高校入試によく出る漢字一覧

高校入試で出題される漢字は、常用漢字の中でも「読みにくい・書き間違えやすい」ものに集中しています。出題傾向は大きく「読み」と「書き」の2種類。どちらも5〜10問ずつセットで出ることがほとんどです。

以下の一覧は、都道府県の公立高校入試問題を中心に、過去の出題実績が高い漢字を厳選したものです。まず一覧で全体像をつかみ、苦手な字を見つけてください。

読み問題(50選)

訓読みと音読みが混在する難読常用漢字を中心に、高校入試によく出る漢字の読み50選を示します。「知っているようで読めない」字を確認してください。

漢字 読み 意味・例文のヒント
曖昧あいまいはっきりしないさま(曖昧な返事)
会得えとく理解して自分のものにする(コツを会得する)
円滑えんかつ滑らかで支障がないさま(円滑に進める)
凡例はんれい書物・地図の最初にある説明(凡例を読む)
流布るふ広く世の中に広まること(うわさが流布する)
脆弱ぜいじゃくもろくて弱いこと(脆弱な基盤)
辛辣しんらつ言葉が鋭くて刺激的(辛辣な批評)
雌雄しゆうめすとおす/勝敗(雌雄を決する)
謙遜けんそん自分を低く見せるへりくだり(謙遜な態度)
払拭ふっしょくきれいに拭い去ること(不安を払拭する)
煩雑はんざつこみ入ってわずらわしいさま(手続きが煩雑)
妥協だきょう互いに譲り合って折り合う(妥協点を探る)
逐一ちくいち一つひとつ順に(逐一報告する)
頓挫とんざ計画などが途中でくじけること(計画が頓挫)
吟味ぎんみよく調べ確かめること(素材を吟味する)
傍観ぼうかんそばで見ているだけで手を貸さない(傍観する)
虚偽きょぎうそ・いつわり(虚偽の申告)
慎重しんちょう注意深く軽々しく行動しないさま
喚起かんき注意を呼び起こすこと(注意を喚起する)
懸念けねん心配・気がかり(懸念を示す)
趣旨しゅし意図・ねらい(趣旨を説明する)
培うつちかう大切に育てる(実力を培う)
凝らすこらす集中させる(目を凝らす・工夫を凝らす)
滞るとどこおる物事が詰まって進まない(業務が滞る)
紛らわしいまぎらわしい区別しにくくまちがえやすい
赴くおもむくその場所へ向かう(現地に赴く)
携わるたずさわる関わり合う(研究に携わる)
彩るいろどる色をつけて美しくする(紅葉が山を彩る)
著しいいちじるしい目立って大きいさま(著しい成長)
滑稽こっけいおかしくて笑えるさま(滑稽な話)
危惧きぐ悪い結果を心配すること(危惧を感じる)
汎用はんよう広く一般に使えること(汎用性が高い)
概念がいねんものごとの大まかな意味・考え方
恩恵おんけいめぐみ・ありがたい助け(恩恵を受ける)
猛烈もうれつ激しく勢いがあるさま(猛烈な勢い)
憤慨ふんがい強く腹を立てること(不正に憤慨する)
辟易へきえきうんざりして困ること(辟易する)
竣工しゅんこう工事が完成すること(ビルが竣工する)
遵守じゅんしゅきまりに従い守ること(法令を遵守する)
拠点きょてん活動の足がかりになる場所(拠点を置く)
抑制よくせいおさえてコントロールすること(感情を抑制)
漸次ぜんじだんだんと・順を追って(漸次改善する)
斡旋あっせん間に立って仲介すること(就職を斡旋する)
嗜好しこう好んでたしなむこと(嗜好品)
隔たりへだたり距離・差・へだて(意見に隔たりがある)
陳列ちんれつ品物を並べて見せること(商品を陳列する)
弔うとむらう死者をいたむ(故人を弔う)
促すうながす急がせる・はたらきかける(注意を促す)
遮るさえぎる邪魔してさまたげる(視界を遮る)
侮るあなどる相手を軽く見る(相手を侮る)

