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「同じ読み方の漢字」一覧+クイズ15問【文章問題あり/小学3〜6年生】

「同じ読み方の漢字」一覧+クイズ15問【文章問題あり/小学3〜6年生】
  • 同じ読み方の漢字とは?
  • 同じ読み方の漢字を覚えるコツは?
  • 同じ読み方の漢字のクイズはある?

こういった疑問に答えます。

「暑い」と「熱い」、「計る」と「量る」。同じ読み方なのに意味がちがう漢字は、小学生がテストでまちがえやすいポイントです。特に5年生の国語では「同じ読み方の漢字」という単元があり、使い分けの力がしっかり問われます。

そこで本記事では、小学3年生〜6年生で習う「同じ読み方の漢字」を学年別に一覧化しました。覚え方のコツとクイズまで紹介します。

お子さんの漢字の使い分けを、おうちでサポートしたい保護者の方は必見です。

同じ読み方の漢字一覧【小学3〜6年生】

同じ読み方の漢字一覧【小学3〜6年生】

「同じ読み方の漢字」には、大きく2つの種類があります。

  • 同訓異字:訓読みが同じで意味がちがう漢字(例:暑い・熱い・厚い)
  • 同音異義語:音読みが同じで意味がちがう熟語(例:回答・解答)

学年が上がるほど、使い分けがむずかしくなります。ここから、学年別に代表的なものを一覧でまとめます。表の下では、一つひとつの使い分けをくわしく解説します。

小学3年生

小学3年生では、日常でよく使う基本的な組み合わせを習います。

小学3年生で習う同じ読み方の漢字
読み方同じ読み方の漢字
あう会う・合う
あける開ける・空ける・明ける
かえす返す・帰す
きる着る・切る
はやい早い・速い
のぼる上る・登る
まわり回り・周り

「あう」=会う・合う

  • 会う…人と顔をあわせる(例:友だちに会う)
  • 合う…ぴったり一致する(例:答えが合う)

「あける」=開ける・空ける・明ける

3つある「あける」は、3年生でまちがえやすい組み合わせです。

  • 開ける…とじているものをひらく(例:まどを開ける)
  • 空ける…中身やすきまをつくる(例:せきを空ける)
  • 明ける…夜や年がおわる(例:夜が明ける)

「明ける」は、朝や新年など「明るくなる」場面で使うと覚えると迷いません。

「かえす」=返す・帰す

  • 返す…もとにもどす(例:本を返す)
  • 帰す…人を家に帰らせる(例:子どもを帰す)

「きる」=着る・切る

  • 着る…衣服を身につける(例:服を着る)
  • 切る…刃物などで切りはなす(例:紙を切る)

「はやい」=早い・速い

  • 早い…時こくが前(例:朝早く起きる)
  • 速い…スピードがはやい(例:走るのが速い)

「のぼる」=上る・登る

  • 上る…上のほうへ動く(例:坂を上る)
  • 登る…高い所へよじのぼる(例:山に登る)

「まわり」=回り・周り

  • 回り…回転や順にめぐること(例:時計回り)
  • 周り…そのもののまわり・周囲(例:池の周り)

小学4年生

小学4年生になると、意味の近い漢字の使い分けが増えてきます。

小学4年生で習う同じ読み方の漢字
読み方同じ読み方の漢字
なおす直す・治す
かわる変わる・代わる
なく鳴く・泣く
わかれる分かれる・別れる
さます覚ます・冷ます
はじめ初め・始め
きかい機械・器械・機会(同音異義語)
いがい以外・意外(同音異義語)

「なおす」=直す・治す

  • 直す…まちがいや形を正しくする(例:まちがいを直す)
  • 治す…病気やけがをなおす(例:かぜを治す)

体に関することは「治す」、それ以外は「直す」と分けると簡単です。

「かわる」=変わる・代わる

  • 変わる…ようすがちがうものになる(例:色が変わる)
  • 代わる…ほかのものと入れかわる(例:母に代わる)

