- 法政大学に受かるには?
- 法政大学に逆転合格する対策は?
- 法政大学の偏差値はどれくらい?
こういった疑問に答えます。
偏差値55〜60前後の高校生は、法政大学をはじめとしたGMARCHを候補の一つに考えているのではないでしょうか。
法政大学はGMARCHの中でも軽視されがちな大学です。早慶上理や地方国公立を目指す子からは「法政なら受けるだろう」と甘く見られています。「定員割れ」「レベル低い」などのウワサも…。
そこで本記事では、法政大学のリアルな入試状況を徹底解説します。
併願校/滑り止めで受験予定の方は必見です。
法政大学は定員割れ?
法政大学の「倍率」「MARCHにおける立ち位置」「受験生から人気度合い」を解説します。
法政大学の「定員割れ説」はウソ
ネット上で「定員割れの学部があるのでは?」という噂がありますが、完全にデタラメです。
倍率が1未満の学部/学科は一つもありません。募集人数が5名程度のマイナーな入試方式(大学入学共通テスト利用C方式)ですら、倍率1.5未満は3コースだけ。メインの入試方式である「T日程」「A方式」は、ほぼ全てのコースが3倍以上の倍率です。
法政大学はトップクラスの倍率
受験生からの人気は、MARCHの他の大学と比較しても遜色ありません。むしろ、難関私大では文系/理系ともにトップクラスの倍率(人気)を誇っています。
MARCHと倍率比較
学部/倍率(目安) | |
---|---|
明治大学 | ・商学部:4.9 ・政治経済学部:3.2〜3.4 ・理工学部:2.6〜4.7 |
青山学院大学 | ・経済部学部:5.7〜7.1 ・経営学部:6.5〜8.0 ・理工学部:2.9〜9.5 |
立教大学 | ・経済学部:3.4〜3.5 ・経営学部:3.7〜4.3 ・理学部:3.1〜3.8 |
中央大学 | ・経済学部:4.6〜9.1 ・商学部:4.0 ・理工学部:2.5〜5.3 |
法政大学 | ・経済学部:4.3〜4.9 ・経営学部:6.5〜8.6 ・理工学部:4.3〜5.5 |
法政大学の倍率まとめ
法政大学の倍率は全体的に高く、定員割れの心配(?)は一切ありません。
残念ながら、倍率低い(=不人気)のコースはないです。
一般選抜の倍率(2024年度/T日程)
- 法学部:4.3〜6.4
- 文学部:4.9〜10.5
- 経済学部:4.3〜4.9
- 社会学部:5.2〜5.3
- 経営学部:6.5〜8.6
- 国際文化学部:11.5
- 人間環境学部:7.8
- 現代福祉学部:5.9〜7.6
- キャリデザイン学部:7.2
- スポーツ健康学部:6.8
- 情報科学部:10.9〜13.0
- デザイン工学部:5.3〜11.0
- 理工学部:4.3〜5.5
- 生命科学部:5.7〜6.3
法政大学で1番入りやすい学部
法政大学で入りやすい狙い目は、偏差値が低い学部/学科です。「偏差値が低い」=「倍率が低い」=「ライバルが少ない」ため、合格がしやすいと言えるでしょう。
具体的には、以下の学部/学科が偏差値が低めです。(偏差値55程度)
- 経済学部(国際経済学科)
- スポーツ健康学部
- デザイン工学部(都市環境デザイン工学科)
- 理工学部
- 生命科学部
偏差値がそこまで高くないとはいえ、あなたにとって最適な受験科目/問題傾向なのかは分かりません。そもそも、興味がない学部に進学してしまうと、入学後に後悔しちゃうかもしれません。
「合格しやすい学部」ではなく、ちょっとハードルが高いとしても「あなたにとって最高の学部」を狙いましょう。
法政大学は誰でも入れる?【受かる人の特徴】
結論から言うと、法政大学に合格するのは意外と難しいです。他のGMARCHと同じくらいの難易度を誇ります。
法政大学に受かるには「偏差値63以上」の学力が欠かせません。偏差値60程度だと受からない可能性が高いです。
なぜなら、法政大学に受かる人は「早慶上理レベル」だからです。法政大学をはじめとしたGMARCHを第一志望にしている人は、法政大学にすら受からないかもしれません。
- 受かる人:「早慶上理の滑り止め」
- 受からない人:「GMARCHが第一志望」
大学入試において、第一志望に合格できる人は1割程度。ほとんどの受験生が、第3希望程度の併願校に入学しています。
もちろん学部/学科や当日の入試内容によっては、偏差値50後半でも受かる可能性はあります。ただ、合格率70%以上を目指す上では、偏差値63は最低限ほしいところ。
あなたのライバルは「早慶上理を目指す人たち」であることを念頭においてください。
法政大学だとレベル低くて、恥ずかしい?
法政大学の学力レベルは決して低くありません。
単純な偏差値だけなら、GMARCHの他の大学とほぼ同じです。むしろ、倍率はかなり上位でしょう。
もしあなたが早慶上理などのトップ校に落ちて、滑り止めの法政大学に進学することになっても、恥ずかしくないです。なぜなら、法政大学の生徒のほとんどが「第一志望に落ちた人」or「内部進学」だからです。
高校生からは少し軽視されがちですが、実態としては「法政大学はレベルが高い」と言えるでしょう。
どうしてもワンランク上の大学に合格したいなら、次の章をご覧ください。
法政大学に受かるには、塾の「自習室」を有効活用しよう
法政大学の「定員割れ&誰でも入れる説」は完全なウソだと解説してきました。
むしろ偏差値および倍率は、他のGMARCHに見劣らないくらいの人気を誇っています。
偏差値60以上あっても「ふつうに落ちる」ため、法政大学に合格するには偏差値63以上を狙いたいところ。あなたのライバルは、早慶上理を志望する受験生たちです。
合格率を1%でも高める上で、「勉強せざるを得ない環境」に身を置くことが重要です。難関大に合格する子は、授業がない時も自習室にこもっています。
入試直前になってから後悔しないためにも、自習室をフル活用してはいかがでしょうか。