- 日東駒専に必要な勉強時間は?
- 1月から日東駒専に逆転合格できる?
- 日東駒専対策におすすめの勉強法は?
こういった疑問に答えます。
大学受験に向けて本格的に動き出すと、偏差値と向き合う必要があります。偏差値50前後の高校生にとって、日東駒専はひとつの目標でしょう。
GMARCHや地方国立大学は難しかったとしても、偏差値50ほどの大東亜帝国で妥協すると絶対に後悔してしまいますよね。Fラン大学にしか合格できない最悪の事態を避けるためにも、偏差値55を目標に頑張りたいところ。
そこで本記事では、高校3年生の1月から日東駒専に逆転合格するコツを徹底解説します。
日東駒専レベルまで偏差値を引き上げるための「具体的な学習計画/スケジュール」を組みたい方は必見です。
1ヶ月で日東駒専に逆転合格できる?
高校3年生の1月から本気で勉強すれば、日東駒専の合格ライン(偏差値50ちょっと)を狙えます。
ただし、ライバルにかなり遅れを取っているため、闇雲に勉強するだけだと逆転合格は難しいです。今まであまり勉強していない受験生が日東駒専を狙うなら、3つの条件を全て満たす必要があります。
逆転合格への3つの条件
ライバルは夏休み前からすでに本気モードです。高3から受験勉強はかなり遅いため、逆転合格には相当の覚悟が必要と言わざるを得ません。
知識ゼロ・勉強習慣ゼロの高校3年生が、冬から日東駒専に合格するのは可能ですが、「カンタンではない」ことを受け入れつつ、今から勉強を始めましょう。
「日東駒専は普通にむずい」と言われる理由
日東駒専は平均的な偏差値であるものの、大学受験生からは「普通にむずい」と言われています。
「普通にむずい」と言われる理由は3つあります。
理由①:受験者数がMARCH並に多いから
日東駒専の合格が意外と難しいと言われる理由1つ目は、日東駒専の受験者数や志願者数がトップレベルに多いからです。受験者数だけで比べたら、早稲田大学やMARCHよりも多いのをご存知でしょうか。
東京の真ん中という最高の立地かつキレイなキャンパスのため、高校生から非常に人気です。
受験者数ランキング(2023年/首都圏の私大)
1位:明治大学
2位:法政大学
3位:日本大学
4位:東洋大学
5位:早稲田大学
6位:中央大学
7位:立教大学
8位:東京理科大学
9位:専修大学
10位:青山学院大学
受験者数が多い(=倍率が高い)ことで、1点が命取りになります。日東駒専に余裕で合格できる学力があっても、ケアレスミス1つで不合格になることも…。
理由②:「滑り止め」で受ける受験生が多いから
日東駒専の合格が意外と難しいと言われる理由2つ目は、受験生のレベルが高いからです。
日東駒専はGMARCHや地方国公立大学の「滑り止め」として受験される傾向があります。残酷な事実として、日東駒専の合格者のほとんどは「滑り止め」で受けた偏差値60前後の受験生です。
最初に掲げた第一志望校の合格率は10%程度だと言われています。高校3年生の夏休みに「日本大学が第一志望」と決めた子のうち、10人中9人が不合格になっているとのこと…。
- 「MARCH」を第一志望にしていた子:「日東駒専」に進学する
- 「日東駒専」を第一志望にしていた子:「大東亜帝国」に進学する
しっかりと努力しないと、上記のような「予想より下の大学」に行かざるを得なくなります。
理由③:「基礎」ができていないと解けない
日東駒専の合格が意外と難しいと言われる理由3つ目は、基礎固めができていない受験生が多いからです。
日東駒専はMARCHと比べるとひねった問題が出題されにくく、基礎的な問題が多い傾向があります。難易度が高い問題はあまり出題されません。
ただ、「基礎固め」を軽く見ている子が多いのが現実です。「基礎はできた!」と自分では感じていても、実際は基礎基本に抜け漏れがあるかもしれません。
偏差値55以上を達成するためにも、次の章の「勉強法」に取り組みましょう。
日東駒専に合格するための勉強時間
日東駒専の合格を目指す高校生に必要な勉強時間の目安を解説します。
合計勉強時間:1,800時間〜
日東駒専レベル(偏差値55程度)まで学力を引き上げるのに必要な勉強時間は、3年間で合計1,800〜2,000時間と言われています。基礎学力や地頭などによって大きく異なるものの、合格ラインに持っていくためには2,000時間近くは必要です。
なお、GMARCHや関関同立(偏差値60程度)の場合、3,000時間ほどの勉強が必要だと言われています。日東駒専以上を狙うなら、勉強量をこなすしかありません。