「なく」=鳴く・泣く

  • 鳴く…動物が声を出す(例:鳥が鳴く)
  • 泣く…人がなみだを流す(例:赤ちゃんが泣く)

「わかれる」=分かれる・別れる

  • 分かれる…いくつかに分かれる(例:道が分かれる)
  • 別れる…人とはなれる(例:友だちと別れる)

「さます」=覚ます・冷ます

  • 覚ます…目をさます(例:目を覚ます)
  • 冷ます…つめたくする(例:スープを冷ます)

「はじめ」=初め・始め

  • 初め…時間的にはやい・最初(例:年の初め)
  • 始め…ものごとをはじめること(例:仕事始め)

「きかい」=機械・器械・機会

  • 機械…動力で動く大きな仕組み(例:機械を動かす)
  • 器械…電気を使わない簡単な道具(例:器械運動)
  • 機会…ちょうどよいとき・チャンス(例:学ぶ機会)

「いがい」=以外・意外

  • 以外…そのほか(例:ぼく以外の人)
  • 意外…思いがけないこと(例:意外な結果)

小学5年生

小学5年生は「同じ読み方の漢字」を本格的に学ぶ学年です。3つ以上の使い分けも登場します。

小学5年生で習う同じ読み方の漢字
読み方同じ読み方の漢字
あつい暑い・熱い・厚い
はかる計る・量る・測る
つくる作る・造る
まざる交じる・混じる
こたえる答える・応える
かいとう回答・解答(同音異義語)
あらわす表す・現す
うつす写す・移す
たつ立つ・建つ・断つ
もと元・本・基
こうえん公園・公演(同音異義語)
かてい家庭・仮定・過程(同音異義語)
たいしょう対象・対照(同音異義語)

「あつい」=暑い・熱い・厚い

5年生で一番よく出るのが、3つある「あつい」です。

  • 暑い…気温が高い(例:暑い日)
  • 熱い…物の温度が高い(例:熱いお茶)
  • 厚い…あつみがある(例:厚い本)

反対語で考えると一発で分かります。暑い⇔寒い、熱い⇔冷たい、厚い⇔うすい、です。

「はかる」=計る・量る・測る

  • 計る…時間や数(例:時間を計る)
  • 量る…重さやかさ(例:体重を量る)
  • 測る…長さや広さ(例:きょりを測る)

「体温計」は計る、「重量」は量る、「測定」は測る。熟語を思い出すと選びやすくなります。

「つくる」=作る・造る

  • 作る…小さいものや料理をつくる(例:料理を作る)
  • 造る…船や建物など大きいものをつくる(例:船を造る)

「まざる」=交じる・混じる

  • 交じる…別のものが入りまじる(例:かなが交じる)
  • 混じる…とけあってまじる(例:水に絵の具が混じる)

「こたえる」=答える・応える

  • 答える…問いにこたえる(例:問題に答える)
  • 応える…期待や声にこたえる(例:期待に応える)

「かいとう」=回答・解答

  • 回答…質問への返事(例:アンケートに回答する)
  • 解答…問題の答え(例:テストの解答)

「こうえん」=公園・公演

  • 公園…みんなが遊ぶ場所(例:公園で遊ぶ)
  • 公演…ステージで演じること(例:劇の公演)

「あらわす」=表す・現す

  • 表す…気持ちや考えを外に出す(例:気持ちを表す)
  • 現す…すがたを見せる(例:すがたを現す)

「うつす」=写す・移す

  • 写す…書きうつす・とる(例:ノートを写す)
  • 移す…場所や物を動かす(例:席を移す)

「たつ」=立つ・建つ・断つ

  • 立つ…まっすぐに立つ(例:まっすぐ立つ)
  • 建つ…建物がつくられる(例:家が建つ)
  • 断つ…とちゅうでやめる・きる(例:間食を断つ)

「もと」=元・本・基

  • 元…もとの状態・出どころ(例:火の元)
  • 本…ものごとの根本(例:本を正す)
  • 基…土台となるもの(例:資料を基にする)

