中学生に人気の勉強系YouTuber８選【定期テスト＆高校受験対策の動画】

こういった疑問に答えます。

今やYouTubeは、無料でプロ講師の授業が受けられる「最強の学習ツール」です。しかし、動画の数が多すぎて「どれが自分に合っているか分からない」「毎日見ているのに点数が上がらない」と悩む中学生は少なくありません。

そこで本記事では、2025年最新の調査に基づき、確実に成績アップにつながる「中学生におすすめの勉強系YouTuber8選」を紹介します。単なるチャンネル紹介だけでなく、「見るだけで満足しないための活用法」や「成績が伸びない人の共通点」まで、プロの視点で徹底解説します。

自分にぴったりの「デジタルの先生」を見つけて、今日からライバルに差をつけましょう。

中学生に人気の勉強系YouTuber８選

中学生および保護者から人気のYouTubeチャンネルをご紹介します。

とある男が授業をしてみた

「とある男が授業をしてみた」とは、教育系YouTuberのパイオニア・葉一（はいち）先生による、日本で最も利用されている勉強チャンネルです。

全学年・全教科の授業動画が2,000本以上あり、タイトルが教科書の単元名とリンクしているため、学校の予習・復習に最適です。「塾に行かずに成績を上げたい」「授業についていけない」という中学生にとって、優しく語りかけてくれる葉一先生は、まさに「第2の担任」のような頼れる存在です。

Try IT

「Try IT（トライイット）」とは、「家庭教師のトライ」が提供する、プロ講師による高品質な映像授業チャンネルです。

中学・高校の全単元をカバーしており、分からない箇所だけをピンポイントで検索して視聴する「映像辞書」として非常に優秀です。余計な雑談を一切省き、テストに出るポイントだけを短時間で解説してくれるため、試験直前の詰め込み学習や、苦手な単元の克服に役立ちます。

»家庭教師のトライの評判は？

あきとんとん

「あきとんとん」とは、TikTokやYouTubeショートなどの「縦型動画」で絶大な人気を誇る、新時代の勉強チャンネルです。

「勉強は楽しい」をモットーに、中学生が抱きがちな「なぜ？（素朴な疑問）」や、テストで引っかかりやすいミスを、わずか1分以内のテンポ良い動画で解説します。勉強嫌いな子でも、スマホをスクロールする感覚で自然と知識が身につくため、学習への導入として最適です。

英語コーチ-イングリッシュおさる

「英語コーチ-イングリッシュおさる」とは、元公立中学校教師が教える、学校教育の常識を覆す英語特化型チャンネルです。

「英単語や文法は丸暗記するものではない」というスタンスで、前置詞や基本動詞を「イメージ（絵）」で理解させる指導法が特徴です。中学生がつまずきやすい英語の本質を突いており、「これを見て英語が得意になった」「英検に合格できた」という声が後を絶ちません。

中学生の勉強応援『スタフリ』

「中学生の勉強応援『スタフリ』」とは、「勉強（Study）をフランク（Frank）に」をコンセプトに掲げる、エンタメ要素満載の学習チャンネルです。

個性豊かな講師たちが、替え歌や寸劇、バラエティ企画を通して授業を行うため、勉強アレルギーのあるお子様でも楽しみながら視聴できます。特に歴史の年号や英単語をリズムに乗せて覚える動画は中毒性が高く、テスト前の暗記ツールとして中学生から絶大な支持を得ています。

塾講師ヒラ

「塾講師ヒラ」とは、勉強の「内容」ではなく、成績を上げるための「やり方（勉強法）」や「マインド」に特化したチャンネルです。

「学年1位の勉強法」や「内申点を爆上げする方法」など、学校では教えてくれない戦略的なアドバイスを発信しています。熱血かつ論理的な語り口は、伸び悩んでいる中学生の心に火をつけ、「自分も頑張ればできるかも」という自己肯定感を高めてくれます。

ラオ先生＠高校受験チャンネル

「ラオ先生＠高校受験チャンネル」とは、TikTokでの総再生回数が3億回を超える、今もっとも勢いのある高校受験専門チャンネルです。

「みんなの兄貴分」のような明るいキャラクターで、勉強の質問はもちろん、進路の悩みや面接対策まで、高校受験生のリアルな悩みに答えてくれます。「先生、〇〇ってなんですか？」というショート動画シリーズは、分からない言葉を一瞬で理解できると大人気です。

数学・英語のトリセツ!

「数学・英語のトリセツ!」とは、大手予備校で教鞭をとった実力派講師・迫田昂輝先生による、本格的な授業チャンネルです。

「なんとなく解ける」状態を許さず、「なぜそうなるのか」という論理的思考力を徹底的に鍛えます。公立高校入試の過去問解説や、難関私立向けのテクニックなど、ハイレベルな内容もわかりやすく噛み砕いてくれるため、上位校を目指す生徒にとって必須のバイブルとなっています。

YouTubeの勉強動画で成績が伸びない中学生とは？

YouTubeには質の高い授業動画が溢れていますが、毎日視聴していても成績が上がらない中学生は一定数存在します。動画はあくまで道具であり、使い方が間違っていれば効果は出ません。

勉強系YouTuberの動画を見ても成果が出ない中学生に共通する3つの特徴と、正しい改善策を解説します。

視聴時間＝勉強時間だと誤解している

動画を見ている時間は「勉強の準備」をしているだけで、勉強そのものではありません。学校の授業をただ座って聞いているだけで、テストで100点が取れないのと同じです。動画を見て「なるほど、わかった！」と思っても、いざテストで問題を解こうとすると手が止まってしまうことはよくありますよね。これは「わかった気」になっているだけの状態です。

成績を上げるには、動画を見終わったあとに自分で問題を解くことが絶対に必要です。たとえ10時間動画を見続けても、自分でペンを持って問題を解かなければ、テストの点数は1点も上がりません。動画を見たらすぐに教科書やワークの問題を解いて、自力で正解できるか確かめてください。

「動画を見た時間」ではなく「自分で解けるようになった問題の数」が、あなたの成績を決めます。

エンタメ系の勉強動画は「息抜き」として視聴する

成績を上げたいなら、授業動画以外のYouTubeは「息抜き」だと割り切ることが大切です。

中学生に人気の勉強動画には、「やる気が出る方法」や「勉強あるある」といった面白い動画がたくさんあります。こうした動画はモチベーションを上げる役には立ちますが、テストに出る英単語や数学の公式を覚えられるわけではありません。

点数に直結するのは、教科書の内容を解説している授業形式の動画だけです。もし面白い企画の動画を見るなら、キッチンタイマーで時間をセットするなどして、ダラダラと見続けないようにしましょう。本気で志望校に合格したいなら、成績に関係のない動画を「見ない勇気」を持つことが、YouTubeを使った勉強法の成功のカギです。

YouTube動画だけで「独学」してしまう

高校受験の勉強を、YouTubeの動画と自分一人の力だけで乗り切ろうとするのはおすすめしません。

YouTubeは便利な勉強ツールですが、同時に関連動画にゲーム実況やアニメが出てくる「誘惑」の多い場所でもあります。自分一人でこうした誘惑に勝ちながら、毎日コツコツと受験勉強を続けられる人は本当にごく一部しかいません。

塾なしで高校受験の割合は10%程度と言われているように、ほとんどの受験生は塾や家庭教師の力を借りています。

中学2年生の夏休み前までなら、動画を使って自分で勉強するスタイルでも大丈夫です。しかし、勉強が難しくなる中2の夏以降は、塾などを利用することをおすすめします。「勉強するしかない環境」に自分の身を置くことこそが、一番確実な成績アップの方法だからです。