- 塾に行っても成績が上がらない原因は?
- 塾で成績上がらないなら、辞めるべき?
- そもそも中学生は塾に通うべきなの?
こういった疑問に答えます。
塾に通い始めたものの、お子さんの定期テストの点数が思うように伸びず、焦りを感じている保護者の方も多いのではないでしょうか。「安くない授業料を払っているのに…」と、今の塾に対して不信感を抱いてしまいますよね。
「今の塾に見切りをつけるべきか?」「環境を変えれば成績は上がるのか?」と、決断できずに悩んでいる方もいるはずです。
そこで本記事では、塾に行っても成績が上がらない原因+解決策を徹底解説します。
次こそ、塾選びで絶対に失敗したくない中学生および保護者は必見です。
塾に行っても成績が上がらない中学生の原因5選【解決策あり】

学習塾に通っているものの、点数や偏差値が伸びない中学生の原因を解説します。
原因①:先生と生徒の相性が悪い
通塾しても成績が上がらない原因として、先生との相性が微妙がゆえに「勉強意欲の低下」「質問しにくい雰囲気」になっている可能性があります。
どんなに優秀なカリキュラム・指導だったとしても、子どものやる気を引き出せる先生じゃないと、成績アップには繋がらないでしょう。シンプルに考えて、「嫌いな先生」と「好きな先生」だったら、「好きな先生」の授業のほうが前向きに勉強しますよね。
「先生と相性ピッタリか?」は親が判断しにくいので、子どもに直接聞いてみてください。
具体的な解決策
- 「集団授業」:クラスを変えるor他の塾に乗り換える
- 「個別指導」:先生を変えるor他の塾に乗り換える
原因②:塾の時間以外で勉強していない
通塾しても成績が上がらない原因として、塾の授業中以外で勉強していない(自宅でほとんど勉強していない)可能性があります。
残念ながら、塾の授業だけでは勉強時間が全然足りません。
中学生の場合、1日あたりの平均勉強時間は「90分」ほどです。どれくらい勉強時間を確保すべきかは、高校受験の勉強時間まとめ【偏差値50/60/65/70】で解説しました。
具体的な解決策
- コマ数を増やす
- 塾の自習室を活用する
- 自宅学習のやる気を引き出す

原因③:塾の授業中にサボっている
通塾しても成績が上がらない原因として、「授業をほとんど聞いていない」「先生に言われたことすらサボっている」可能性があります。
当然の話ですが、いくら優秀な先生が的確な授業をしていたとしても、生徒自身にやる気がなかったら成績アップなんて望めません。
もちろん授業に集中させる/楽しい授業をするのも塾の先生の仕事です。ただし現実問題として、塾の先生は「教えるのは得意」ですが、「生徒のやる気を引き出すのが得意」な先生はほとんどいないでしょう。
具体的な解決策
- 子どもと相性ピッタリな先生に変える
- 楽しく授業をしてくれる先生に変える
- 他の塾に乗り換える
原因④:塾の宿題や課題をやっていない
通塾しても成績が上がらない原因として、先生に出された「課題」「宿題」「予習」をちゃんとやっていない可能性があります。
多くの塾では、宿題をやってこなくても強く注意されません。学校なら先生がキツく指導してくれますが、塾だと(ある意味お客さんである)生徒に強く言うことができません。言い換えるなら、子どもがサボろうと思えばサボり放題な環境です。
具体的な解決策
- スパルタ気味の塾に変える
- 宿題の進捗などに関して、先生から親へ授業後に報告してもらう
原因⑤:塾に通っているだけで満足している
通塾しても成績が上がらない原因として、塾の授業を受けただけで「勉強した気」になっている可能性があります。
「授業を集中して聞いた!」「友達よりたくさん塾に通っている!」「ノートを見やすく整理できた!」「授業が楽しかった!」などがよくあるNG例です。
「勉強ができるようになった」だけで、実際に問題を解いてみるとちんぷんかんぷん…ということがよくありません。自己満足だけだと成績アップにつながらないので、子どもの意識改革が必要です。
具体的な解決策
- 小テストをこまめに実施してもらう(知識が定着しているか?)
- 「目的」と「手段」の違いを親が説明する※
塾に通う目的は「志望校合格」「定期テストの点数アップ」「勉強嫌いの克服」など。手段は「塾」です。
【322名に聞いた】そもそも塾は成績が上がらない?

塾の効果を検証するために、学習塾に通った経験がある322名を対象にアンケート調査を実施しました。
調査方法:インターネット調査
調査対象:学習塾を利用した経験がある方、および保護者
調査目的:学習塾に関する調査
有効回答数:322件(複数回答可)
調査結果①:「7割以上が偏差値3〜10アップ!」
学習塾に通う子(322名)のうち、73.3%(236名)が偏差値3以上アップしています。

調査結果②:「9割近くが志望校合格に直結!」
学習塾に通う子(322名)のうち、88.2%(284名)が「受験対策に効果あり」と評価しています。

2つの調査結果から、ちゃんとした学習塾に通い続けさえすれば、だれでも成績アップは実現可能であると言えそうです。
裏を返せば、「塾に通っているのに成績が上がらない」という状況は、明らかに異常事態(=塾選びのミスマッチ)であると言わざるを得ません。「そのうち成績が上がるだろう」と楽観視せず、環境を見直すべきタイミングに来ているのかもしれません。
「成績が上がる子」「成績が上がらない子」の違い

同じ塾で、同じ先生から教わり、同じコマ数を受けているのに、「成績がぐんぐん上がる子」もいれば「成績が下がっちゃう子」もいます。なぜ、ほぼ同じ条件で通塾しているのに効果がこんなにも違うのでしょうか?
結論から言うと、「わからないことがあった時の対応」によって成績が伸びるかどうかが決まります。
- 「成績が上がりやすい子」:分からなかったら、先生に質問する
- 「成績が上がりにくい子」:分からなかったら、そのまま放置する
「ちょっとした行動の差」が積み重なることで、効果に差が生まれてしまうのです。
集団授業の場合、分からない問題があるときに自分からガツガツ質問しないと、どんどん授業についていけなくなってしまいます。とくに人見知りでみんなの前で質問できない子はどうしても授業に遅れがちになっちゃいますよね。
もしあなたのお子さんが「自分からどんどん質問しなそう…」なら、個別指導塾がおすすめです。(塾選びで失敗さえしなければ)個別指導塾なら、ちょっとしたつまづきにも先生が気づいてくれるため、授業中に「わからない」→「わかった!」の状態にできます。少しずつ理解を深めることで、ほぼ間違いなく成績に反映されるでしょう。
しかしながら、個別指導塾には当たりハズレがあります。「やばい塾」を選んじゃうと、成績が落ちるだけではなく、子どものモチベーションもゼロになってしまうかもしれません。
塾に行っても成績が上がらない中学生は、今すぐ辞めるべき!

塾に通っても成績が伸びないなら、思い切って環境を変えるべきです。
今すぐ辞めるべき最大の理由は、「中学生には時間がないから」です。
高校入試は「内申点」が合否を分けます。「そのうち成績が上がるだろう」と様子を見ている間に、志望校のランクを下げざるを得なくなります。
塾を辞める目安は、定期テスト2回分(約半年)です。入塾してから6ヶ月経っても結果が出なければ、塾との相性が悪いと判断して間違いありません。
少しでも不安があるなら、他の塾の無料体験を受けて「セカンドオピニオン」をもらいましょう。外の世界を知ることで、今の塾に通い続けるべきかどうかの答えがすぐに出るはずです。