「高1」から受験勉強を始めた場合
高校1年生から受験勉強を始めた場合、高3の今やるべき勉強時間は以下の通りです。
- 平日:30分以上
- 休日:45分以上
「集中力を維持できる環境」に身を置くことが、日東駒専合格の必須条件と言えます。
年間合計 | 1ヶ月の勉強時間 | 1日の勉強時間 (平日) | 1日の勉強時間 (土日祝) | |
---|---|---|---|---|
高1で必要な勉強時間 | 300時間 | 25時間 | 30分 | 45分 |
高2で必要な勉強時間 | 600時間 | 50時間 | 60分 | 90分 |
高3で必要な勉強時間 | 900時間 | 90時間 | 90分 | 6時間 |
GMARCHなどの難関私立大学や地方国公立に逆転合格したい高校1年生は、以下をご覧ください。
「高2」から受験勉強を始めた場合
高校2年生から受験勉強を始めた場合、高3の今やるべき勉強時間は以下の通りです。
- 平日:60分以上
- 休日:90分以上
部活やアルバイトで疲れて帰ってきてからも、毎日欠かさずに60分以上は勉強しましょう。ついついサボってしまう子は、塾の自習室を活用してはいかがでしょうか。
年間合計 | 1ヶ月の勉強時間 | 1日の勉強時間 (平日) | 1日の勉強時間 (土日祝) | |
---|---|---|---|---|
高1で必要な勉強時間 | – | – | – | – |
高2で必要な勉強時間 | 600時間 | 50時間 | 60分 | 90分 |
高3で必要な勉強時間 | 1200時間 | 120時間 | 2時間 | 8時間 |
日東駒専よりワンランク上の有名私立大学に逆転合格したい高校2年生は、以下をご覧ください。
「高3」から受験勉強を始めた場合
高校3年生から受験勉強を始めた場合、今やるべき勉強時間は以下の通りです。
- 平日:4時間以上
- 休日:10時間以上
高3になるまで部活やバイトが忙しくてほとんど勉強できていない子は、かなりの努力が求められます。日東駒専レベルに学力を引き上げるためには、「ゴハンと睡眠以外の時間をすべて勉強に充てる」くらいの覚悟が必要です。
ライバルに負けないためにも、塾や予備校の「自習室」をフル活用しましょう。授業がない日でも自習室に通うことで、サボり癖を克服できます。自習室を使わずに毎日10時間以上を勉強するのは非現実的です。
年間合計 | 1ヶ月の勉強時間 | 1日の勉強時間 (平日) | 1日の勉強時間 (土日祝) | |
---|---|---|---|---|
高1で必要な勉強時間 | – | – | – | – |
高2で必要な勉強時間 | – | – | – | – |
高3で必要な勉強時間 | 1800時間 | 180時間 | 4時間 | 10時間 |
限られた時間の中で、効率的かつ確実に逆転合格を目指す高校3年生は、以下の記事をご覧ください。
日東駒専の勉強法【参考書ルートで基礎固め】
日東駒専に合格するには「基礎固め」だけで十分です。基礎基本さえ完璧なら、偏差値55以上に到達できます。(基礎固めを舐めてはいけません!)
具体的な勉強法は、「偏差値40から60に上げる方法」をご覧ください。学習習慣がほとんどなかった高3でも、冬から逆転合格できます。
参考書ルートを使うことで、効率的かつ迷いなく受験勉強に取りかかれるでしょう。日東駒専から逆算した参考書を解説しています。
大学入試で第一志望校&難関大学に合格できる子は、塾や予備校の自習室にこもっています。自宅やカフェだとどうしても「ちょっとした誘惑や雑音」に邪魔されてしまいますよね。
「集中力をキープできる環境」に身を置くことが、日東駒専合格の必須条件と言えます。
日東駒専に合格するために、今すぐ本気を出そう
ゼロから日東駒専を目指すための勉強時間の目安(ノルマ)として、以下だと解説しました。
- 高校1年生:30〜45分
- 高校2年生:60〜90分
- 高校3年生:4時間〜10時間
どんなに勉強効率を高めても、勉強量が足りなければ偏差値は上がりません。ライバルもあなたと同じように努力しているので、ライバル以上の努力が必要不可欠です。
受験競争を勝ち抜くためにも、以下の3つを今すぐ始めましょう。日東駒専合格の最短ルートです。
おすすめのアクションプラン
高校生から定評のある塾・予備校は以下の通りです。最低でも3社の体験授業を受けた上で、各社のメリット・デメリットを冷静に比較検討しましょう。