読み問題で特に間違えやすいのは「訓読みが複数ある動詞」と「音読みを訓読みと混同しやすい名詞」です。「払拭(ふっしょく)」「脆弱(ぜいじゃく)」「斡旋(あっせん)」などは音読みの組み合わせが難しく、入試での出題率が高くなっています。

書き問題(50選)

高校入試によく出る漢字の書き50選です。同音異義語・送り仮名の間違えやすい字を重点的に示します。「注意点」の列を必ず確認してください。

読み(文脈) 正しい漢字 注意点・まちがえやすい字
キカイ(道具)器械機械(エンジンで動くもの)・機会(チャンス)と区別
キカイ(エンジン付き)機械器械(体操用具など手動)と区別
タイショウ(比べる)対照対象(ターゲット)・対称(左右均等)・大将と区別
タイショウ(ターゲット)対象「対照的」「対称的」と混同しやすい
ホショウ(補う)補償保障(守り保つ)・保証(責任をもって確かめる)と区別
ホショウ(守り保つ)保障社会保障・安全保障などが頻出
タイセイ(構え)態勢体制(組織の仕組み)・体勢(体の構え)・大勢と区別
カンシン(興味)関心感心(感動する)・歓心(相手を喜ばせる)と区別
シュウシュウ(集める)収集収拾(混乱を治める)と区別
セイサン(支払いを済ます)清算精算(詳しく計算)・生産(作ること)と区別
イシ(心がけ)意志意思(意見・考え)・医師(医者)と区別
カイトウ(答える)回答解答(問題の正答)と区別
カイトウ(正しい答え)解答回答(返事・アンケート回答)と区別
コウセイ(公平な)公正公平・公正・更生・構成・校正・後世と多数あり
コウセイ(文章の組み立て)構成「文章構成」の文脈で頻出
シンコウ(深めること)深耕進行(進む)・振興(盛んにする)・信仰と区別
タンキュウ(探し求める)探究探求(積極的に追求)もあるが、学習・研究では「探究」が正式
ソウゾウ(想像)想像創造(新しく作る)と区別
ソウゾウ(新しく作る)創造創造力・創造性の文脈で頻出
イドウ(場所を移す)移動異動(職場の人事異動)と区別
ハンエイ(反映する)反映繁栄(栄える)・繁盛と区別
チョウセン(挑む)挑戦朝鮮(地名)と字が異なるので注意
カクトク(手に入れる)獲得「獲」の字形(犬偏+隺)を正確に
ケイタイ(形の様子)形態携帯(持ち運ぶ)・形体(形そのもの)と区別
スイシン(前に進める)推進水深(水の深さ)・吹信と混同しない
ドウキ(理由・きっかけ)動機同期(同じ時期の人)と区別
リョウガ(上回る)凌駕難易度高め。「凌」の書き順に注意
ヒハン(批判する)批判批評(論じること)・非難(責める)と区別
テイキョウ(差し出す)提供低下・提案などとの組み合わせに注意
コウリョ(考え合わせる)考慮「慮」(おもんばかり)の字を正確に
タンポ(保証するもの)担保「担」の偏は「扌(てへん)」
フクザツ(入り組んでいる)複雑「複」(衣へん)と「復」(ぎょうにんべん)を区別
キンコウ(釣り合い)均衡「衡」の字形に注意
セイサク(作ること)制作製作(材料を使って作る)と区別
ショウサン(ほめる)称賛称讃とも書く。「讃」も正解
カクシン(核となる部分)核心確信(強い信念)・革新(改革)と区別
ハイリョ(相手を気づかう)配慮「慮」の右下「心」を忘れない
キセイ(すでにあるもの)既成既製(すでに作られた)・規制(ルールで制限)と区別
チョウワ(調子が合う)調和「調」の右側「周」の字形に注意
ユウエキ(役に立つ)有益有益・無益の対比で頻出
キキン(資金不足)基金飢饉(食糧不足)と区別
モウモク(見境なく)盲目「盲」の上部(亡)と下部(目)を正確に
シュウニン(役に就く)就任「就」の書き順・字形を正確に
チョクメン(直接向き合う)直面「直」の縦画の数(3本)に注意
ジッシ(実際に行う)実施「施」の旁(右側)の字形に注意
ショウガイ(さまたげ)障害傷害(けが)・障碍(障がい)と区別
ショウリャク(省いて簡潔にする)省略「略」の田の左右の書き順に注意
ソウゴ(互いに)相互「互」は「二と乙」の組み合わせ
フタン(引き受けること)負担「担」の扌に注意
センモン(特定の分野)専門「専」の右下の縦画の位置に注意