「かてい」=家庭・仮定・過程

  • 家庭…家族がくらす場(例:家庭学習)
  • 仮定…もし〜ならと考えること(例:仮定の話)
  • 過程…ものごとのとちゅう(例:成長の過程)

「たいしょう」=対象・対照

  • 対象…めあて・相手(例:調査の対象)
  • 対照…くらべ合わせること(例:二つを対照する)

小学6年生

小学6年生は、意味が抽象的で大人でも迷う組み合わせを学びます。

小学6年生で習う同じ読み方の漢字
読み方同じ読み方の漢字
おさめる収める・納める・修める・治める
つとめる努める・務める・勤める
つく付く・着く・就く
あたたかい温かい・暖かい
そなえる備える・供える
おりる下りる・降りる
ほしょう保証・保障(同音異義語)
しんろ進路・針路(同音異義語)
いどう移動・異動(同音異義語)

「おさめる」=収める・納める・修める・治める

4つもある「おさめる」は、6年生で最大の難所です。何を「おさめる」のかで見分けます。

  • 収める…成果や結果を手に入れる(例:成功を収める)
  • 納める…お金や品物をきちんとわたす(例:税金を納める)
  • 修める…学問や行いを身につける(例:学問を修める)
  • 治める…国や乱れをしずめる(例:国を治める)

「つとめる」=努める・務める・勤める

  • 努める…努力する(例:解決に努める)
  • 務める…役目を果たす(例:司会を務める)
  • 勤める…会社などではたらく(例:会社に勤める)

「努力の努」「役目の務」「勤務の勤」と、熟語で覚えるのがおすすめです。

「つく」=付く・着く・就く

  • 付く…ものがくっつく(例:よごれが付く)
  • 着く…目的地にとどく(例:駅に着く)
  • 就く…仕事や役目につく(例:仕事に就く)

「あたたかい」=温かい・暖かい

  • 温かい…物や心があたたかい(例:温かいスープ)
  • 暖かい…気温があたたかい(例:暖かい部屋)

「そなえる」=備える・供える

  • 備える…前もって用意する(例:台風に備える)
  • 供える…お供えする(例:花を供える)

「ほしょう」=保証・保障

  • 保証…まちがいないと請け合う(例:品質を保証する)
  • 保障…立場や権利を守る(例:安全を保障する)

「おりる」=下りる・降りる

  • 下りる…上から下へ動く(例:階段を下りる)
  • 降りる…乗り物からおりる(例:電車を降りる)

「しんろ」=進路・針路

  • 進路…進んでいく道(例:進路を決める)
  • 針路…船や飛行機の向き(例:船の針路)

「いどう」=移動・異動

  • 移動…場所をうつすこと(例:席を移動する)
  • 異動…役目や地位が変わること(例:人事異動)
「あう」には、事故や災難に出あう「遭う」もあります。ただし、これは中学校で習う漢字です。同じように、注意して聞く「聴く」も中学校で学びます。

同じ読み方の漢字クイズ【全15問】

同じ読み方の漢字クイズ【全15問】

ここまで学んだ漢字を、クイズで力だめししてみましょう。問題を読んで、答えを考えてからタップしてください。

同訓異字の問題

「訓読みが同じ漢字」の使い分けの問題です。

「朝、はやくおきる」の「はやく」は?(早い・速い)▶タップ
答え:早く(時こくが前だから)。速いはスピードのことです。
「かぜをなおす」の「なおす」は?(直す・治す)▶タップ
答え:治す(病気やけがをなおすから)
「まどをあける」の「あける」は?(開ける・空ける・明ける)▶タップ
答え:開ける(とじているものをひらくから)
「とりがなく」の「なく」は?(鳴く・泣く)▶タップ
答え:鳴く(動物が声を出すから)。人がなみだを流すのは泣くです。
「道がふたつにわかれる」の「わかれる」は?(分かれる・別れる)▶タップ
答え:分かれる(いくつかに分かれるから)。友だちとはなれるのは別れるです。
「体重をはかる」の「はかる」は?(計る・量る・測る)▶タップ
答え:量る(重さをはかるから)。「重量」の量です。
「ぜいきんをおさめる」の「おさめる」は?(収める・納める・修める・治める)▶タップ
答え:納める(お金をきちんとわたすから)
「かいしゃにつとめる」の「つとめる」は?(努める・務める・勤める)▶タップ
答え:勤める(会社ではたらくから)。「勤務」の勤です。

