- 将来の夢がない時の文理選択は?
- 将大学選び&学部選びのコツは?
- 将来の夢がない高校生の割合って?
こういった疑問に答えます。
高校生になると大学受験を中心に、「自分の将来」をリアルに考えなくてはいけません。大学に進学して、会社員になるんだろうなとぼんやり考えつつも、明確な夢がないため「大学選び」はもちろん「文理選択」すらも迷ってしまいます。
あいまいな感情のまま進路を決めた結果、大学生になった時に後悔するのは避けたいところ。心から本気で向き合いたい夢ができたときに、環境が整っている状態を作りたいですよね。
そこで本記事では、将来の夢がない高校生に向けた「大学選びの極意」を徹底解説します。
あなたにとって最適な進路の方向性をバシッと決めたい高校生と保護者は必見です。
【文理選択】将来の夢がない場合の大学選びのコツ【文系vs理系】
社会人になってからやりたいことがない高校生が迷いやすい、文理選択のヒントをお伝えします。
- やりたい仕事(就職先の職種)から選ぶ
- 興味のある分野から選ぶ
- 受験科目/得意科目から選ぶ
文系と理系のメリット・デメリットを比較しつつ、あなたに最適な文理選択をしてください。
文系 | 理系 | |
---|---|---|
学部 | 文学部/法学部/経済学部/社会学部/教育学部/外国語学部 | 理学部/工学部/理工学部/農学部/医学部/薬学部 |
職種 | 総合職/営業/企画/事務/販売・サービス/マーケティング | 開発/研究/技術/金融系専門/エンジニア |
メリット | ・大学の授業&ゼミがラク ・大学で自由な時間が多く、バイトやサークルをしやすい ・就職先の選択肢が多い ・大学のキャンパス(校舎)の立地がよい ・文系の学部には、魅力的な異性が多い | ・研究室で専門性を磨けば、就活がカンタン ・特定の分野に没頭できる |
デメリット | ・数学や理科が得意でも受験科目に使いにくい ・専門性が乏しいので、就活先選びに悩みやすい ・大学生活が自由なので、堕落しやすい | ・大学の授業&研究室がハード ・大学で自由な時間が少なく、バイトやサークルをしにくい ・就職先の選択肢が限られている ・大学のキャンパス(校舎)の立地がよくない ・理系の学部には、魅力的な異性が少ない |
国立教育政策研究所の調査結果では、高校3年生で理系を選択する割合は32%、文系を選択する生徒は68%とのころ。文系の割合が圧倒的に高いようです。
「いまは夢がないけど、将来の選択肢を広げておきたい」なら、文系を選択したほうが合理的でしょう。ただ、理系にも良い点があるので後悔しない選択をしてくださいね。
「学部選び」は正直それほど重要ではありません。特に文系の場合、大学の授業は「テキトー」に受けることが多いため、「勉強しても苦じゃない学部」であればどこでもOKです。理系の場合は、興味のある学部が良いでしょう。
将来の夢がない…。大学選びは「偏差値」を重視すべき
将来の夢がない高校生は、できるだけ偏差値が高い大学を目指すべきです。最低でもGMARCHや関関同立レベル以上の大学を狙いましょう。
偏差値重視で大学選びをしたほうが良い理由は3つあります。
理由①:就活に有利だから
偏差値が高い大学=イケてる会社に就職しやすい=高収入&働きやすい=人生が楽しくなる、という好循環が生まれます。
正直なところ、いわゆるFランだと就活で苦労して、ブラック企業にしか入社できなくなるケースも…。
もちろん偏差値が高い大学に入れば将来安泰ではありません。大学時代に怠けていたら早慶に入ったとしても就活で苦戦しちゃいます。
ただ、高学歴は就活でプラスの要素になることは紛れもない事実なので、できることなら偏差値が高い大学を目指しましょう。
理由②:優秀な友達や人脈を作れるから
偏差値が高い大学=「優秀な子」「向上心のある子」との出会いが豊富=刺激をもらえる&人脈は社会人になって最大の武器になる、という素敵な環境が手に入りやすいです。
東大や早慶上理をはじめとした超難関大学には、あなたと同じかそれ以上に「デキる子」がたくさんいます。偏差値が高い大学ほど、魅力的な出会いが見つかりやすい傾向にあります。
社会人になって素敵な友達や頼れる先輩とのコネがたくさんあるほど、仕事やプライベートも充実しやすくなるので、偏差値重視で大学を選ぶのも最良の手ではないでしょうか。
理由③:夢ができたときの選択肢が広いから
大学に入学してから「本当にやりたいこと」が出てくるかもしれません。あなたに夢ができた時に、偏差値が高い大学のほうが選択肢(=夢の実現確率)が圧倒的に広いのは言うまでもありません。
難関大学だと、以下のようなケースで有利になります。
- 「芸能マネージャーになりたい!」→就活生に人気の企業は、学歴フィルターがある(難関大だと有利に)
- 「起業したい!」→スモールビジネスを立ち上げている同級生がたくさんいるので、失敗のリスクを最小化できる
- 「ゲームプログラマーになりたい!」→大手ゲーム会社に大学OBがいるので、OB訪問で気軽に話を聞きに行ける
有名大学には本気で大きな目標に向けて頑張っている同級生もたくさんいるので、あなたも良い刺激をもらえるはずです。
将来の夢がない高校生の割合は?