書き問題で最も点を落としやすいのは同音異義語です。「対照・対象・対称」「保障・保証・補償」「収集・収拾」のように、読み方が同じでも意味が全く違う字のペアを、文脈で判断する力が問われます。まず意味の違いを理解し、その後に字形を覚える順番が効果的です。

高校入試によく出る漢字の問題【一問一答】

上の一覧から代表的な問題を抽出した、高校入試形式の一問一答です。解答は折りたたんであります。まず自分で考えてから開いてください。

読み 一問一答

読み・問1〜5

次の漢字の読みをひらがなで答えなさい

難易度:★★

問題

  • 曖昧な態度をとる?
  • 彼女は技を会得した?
  • 説明が煩雑になる?
  • 不安を払拭する?
  • 計画が頓挫した?
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問1あいまい

「曖」も「昧」も「暗い・はっきりしない」を意味する字。「昧」を「ばい」と読む誤答が多い。

問2えとく

「会得」は「理解して自分のものにする」こと。「えとく」を「かいとく」と読む誤答に注意。

問3はんざつ

「煩」を「わずらわしい」と訓読みできれば音読み「はん」も推測しやすい。

問4ふっしょく

「拭」の音読みは「しょく」。「ふきとる」が本来の意味で、「払い拭う」→「完全に取り除く」の意味で使う。

問5とんざ

「頓」には「すぐに・急に」の意味がある。「頓挫」で「急にくじける」イメージをつかむとよい。

読み・問6〜10

次の漢字の読みをひらがなで答えなさい

難易度:★★

問題

  • 相手を侮ってはいけない?
  • 懸念が残る結果だ?
  • 規則を遵守する?
  • 山が紅葉で彩られる?
  • 法令を遵守して業務を遂行する。(「遂行」の読みを答えよ)
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問6あなどる

「侮」は「人を侮る(あなどる)」。「ぶ」と音読みすると「侮辱」。

問7けねん

「懸」は「かける」が訓読み。「懸念」で「心にかかった不安」の意味。

問8じゅんしゅ

「遵」は「したがう」が訓読み。「遵守」「遵法」のように使う。「順守」とも書く。

問9いろどられる

「彩る」の活用。「彩」は「色どり・色のかざり」の意。受け身の「彩られる」も頻出。

問10すいこう

「遂」は「ついに・はたす」の意。「遂行」で「最後までやりとげること」。「すいこう」を「すいぎょう」と誤読しない。

読み・問11〜15

次の漢字の読みをひらがなで答えなさい

難易度:★★★

問題

  • 傍観するだけで動かなかった?
  • 発言が辛辣だ?
  • 資金が枯渇した?
  • 斡旋を依頼した?
  • 凡例を確認してから地図を読む?
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問11ぼうかん

「傍」は「かたわら」が訓読み。「傍観」で「かたわらで見ているだけ」の意。

問12しんらつ

「辛」は「からい・つらい」、「辣」は「きつい・激しい」。合わせて「鋭く刺激的」の意。

問13こかつ

「枯」は木が枯れる、「渇」は水分がなくなる。どちらも「尽きる」意味を持つ。

問14あっせん

「斡」「旋」どちらも難字。「斡旋」で「間に立って話をまとめる」。就職・和解の文脈で頻出。

問15はんれい

「凡」を「ぼん・はん」と読む。「凡例」は辞書・地図などの冒頭にある使い方の説明。

読み・問16〜20

次の漢字の読みをひらがなで答えなさい

難易度:★★★

問題

  • 漸次、問題が解決された?
  • 辞書で単語を会得していく。(「会得」の読みを答えよ)
  • 脆弱な構造が明らかになった?
  • 事業に携わる立場として発言した?
  • 彼女の演技には滑稽なユーモアがあった?
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問16ぜんじ

