとしていられない
- 勉強の進み具合が遅れがち
学習障害【SLD/LD】
学習障害(LD)とは、知的発達に問題がないにもかかわらず、読む・書く・計算する能力に特異な困難を伴う発達障害です。
- 計算が苦手
- 突出した能力を持っていることがある
- 板書/黒板をノートに書き写すのが遅い
- 教科/科目によって、得意不得意が激しい
- 文章を読むのがたどたどしく、文章を理解するのが苦手
- 発達障害の子に家庭教師&オンライン家庭教師は最適な学習スタイルと言える
- 家庭教師選びのポイントは「続けやすい明瞭な料金か?」「発達障害の指導経験があるか?」「先生と相性が合わない場合、交代できるか?」
- 発達障害の口コミが良い家庭教師・オンライン家庭教師3選が特におすすめ