東進ハイスクールの調査によると、将来の夢がない高校生の割合は約14%です。明確な夢が決まっていない高校3年生は60%もいるとのこと。
ほとんどの高校生が「ぼんやりとした夢しかない」状態のため、現時点で夢がなくても焦る必要はありません。
大学選びで迷っている高校生に伝えたい、3つの真実【経営者が語る】
学校の先生やテレビでは教えてくれない、大学選びのリアルをお伝えします。大学生活や就活で苦労したくない方は是非ご覧ください。
学部なんて関係ない
高校生がイメージしているほど、「学部選び」は重要ではありません。
文理選択や大学選びは将来を決める大切なポイントですが、学部選びで失敗しても大したダメージはないです。
学部選びがそれほど重要ではない理由は3つあります。
- 理由①:授業をマジメに受けている大学生が少ないから(有名大学の大学生でも授業をサボるのは珍しくない)
- 理由②:どの学部でも「就活の成功率」はほとんど変わらない(理系の専門職以外は大学名程度しか見られない)
- 理由③:どの授業を受けるかは自分で選択できる(「必修科目」以外は好きな科目を選べる。学部以外の範囲もOK)
とくに文系の大学ならどの学部でも大差ありません。
「どの学部に行くか?」よりも「どの大学に行くか?」「どのキャンパス(校舎)に行くか?」「大学で勉強以外に何をやりたいか?」のほうが100倍大切です。
就活に「学歴フィルター」は存在する
学歴フィルターとは、「大学名だけ」で就活生をふるいに掛けるシステムです。
「学歴が高い」=「努力できること」「まじめであること」の証明だと考えられています。東大生や早慶上理などの難関大学に受かった子の多くが、勉強を頑張った経験があるのは間違いありません。
上場企業や有名企業の採用担当者は、「国公立」や「早慶上理」の学生を採用したいと考えています。残念ながら、「GMARCH」「関関同立」レベルの学歴がないと、大手企業に就職するのは難しいでしょう。理系の場合は、学校名だけでなく、専門学部や大学院卒が優遇されるケースもあります。
高学歴男性は、やっぱりモテる
令和の時代になっても、高学歴男性はモテます。
以下を含め、多くのアンケートで「学歴が高いほどモテやすい」ことが証明されています。
- 1位:京都大学
- 2位:慶應義塾大学
- 3位:東京大学
- 4位:神戸大学
- 5位:早稲田大学
- 1位:青山学院大学
- 2位:慶應義塾大学
- 3位:東京大学
- 4位:同志社大学
- 5位:明治大学
社会人になっても、やっぱり高学歴男性のほうがモテます。高学歴=高年収の傾向があることがモテる要因となっているようです。
大学受験を頑張れば、モテ人生に大きく一歩近づけるでしょう。
偏差値を最大化するために、高校生がやるべきこと
偏差値を上げるためにやるべきことは、たった3つです。
- 勉強の「量」を増やす
- 勉強の「質」を高める
- 勉強の「方向性」を修正する
志望校の合格ラインに足りないなら、①〜③のどれかに問題があります。
①の場合、シンプルに勉強時間が足りません。どんなに効率的かつ適切な勉強をしたとしても、勉強時間が少なかったら成績は上がりません。
②の場合、勉強のやり方が間違っています。塾に通わずに独学で勉強している高校生の多くが、もったいない勉強法をしています。いくら頑張っても、非効率な勉強だったら偏差値アップは見込めません。
③の場合、学力アップしているものの、点数が伸びていません。学校のテストでは上位なのに、模試だとE判定などがよくあるパターンです。努力の方向性が間違っていると、合格率アップにつながりません。
そもそも①〜③のどこに問題があるのかを自分で判断するのは難しいですよね。だからこそ、あなたの「課題」を発見→「解決」するために学習塾を活用すべきなのです。
ワンランク上の大学を目指す高校生におすすめの学習塾は、以下の通りです。