「漸」は「だんだん」の意。「漸次」で「徐々に・段階的に」。「漸進(ぜんしん)」も関連語。

問17えとく

問2と同じ。繰り返し確認しておくと定着する。

問18ぜいじゃく

「脆」は「もろい」、「弱」と合わせて「もろく弱い」。「脆」の左旁は「月(にくづき)」。

問19たずさわる

「携」の訓読み。「携帯(けいたい)」も同じ字。「関わり続ける」イメージで覚える。

問20こっけい

「滑稽」は「おかしくておかしみがある」。「こっけい」を「かつけい」と読む誤答が多い難読語。

読み・問21〜25

次の漢字の読みをひらがなで答えなさい

難易度:★★★

問題

  • 弔いの言葉を述べる?
  • 窓が雨雲で視界を遮る?
  • 危惧の念を抱く?
  • 問題解決を促す声明を出した?
  • 趣旨を説明してから提案した?
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問21とむらい

「弔」の訓読みは「とむら(う)」。「弔問(ちょうもん)」「弔辞(ちょうじ)」が音読み。

問22さえぎる

「遮」の訓読み。「遮断(しゃだん)」が音読み。「視界を遮る」「話を遮る」が典型的な用例。

問23きぐ

「危惧」で「危険が起きそうで心配する」。「惧(おそれる)」の字形に注意。

問24うながす

「促」の訓読み。「促進(そくしん)」が音読み。「急かして前に進ませる」イメージ。

問25しゅし

「趣旨」で「目的・意図・ねらい」。「趣」を「しゅ」と読む。「趣(おもむき)」とは別読み。

書き 一問一答

書き・問1〜5

次のカタカナを漢字で書きなさい

難易度:★★

問題

  • この問題はカイトウを見てから確認する。(正しい答えの意)
  • アンケートにカイトウする。(返事をする意)
  • 意志の疎通がタイセツだ。(大事・重要の意)
  • ソウゾウ力を育てる。(新しいものを生み出す意)
  • 彼は相手をカンシンさせる話し方をする。(感動させる意)
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問1解答

「解答」は問題・試験に対する正しい答え。「回答」はアンケートや問い合わせへの返事。文脈で区別する。

問2回答

「回答」は返事・返信のイメージ。「アンケートに回答する」「お問い合わせに回答する」が典型用例。

問3大切

「大切」は基本的な熟語。「だいせつ」と誤読して「大雪」と書かないよう注意。

問4創造

「創造」は「新しく生み出す」。「想像(頭の中で思い描く)」と区別する。「創」の旁(りっとう)を正確に書く。

問5感心

「感心」は「すごいと思って感動する」。「関心(興味を持つ)」「歓心(喜ばせる)」と区別する。

書き・問6〜10

次のカタカナを漢字で書きなさい

難易度:★★

問題

  • 物品をシュウシュウする。(集める意)
  • 混乱をシュウシュウする。(治める意)
  • タイショウ的な結果が出た。(比べて対応関係にある意)
  • 調査のタイショウは中学生だ。(目的・ターゲットの意)
  • ホショウ金を受け取った。(損失の埋め合わせの意)
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問6収集

「収集」は「集めてまとめること」。「収拾」は「乱れた状態をおさめること」(例:事態を収拾する)。

問7収拾

「拾」の字に注意。「収拾がつかない」が慣用表現として頻出。

問8対照

「対照」は「二つを比べて照らし合わせる」。「対象(ターゲット)」「対称(左右均等)」と区別する。

問9対象

「対象」は「行為・研究などの向かう先・ターゲット」。「研究対象」「調査対象」の形で頻出。

問10補償

「補償」は「損害・損失を補い埋め合わせる」。「保障(権利・安全を守る)」「保証(確かである旨を責任もって伝える)」と区別する。

書き・問11〜15

次のカタカナを漢字で書きなさい

難易度:★★★

問題

  • 感情をヨクセイする?
  • 企画をスイシンする?
  • 個人のハイリョが大切だ?
  • 文章のコウセイを考える。(組み立ての意)
  • カクシンに触れる質問をする。(核となる部分の意)
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問11抑制