同音異義語の問題

「音読みが同じ熟語」の使い分けの問題です。

「学ぶきかいをえる」の「きかい」は?(機械・器械・機会)▶タップ
答え:機会(ちょうどよいときだから)。動く仕組みは機械です。
「テストのかいとう」の「かいとう」は?(回答・解答)▶タップ
答え:解答(問題の答えだから)。質問への返事は回答です。
「げきのこうえん」の「こうえん」は?(公園・公演)▶タップ
答え:公演(ステージで演じるから)。遊ぶ場所は公園です。
「ひんしつをほしょうする」の「ほしょう」は?(保証・保障)▶タップ
答え:保証(まちがいないと請け合うから)。権利を守るのは保障です。

文章問題

1つの文の中で、同じ読み方の漢字を使い分ける問題です。

「(あつ)い日に、(あつ)いお茶をのみ、(あつ)い本を読む」▶タップ
答え:暑い日・熱いお茶・厚い本
「係を(つと)め、勉強に(つと)める」▶タップ
答え:係を務め・勉強に努める
「時間を(はか)り、長さを(はか)り、重さを(はか)る」▶タップ
答え:時間を計り・長さを測り・重さを量る

同じ読み方の漢字を覚えるコツとは?

同じ読み方の漢字を覚えるコツとは?

同じ読み方の漢字は、「意味が近い」「文字の形が似ている」ために混乱しがちです。丸暗記ではなく、次の3つのコツを使うと、迷わず選べるようになります。

コツ①:熟語に変えて考える

その漢字を使った熟語を思い出すと、正しい漢字が分かります。

  • 体温計 → 時間や数は「計る」
  • 重量 → 重さは「量る」
  • 測定 → 長さは「測る」

迷ったら、その漢字が入った熟語を思い出すのが一番の近道です。

コツ②:反対語で確かめる

反対の言葉を当てはめて、文が成り立つか確かめる方法です。

  • 暑い ⇔ 寒い
  • 熱い ⇔ 冷たい
  • 厚い ⇔ うすい

「あつい本」なら反対は「うすい本」なので、「厚い」だと分かります。

コツ③:何に使うかで覚える

その漢字が「何を対象にするか」をセットで覚える方法です。

  • 努める=努力、務める=役目、勤める=勤務
  • 収める=成果、納める=お金、修める=学問、治める=国

対象とセットで覚えると、4つある「おさめる」も自信をもって使い分けられます。

同じ読み方の漢字で迷ったら、「何に使う漢字か?」を考えよう

同じ読み方の漢字で迷ったら、「何に使う漢字か?」を考えよう

同じ読み方の漢字は、小学生がつまずきやすいポイントです。しかし、コツをつかめば確実に得点源になります。

大切なのは、丸暗記ではなく「熟語」「反対語」「何に使うか」で考えることです。この3つの視点があれば、初めて見る漢字でも正しく選べるようになります。

まずは一覧表とクイズを何度も見返して、使い分けに慣れていきましょう。

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高野 智弘株式会社SUNCORE 代表取締役
埼玉県立和光国際高校→法政大学→東証プライム上場企業など数社→Webマーケティング会社を起業し、現在は教育分野の情報発信やマーケティング支援も行う。中学時代は内申点42/45点の好成績で、男子生徒の実質倍率15倍ほどの第一志望校に合格。明光義塾・関塾・大学受験ナビオ・増田塾などの通塾経験あり。マーケティングに関するセミナー講師を務め、累計参加者が400名を突破。経営者およびマーケター視点で、ロジカルな勉強法を発信しています。ABEMA Prime出演。プロフィール詳細はこちら