「抑(おさえる)」の字は「扌(てへん)」。「制(おさえきめる)」と合わせて「コントロールする」の意。

問12推進

「推」は「おす」。「推進力」「推進派」の形で頻出。「水深」と混同しない。

問13配慮

「慮」は「おもんぱかる」。下部の「心」を忘れがち。「思慮(しりょ)」「深慮(しんりょ)」も関連語。

問14構成

「構成」は「組み立て・組み合わせ」。「公正(フェアな)」「更生(立ち直る)」「校正(誤りを直す)」と区別する。

問15核心

「核心」は「物事の中心にある最も重要な部分」。「確信(強い信念)」「革新(改革)」と区別する。

書き・問16〜20

次のカタカナを漢字で書きなさい

難易度:★★★

問題

  • 規則をジュンシュする?
  • 複雑な問題にチョクメンした?
  • セイサク費を計上する。(芸術作品などを作る意)
  • 成果をショウサンされた?
  • 課題にカクトクした点数で評価された?
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問16遵守

「遵」は難字。「したがう・のっとる」の意。「法令遵守(コンプライアンス)」の文脈で出題される。「順守」とも書く。

問17直面

「直」の縦の線は3本(「直」の内部は横線2本+縦2本の組み合わせ)。正確な字形を確認しておく。

問18制作

「制作」は映画・絵・工芸などを作ること。「製作」は材料から工業製品などを作ること。文脈(芸術か工業か)で判断する。

問19称賛

「称」は「たたえる」。「賛」の字形(上部「夫×2」+下部「貝」)を確認する。「称讃」とも書く。

問20獲得

「獲」は「犬偏(犭)+隺(かく)」。「隹(とり)」と「隶」の組み合わせを正確に。「画数が多い字」として入試で狙われやすい。

書き・問21〜25

次のカタカナを漢字で書きなさい

難易度:★★★

問題

  • フクザツな手続きを経た?
  • 先月の旅費をセイサンした。(支払いを済ます意)
  • 社会ホショウ制度を学ぶ。(権利・安全を守り保つ意)
  • テイキョウされたデータを分析した?
  • 探究活動でタンキュウ力が身につく。(積極的に究める意)
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問21複雑

「複」は「衣へん(ネ)」。「復(ぎょうにんべん:彳)」と混同しやすい。意味は「重なる・繰り返す」。

問22清算

「清算」は貸し借りをすっきり終わらせること。「精算(詳細に計算する)」「生産(作ること)」「成算(見通し)」と区別する。

問23保障

「社会保障」「安全保障」は「守り保つ」の「保障」。「保証」は「確かであると責任をもって伝える」。

問24提供

「提」は「扌(てへん)+是(ぜ)」の組み合わせ。「差し出す・提出する」系の字と整理する。

問25探究

学習指導要領では「探究(たんきゅう)学習」と「究(きわめる)」を使う。「探求」も誤りではないが、学校・入試の文脈では「探究」が正式表記として定着している。

四字熟語・慣用句

四字熟語・慣用句・問1〜5

□に入る漢字・語句を答えなさい

難易度:★★〜★★★

問題

  • 一□即発(わずかな刺激で爆発しそうな緊迫状態)
  • 一刀□断(迷わず素早く物事を決めること)
  • □画自賛(自分で自分をほめること)
  • 栄□盛衰(栄えたり衰えたりすること)
  • 温□知新(古いことを学んで新しい知識を得ること)
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問1触(一触即発)

「触れるとすぐに爆発する」ほど緊張した状況を表す。「一触即発の事態」として外交・紛争の文脈でよく使われる。

問2両(一刀両断)

「一太刀で真っ二つに断ち切る」が原義。転じて「迷いなく決断する・きっぱりと処理する」意。

問3自(自画自賛)

自分で描いた絵に自分で賛(詩文)を書く=自分で自分をほめること。「自賛」の「賛」の字形に注意。

問4枯(栄枯盛衰)

「栄えたり枯れたり、盛んになったり衰えたりすること」。世の無常を表す四字熟語として頻出。

問5故(温故知新)

論語の「故きを温めて新しきを知る」から。「故」を「ふるいこと」として「温める」ことで「新しい発見が得られる」という意味。「故」を「古」と書かないよう注意。

四字熟語・慣用句・問6〜10

□に入る漢字・語句を答えなさい

難易度:★★〜★★★

問題

  • 堅□不抜(どんな困難にも揺らがない意志)
  • □を切る(戦いや物事を開始する)(「□□を切る」の2字)
  • □に火がつく(追いつめられてやっと動き出す)
  • 試行□誤(繰り返し試みて失敗から学ぶこと)
  • 以心□心(言葉なしに心が通じ合うこと)
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問6忍(堅忍不抜)

「堅く忍んで、引き抜かれないほど揺るぎない」の意。強い意志・精神力を表す。「忍」を「認」と書かない。

問7火蓋(火蓋を切る)

「火蓋(ひぶた)」は火縄銃の部品。これを切ると発射できる状態になることから「開始する」の意になった。「火蓋を切って落とす」が完全な形。

問8尻(尻に火がつく)

「お尻に火がつくほど追いつめられて、急いで動き出す」の意。期限ギリギリになってから取り組む状況を指す。

問9錯(試行錯誤)

「試みて、間違いながらも(錯誤しながら)やり方を探ること」。「錯」の字(左右の「金・昔」の組み合わせ)を正確に書く。

問10伝(以心伝心)

禅の言葉「不立文字・以心伝心」から。「言葉を使わずに心から心へと伝わる」意。「伝」を「転」と書かない。

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よくある質問

高校入試の漢字問題はどのくらい出る?

公立高校入試の国語では、漢字の読み書きで5〜10点(配点全体の5〜10%程度)が一般的な出題規模です。形式は「読み3〜5問+書き3〜5問」のセット出題が多く、毎年安定して出題されます。

長文読解や作文と違い、漢字は対策しただけ確実に得点できる「貯金」になる分野です。文法・古文に比べても短期間で成果が出やすいので、まず漢字から対策を始めるのが効率的です。

高校入試によく出る漢字の問題として出題されるのは、常用漢字の中でも「読み間違え・書き間違えが起きやすい字」が中心です。このページの一覧を繰り返し確認してください。

私立高校入試と公立高校入試で漢字の出題は違う?

公立高校入試の漢字は基礎〜標準レベルが中心で、「読み・書き」の直接問題が多い傾向です。一方、私立高校入試によく出る漢字の書きは難易度が高く、四字熟語・対義語・類義語・部首まで含む出題が多いです。難関私立になるほど、漢字の知識だけでなく「意味を理解しているか」を問う問題が増えます。

私立高校入試では、このページの「書き50選」に含む同音異義語(「対照・対象・対称」「保障・保証・補償」など)が特に出題されやすく、文脈から正しい字を判断する力が問われます。公立よりも1〜2段階難しい字が出ると考えて、語彙量を増やしておくと安心です。

難関私立対策では、このページの漢字一覧に加えて、四字熟語100選・ことわざ・慣用句まで範囲を広げておくと万全です。

漢字はいつから対策すれば間に合う?

中3の秋(10月ごろ)から始めても十分間に合います。漢字は短期間で集中して取り組める分野で、1日5〜10字を30日続けると300字程度を固められます。このページの100選を2〜3周すれば、入試で出題される漢字の大半をカバーできるでしょう。

より確実に得点したい場合は、中3の夏(7〜8月)から取り組むのが理想です。夏の間に読み・書き各50選を一通り覚え、秋以降は苦手な字だけを繰り返す形が効率的です。

直前期(中3冬・12月以降)から始める場合は「書き」中心に絞るのが得策です。読みは直感で当たることがあります。一方、書きはそのまま点数に直結します。時間が限られているときは、書きの同音異義語(このページの「書き50選」)を優先して練習してください。